膀胱炎の応急処置で残尿感があるときや痛みがあるときなど症状別のやり方は?

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膀胱炎(正式には間質性膀胱炎)は、日本に約25万人の患者がいると推定されている中々に身近な病気ですが、詳しく知っている方はあまりいないと思います。

何か気になる事がある人は勿論ですが無い人も今の内に知っておけば、役に立つ時が来るかもしれません。

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膀胱炎の応急処置はどうしたらいい?

膀胱炎とは、トイレに行く回数が増える頻尿・おしっこが我慢出来なくなったり急な尿意に襲われたりする尿意切迫感・膀胱におしっこが溜まった時に痛みや不快感などを感じたりする、慢性の疾患です。

患者の90%が女性というデータがあるので、女性は特に注意が必要です。

最初は大した症状が出ないので、もしかしてと思っても放置しがちになってしまいます。

ですが悪化すると、膀胱炎から腎盂腎炎を発症する可能性もあります。

腎盂腎炎とは、膀胱内の細菌が尿管をさかのぼって腎臓で作られた尿が集まる部分である腎盂に到達し、そこで炎症を起こした状態になり高熱・寒気・倦怠感などを引き起こす病気です。

そうなってしまっては病院での治療が必要ですが、軽度であれば自然治癒が可能だと言われています。

具体的な方法は下記の通りです。

♦水分やカリウムを積極的に摂取する

水分は、膀胱や尿管に入り込んだ細菌を洗い流す為に必要です。

日頃から1.5リットル程度の量を意識して摂取すると、膀胱炎の予防にも繋がります。

あまりトイレに行きたくならない方という方は、利尿作用のあるカリウムが含まれている食品で排尿を促しましょう。

すいか・メロン・バナナ・柑橘類・アボカドなどのフルーツは、カリウムが豊富に含まれているのでおすすめです。

♦体を冷やさない様にする

冷え性の女性は沢山いますが、それが膀胱炎の発症や悪化に繋がっているかもしれません。

原因となる細菌が侵入した時に冷えによって免疫力が落ちていると、その活動を抑える事が出来なくなってしまうからです。

気温が上がっていく春~夏の時期でも、エアコンで冷やしすぎたり冷たいものを摂り過ぎたりするのはNGです。

冷えは1年中気を付ける様にしましょう。

膀胱炎で残尿感があるときの応急処置は?

膀胱炎の症状には、残尿感というものもあります。

残尿感とは、一回分のおしっこが全て出た後にもかかわらず膀胱内にまだ尿が残っていると感じる、という状態の事です。

これも先ほど書いた対処法である程度の治癒は可能ですが、市販薬を使用して治療する事も出来ます。

<治療薬の一例>

・腎仙散/摩耶堂製薬

・ユリナールb/小林製薬

・ツムラ漢方猪苓湯エキス顆粒A/ツムラ

全て第2類医薬品なので、ドラッグストアやインターネット通販で購入出来ます。

しかし、注意してもらいたいのが男性の方や妊娠中の方の服用です。

男性が服用すると尿が出にくくなる可能性がありますし、妊娠中の服用に関する安全性は確立されていません。

男性の方や妊娠中の方は、使用を控えた方が良いでしょう。

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膀胱炎で痛みがあるときの応急処置の方法は?

「痛みが出ていれば直ぐに病院に行く!」という方は勿論それで良いのですが、直ぐに行けない方もいますよね。

そんな方は、簡単に出来る応急処置を試してみてください。

♦体を温める

特に下腹部を温めましょう。

向上した血流が痛みを和らげてくれるそうです。

また、免疫力を高める効果も期待出来ます。

♦運動やストレッチをする

軽い運動で体を解すのも血流が向上するので効果的と言われていますが、激しい痛みがある時はしないでください。

その様な時は、安静にしているのが1番です。

♦水分を積極的に摂取する

冷たい飲みものは体が冷えてしまうので控えて、常温の水や白湯を飲む様にしましょう。

ただし、温かくてもコーヒーやココアなどのカフェインが含まれている飲みものは避けてください。

体に負担が掛かってしまいます。

これらの方法を試しても、効果が出ない・痛みが増してきたなどの場合は直ぐに病院へ行く事をおすすめします。


女性の方は特に、注意するべき病気だという事が分かっていただけたと思います。

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