フロモックスは膀胱炎で服用期間どれぐらい?効かないって聞くけどどうなの?

目安時間:約 6分

泌尿器科でよく出してもらえる「膀胱炎」のお薬に「フロモックス」があります。

これは、膀胱炎を引き起こす細菌を死滅させる「抗生物質」で、症状に合わせて処方されます。

ところが、この薬が効いていないように感じる場合もあるようです。

今回は、この薬と効果が出ない場合の対処方法を共に検証していきましょう。

ぜひ参考にしてくださいね。

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フロモックスは膀胱炎になったら処方されるものなの?

膀胱炎の時によく処方される代表的な抗生物質には以下のような薬があります。

・セフェム系の抗生物質

大腸に直接働きかけて細菌を撲滅する事が目的です。

フロモックスの他に、メイアクトやパンスポリンなどがあります。

・ニューキロノン系の抗生物質

クラビット・バクシダール・シプロキサンなどが代表的です。

大腸菌に効く強めの薬で、副作用もあると言われています。

・ペニシリン系の抗生物質

サワシリン・ビクシリンなどが代表的な薬です。

上記の二つの抗生物質にアレルギーがある場合など、ややきつめの抗生物質ですが、副作用を緩和する薬と合わせて処方される場合があります。

膀胱炎になってもいろいろな種類の抗生物質が処方され、その人に合ったものを使用する必要がある事が分かります。

特に、「フロモックス」は効果が期待出来て副作用も他と比べて少ないため幅広く使用されています。

「フロモックス」の特徴

①子供から高齢者まで服薬出来て、子供には飲みやすい粒薬として処方される場合もあります。

②大腸菌以外にも咽頭炎や中耳炎など幅広く使用されています。

③ジェネリック薬品

フロモックスの膀胱炎になった時の服用期間はいつまで?

泌尿器科で「フロモックス」を処方された場合に、どのくらい使用する必要があるのでしょうか?

注意しておきたい副作用にはどのようなものがあるのでしょうか?

■急性膀胱炎の場合

3日~7日分処方されるかもしれません。

飲み始めてすぐに効果が見られる場合があり、服用を止めてしまう人も多くいますが、1日で止めてしまうと完治する事が出来ず、後日また症状が悪化する危険性もあります。

症状が落ち着いても必ず処方された分は飲み切るようにしましょう。

■慢性膀胱炎の場合

症状に合わせて必要分を処方するかもしれませんが、服用は長期に及ぶ可能性もあります。

膀胱炎が慢性化している場合に、医師は少し強めの抗生物質を処方する事があります。

また、「フロモックス」は副作用型と比べて少ないと言われてはいますが、ないわけではありません。

特に、注意が必要な副作用としては以下のようなものがあります。

・蕁麻疹
・喘息症状
・低血糖
・酷い下痢症状
・妊娠中
・高齢者で腎臓に疾患があり異常が見られる場合

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フロモックスが膀胱炎に効かないってホント?

フロモックスを処方してもらっても一向に良くならない場合にはどうすれば良いのでしょうか?

前述に挙げられたように、症状によってはこの薬を使わない方が良い場合もあります。

特に、セフェム系の抗生物質にアレルギーがある場合には、医師に相談して別の薬で治療をした方が良い場合もあるでしょう。

フロモックスも他の多くの薬と同じく、メリットとデメリットが存在します。

大腸菌を死滅する薬ですが、同時に腸の中の良い菌「常在菌」を破壊してしまう事があります。

特に、下痢症状などを緩和させようと下痢止めなどを安易に使用してしまうと、抗生物質の本来の効果を減少してしまいかねません。

処方された薬を3日飲み続けて何ら効果が見られない場合には、医師の診断を仰いで別の治療を行う事も出来るでしょう。

以下はその例です。

・ウィルス性の病気(アデノウィルス・ノロウィルス・インフルエンザなど)には効きません。

膀胱炎の症状が細菌性の原因であるのかどうかを調べてもらいましょう。

・下痢止めの薬ではなく、「整腸剤」を同時に服用して常在菌を保持する。

・油っこい食べ物を避けて、消化の良いものを食べるようにする。


いかがでしたか?

膀胱炎はすぐに治ると思われがちですが、腸内環境が細菌によって侵されている危険な状態である事のサインと言えるかもしれません。

出来るだけ早く治療をして、治り難くなる前に完治するようにしましょう。

特に、高齢者は痛みに慣れている事から大きな病気に繋がりやすいとされていますから、家族や介護者は尿や肌の状態などよく観察して報告する事で早期発見を目指したいですね。

お大事にしてください!

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