膀胱炎の時に運動しても大丈夫なの?運動不足が更に悪化する原因かも?

目安時間:約 5分

boukou1

抵抗力の低下が引き金になることもあると言われている膀胱炎。

運動をして免疫を高めることが予防には良いと言われています。

でも膀胱炎にかかってしまってから運動するのはいいのでしょうか。

膀胱炎予防のための運動や、かかっている最中に運動するのはアリなのかなどを調べました。

スポンサーリンク

膀胱炎と運動の関係は?

膀胱炎は膀胱の粘膜で大腸菌や球菌が繁殖し、炎症を起こすことによって引き起こされます。

主な症状は排尿痛、残尿感、下腹部痛などですが、悪化すると発熱や腰痛などを伴うこともあります。

膀胱炎は大きく分けると急性膀胱炎と慢性膀胱炎があります。

急性膀胱炎は一過性のもので自然治癒することもありますが、慢性膀胱炎は長い間に繰り返し何度も膀胱炎の症状に見舞われます。

そもそもなぜ膀胱炎にかかってしまうかというと、大きな原因はトイレを我慢してしまい、膀胱内に細菌を長くとどまらせてしまうことと、

尿道口を不衛生な状態にしてしまうことなどの2つが挙げられます。

体が元気な時は、細菌が膀胱を通ってもなんのことないのですが、抵抗力が低下しているときには、菌とたたかうことができず、膀胱炎にかかってしまうのです。

抵抗力が低くなってしまうことの原因はストレスや疲労などいろいろありますが、その中なの一つに運動不足が挙げられます。

いまや15歳以上の日本人のおよそ65%が運動不足で、生活習慣病による死亡者が多いと言われていますが、運動と抵抗力の関係はどうなっているのでしょうか。

運動をすると、まずNK細胞(ナチュラルキラー細胞)というものが活性化し、ウイルスや病気から体を守ってくれます。

さらに運動をすると血流が良くなって体温が上がり、基礎代謝が上がり、臓器や細胞が活性化し、ストレス解消にもつながります。

膀胱炎の予防以外にも、生活に運動を取りいれると、このように体にも心にもいいことがたくさんあるのです。

膀胱炎の時に運動しても大丈夫?

抵抗力の向上というところから見ると、運動は有効と言えますが、実際に膀胱炎にかかったときは別です。

膀胱炎にかかっている最中は、無理な運動は控えて安静にする必要があります。

下腹部の痛みや排尿痛、残尿感を抱えたまま運動するのはしんどいですし、苦痛が伴うのでストレスが溜まってしまい逆効果になってしまいます。

膀胱炎にかかって自由に運動が出来ないことでストレスが溜まってしまうという方にオススメなのは、ゆっくりと入浴をすることです。

体が温められて適度に汗をかいてスッキリしますし、寝つきがよくなるので疲れをとって体に元気を蓄えることができます。

膀胱炎にかかっているときに、他にできることは膀胱に細菌をとどまらせないように普段より多めに水を飲み、繰り返しトイレにいくようにすることです。

そのときは冷たい飲み物や、アルコールやカフェインなどの刺激物を避けて、温かい飲み物をチョイスすると良いでしょう。

病院から抗菌剤をもらっているのならば、症状が軽減したからといって飲むのを辞めずに飲み切るようにします。

スポンサーリンク

膀胱炎の予防におすすめな運動は?

ウォーキングやジョギングなどの軽く汗ばむ程度の運動を週に何度かおこなうだけで、運動不足解消に一歩近づき、抵抗力の向上が期待できると言われています。

筋トレなどの無酸素運動よりかは、有酸素運動のほうが効果的です。

ウォーキングやジョギング以外にも、水泳やサイクリング、エアロビクスなど、興味を持って続けられそうな有酸素運動を選びたいですね。

アスリート並みの激しいトレーニングをするべきというわけではなく、30分~1時間かけて無理のない運動を日常的に行うのがベターです。


予防のためには無理がない程度の軽い有酸素運動を生活に取り入れること、実際に膀胱炎にかかってしまったときは、安静にしてゆっくりと休むことが大切ということが分かりました。

膀胱炎は辛いですが、体からの休みましょうというサインと受け取って、次はかからないように体づくりをしていきたいですね。

スポンサーリンク


コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

CAPTCHA


トラックバックURL: 
当サイト人気記事
季節の病気
科別
症状別
アーカイブ
最近の投稿