「スポーツがしたいけど、もし喘息の発作が出たら・・。」
そう思って運動を断念している人はいませんか?
その考えは間違いです!
正しい知識を身に付けて、好きなスポーツを目一杯楽しみましょう!
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運動誘発性喘息とは、読んで字のごとく運動する事で引き起こされる喘息発作の事です。
特に治療しなくても、症状の多くは20~30分後には回復します。
ですが中には治療が必要なケースも少なくないので、甘くみてはいけません。
運動すると発作が起きるのは、気道が刺激されるからです。
運動中は呼吸が多くなり空気を沢山吸い込んでしまう為、気道が冷やされたり乾燥したりしてしまい、その結果として気道の状態が変化して発作が起こると言われています。
「それなら、運動が出来ないじゃないか!」と思う方もいるかもしれませんが、そんな事はありません。
何故なら、レスリングの吉田沙保里選手・フィギアスケートの羽生結弦選手・プロ野球選手の藤川球児選手などは、喘息を持っていながらも激しい運動をこなしプロ生活を送っています。
運動誘発喘息だとしても、専門医と相談して喘息を管理していけばプロにだってなれるという事です。
運動量が多く一定のスピードで長く走るマラソンの様なスポーツの場合でも、それは同様です。
医師への相談と、後に紹介する予防法を、合わせて実践してみてください。
喘息でも運動が出来るのは分かっていただけたと思いますが、いきなり激しい運動をするのに抵抗のある方もいると思います。
その様な方には、気道の乾燥があまり起きない水泳・剣道、時間を掛けて運動量を上げていくウォーキング・サイクリングなど、喘息発作が起きにくいと言われているスポーツがおすすめです。
運動を始める時期としては、湿度や気温が低く発作が起こり易いと言われている冬より、夏の方が良いでしょう。
また、心肺機能の向上が期待出来るインターバルトレーニングも、運動方法としておすすめです。
例えば、50メートルと100メートルを全力で走った後は、心拍数が上がったり呼吸が荒くなったりするのが当然ですよね。
しかし、100メートル走の50メートル地点で、心拍数が上がったり呼吸が荒くなったりするというのを感じる事は無いと思います。
これは、体を早く平常な状態に戻そうとする働きが、運動を中止した時に起こるからだと言われています。
この体の仕組みを利用した運動方法が、インターバルトレーニングなのです。
同じ時間・同じ距離の運動でも、合間に休憩を挟むと心拍数を最大まで何度も上げる事が出来るので、心肺機能が鍛えられると言われています。
その結果として、喘息の改善が期待出来るのです。
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運動誘発性喘息の方は、運動をする時な勿論それ以外でも出来るだけ気を付けていないと、発作を起こしてしまう可能性があります。
ここでは、運動前・運動中・運動後・平常時に、簡単に出来る予防法を紹介していきます。
<運動前>
●ウォーミングアップをする
運動を突然してしまうと、発作が出やすくなると考えられています。
●薬を吸入・内服する
運動する15分前位に、気管支拡張剤や抗アレルギー薬などの薬を吸入・服用すると、発作予防の効果があると言われています。
<運動中>
●休憩(インターバル)を取る
無理や我慢は絶対にしてはいけません。
<運動後>
●クーリングダウンをする
(クーリングダウン:激しい運動をした後で興奮している心と体を、平静な状態に戻す為に行う軽い運動。)
運動を急に止めるのは、体に負担が掛かります。
ゆっくりと時間を掛けて、体操やストレッチなどに取り組んでみてください。
<平常時>
●出来るだけ鼻呼吸を心掛ける
気道への刺激を少しでも減らす為です。
●マスクをする
気道への刺激を減らすのにも、湿度や温度を保つのにも効果的です。
如何でしたか?
この記事が、喘息の方が好きな運動に取り組む切っ掛けになれば幸いです。
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