アレルギー鼻炎を患っている方、各アレルゲンのシーズンになると、鼻炎の症状に悩まされますよね。
くしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状が多いと思いますが、たまに喉の不調―痛み、イガイガする感じ、かゆみなどでお悩みの方もいると思います。
実は、喉の症状もアレルギー鼻炎のひとつに含まれるんですね。
では、今回はアレルギー鼻炎の喉の症状について、ご説明したいと思います。
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まず、何故喉に違和感を感じるのでしょうか。
原因を探ってみましょう。
原因としては3点考えられます。
一つ目に、鼻づまりの症状によって鼻呼吸ができなくなり、口呼吸を頻回に行うためだと考えられています。
鼻呼吸だと、乾燥した空気を吸っても、鼻水や鼻毛、粘膜などが異物の侵入を防ぐことができますが、口呼吸になると、乾燥した空気を吸い込み、それが直接喉に当たるため、炎症を起こしやすい環境を作ってしまうんです!
二つ目に、鼻水が喉まで流れ込んでしまうということが考えられます。
鼻と喉はつながっていて、アレルギー鼻炎で溜まった鼻水が喉まで流れ込み、炎症を起こしている状態なんですね。
喉の痛みの他にも痰の絡み、口臭など不快感が強い場合は、後鼻漏を発症している可能性があるので、耳鼻咽喉科を受診した方が無難と言えるでしょう。
三つ目に、口腔アレルギーが起こっていることが考えられます。
特定の食べ物を食べたあと、口内から喉にかけて痛みやかゆみ、イガイガを感じることがありますが、これは何らかのアレルゲンが侵入したことが原因です。
例えば花粉症なら、食べ物に花粉が付着していた場合でも、喉でアレルギー反応が現れることがあるんですね。
さて、3つの原因についてわかりました。
原因がわかったものの、喉の炎症をどうにか抑えたいですよね。
そこで、飲むと喉の炎症に効果的であると言われているお薬を紹介したいと思います!
大まかには、服用するもの、うがいするものの2パターンがあります♪
喉の痛みだけでなく、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみといった主なアレルギー症状にも効果があると言われている総合的なお薬から、ご自身の症状に合ったものを選択して、特定の症状に特化したお薬も販売されていますよ。
ただ、体質に合うもの、自分にとって効果的であるもの、副作用があるかないかは個人差がありますので、どれを選んだらいいか迷ってしまうときは、薬剤師さんに相談してみましょう。
相談する際は、喉の炎症も症状としてあることをきちんと伝えるとなお良いでしょう。
よく聞く名前としては、抗ヒスタミン剤ですね。
これは第1世代のものは眠気やだるさなどの副作用があると言われていますが、第2世代のものであれば副作用は出にくいとも言われています。
ご自身に合ったお薬が見つかればいいですね。
抗ヒスタミン剤の他に、喉の炎症を抑えるお薬として、おすすめなのはペラックT錠です。
これは、喉の腫れや痛みを和らげてくれる効果があると言われています。
トラネキサム酸、カンゾウ乾燥エキス、3種類のビタミンが配合されていて、先ほど紹介した抗ヒスタミン剤は含まれていないので、副作用も出にくく安心ですし、抗ヒスタミン剤と併用しても構いません。
7歳以下のお子さんは服用できませんが、喉に痛みや違和感があるときならいつでも服用できますよ。
空気の乾燥による喉の炎症も抑制してくれるので、鼻づまりで口呼吸になってしまった方にはうってつけかもしれませんね!
アレルギー鼻炎で、うがい薬は有効なのでしょうか?
うがい薬は、喉の違和感を抑制してくれる効果は・・・実際はないと言えるでしょう。
ただ、うがい薬を使ってうがいをすることで、喉についたアレルゲンや花粉、雑菌を除去することができるんです。
したがって、喉の炎症の原因になっているものを体外へ排出できるので、喉の症状の抑制ではなく、予防的に使用すると良いとされています。
すでに喉の痛みを感じているときは、先ほど紹介したお薬等と併用してうがいをすると、痛みの抑制と予防ができ、早く治るサポートができますね♪
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うがい薬の中で、喉に直接スプレーできるタイプのものもあります。
スプレータイプのうがい薬は、ノズルが付いた容器にうがい薬が入っていて、口を開けて喉にノズルを向けてプッシュするだけで、うがい薬が直接喉に当たって、効果を発揮してくれるんです。
このスプレータイプのうがい薬の目的としては、喉に付着したアレルゲンを殺菌して炎症の原因を排除し、痛みや腫れを緩和してくれることを求められています。
ちなみに、直接吹きかけた薬は、飲んでしまっても問題はありません。
洗面台でうがいをしなくてもよく、移動先でも手軽に消毒ができるメリットがある反面、長期間使用したり大量に吹きかけたりすると副作用の危険がありますので注意が必要です。
スプレータイプのうがい薬にも種類が2つあって、ヨード系とアズレン系に分けられています。
ヨード系は、主に風邪予防に適しているとされていて、殺菌力が強力となっています。
長期間の使用や使い過ぎはやめておきましょう。
強力な殺菌力のため、刺激に弱い方は、薄めて使用することをおすすめいたします。
一方、アズレン系は、ヨード系に比べると殺菌力は弱いですが、刺激が少なく、抗炎症作用もあるため、喉の痛みやかゆみといった炎症を緩和してくれる効果があると言われています。
効き目としては、これらのスプレータイプのうがい薬も先述しましたとおり、ご自身の症状や体質に合ったものを選ぶと、効果が得られると言われています。
喉の弱いかたはアズレン系にするとか、ヨード系にするけど薄めて使用するとか、きちんと判断してご使用ください。
また、手軽に服用できることを逆手にとって常用したり大量摂取したりしないようにしましょう。
使いすぎることで、効き目を感じられなくなったりさらに炎症が悪化してしまったり、時には甲状腺機能低下を招くおそれもあります。
用法・用量を守り、服用してくださいね。
いかがでしたか?
アレルギー鼻炎によって起こる喉の炎症は、口呼吸や鼻づまり、鼻水が原因であることがわかりました。
紹介したお薬の服用やうがい薬の使用もおすすめですが、予防・対策のために、マスク着用なども併せて行うとさらに緩和されると思います。
早く喉の炎症が治まりますようにお祈りしています♪
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