鼻炎で喉の痛みがある時はただの鼻炎なの?熱がある時は?どうやって治す?

目安時間:約 6分

鼻づまりや鼻水、くしゃみが出て、鼻の調子が悪いと感じた時は、ただの鼻炎なのか、風邪なのか迷うことがあろうかと思います。

調子が悪いときは早めに対処したほうが良いですが、どのように対処するのがいいのでしょうか。

今回は特に鼻炎で喉に痛みがある時に的を絞ってご案内いたします。

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鼻炎で喉の痛みもあるけどこれはただの鼻炎なの?

鼻炎は大きく分けると、アレルギー性のものとウィルス性のものとに分けられます。

アレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダスト等のアレルギー物質によるもので、ウィルス性鼻炎は、ウィルスや細菌への感染による、いわゆる「鼻かぜ」と呼ばれるものです。

鼻づまりや鼻水、くしゃみは、鼻炎と風邪に共通する症状ですが、咳やのどの痛みの症状は異なります。

ただの鼻炎、ここではアレルギー性鼻炎を指しますが、この場合、くしゃみばかりで咳はほとんど出ることがないものの、喉がイガイガすることがあります。

一方、鼻かぜの場合、くしゃみよりも咳が頻繁にでて、喉の痛みや腫れが見られる場合が多くなります。

また、鼻炎と風邪では、症状が続く期間や鼻水の状態なども異なります。

アレルギー性鼻炎の場合は、アレルゲンがある期間症状が出ますが、風邪の場合はウィルス等の原因がなくなれば治ります。

鼻水であれば、鼻炎の場合はさらさらした鼻水ですが、風邪の場合は粘り気が出てきたり、黄色の鼻水が出てきたりします。

このため、鼻炎の症状のほかに喉の痛みがあった場合は、鼻水や咳、喉の炎症等の状況も踏まえる必要はありますが、風邪を疑ったほうが良さそうです。

鼻炎と喉の痛みがあって熱もあるときは?

鼻炎に加えて、喉の痛みがあった場合、風邪の可能性があることは前述のとおりです。

アレルギー性鼻炎の場合、体の免疫が異物に反応して、異物を排除しようとしているだけなので、熱がでることはほとんどありません。

一方、風邪の場合は、体がウィルスや細菌と戦うため、熱がでます。

熱の程度にもよりますが、微熱程度であれば、ただの鼻炎なのか、風邪なのかは判断に迷うところかと思います。

ただ、アレルギー性鼻炎の場合、熱は出ても微熱程度なので、鼻炎と喉の痛み、さらに高熱が出たときは、風邪と考えてよいでしょう。

アレルギーをお持ちの方は、鼻炎なのか風邪なのか、直感的にわかる人もいるのではないでしょうか。

体調に少し余裕がある場合は、1週間ほど様子を見てみてもいいかもしれません。

熱がでて、一週間程度で症状が治まるようであれば、ウィルス等の原因に対して抗体ができたことで治ったと考えられるので、鼻炎ではなく風邪だったと考えられます。

もちろん、花粉症やハウスダストなどによるアレルギー鼻炎と、風邪を併発することもあります。

不安な方は安易に自己判断せずに、耳鼻科等を受診して医師に相談してみることが確実です。

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鼻炎で喉の痛みがあるときの治し方は?

体調が悪いときには、病院で受診して適切な処置をすることが、おそらくは最も即効性があり確実な方法です。

ただ、鼻炎と喉の痛みはあるものの、症状もそれほど深刻でない場合は、病院にいかずに自宅で治そうと考える方もいるかと思います。

症状から、ただの鼻炎と考えられる場合は鼻炎薬、風邪と考えられる場合は風邪薬を飲んで対処すると良いかと思いますが、アレルギー性鼻炎と風邪を併発している場合は、飲み合わせの問題があるので、両方の薬を併用するのではなく、医師や薬剤師に相談しましょう。

病院にいかなくとも、市販薬であれば薬局の薬剤師に相談すれば症状にあった薬を紹介してくれます。

風邪の場合は、体を温かくして安静にし、栄養のあるものを食べると症状は改善します。

喉の痛みがある場合、まず、マスクをして保湿たり、喉や体を暖めるようにして少し様子を見てみましょう。

マスクによってアレルゲンが口から入ることも防止できますし、鼻炎と風邪のどちらの場合でも、初期症状に対する方法としては良いと考えられます。

なかなか症状が改善しない場合は、日常生活に支障が出てはいけないので、早めに病院で受診するようにしましょう。


鼻炎と風邪は、症状が似ているようで違います。

それぞれの違いを覚えておくことで適切な対処を行うことができます。

安易に市販薬に頼ることは推奨できませんが、体を冷やさず栄養のあるものを食べて、健康を損なわない生活を心がけましょう。

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