帯状疱疹が治りかけに出てくるかゆみや痛みは再発したってことなの?

目安時間:約 6分

帯状疱疹とは、水痘・帯状疱疹ウィルスが原因となり起こる病気です。

水疱瘡になったことのある方に発症のリスクがあり、水疱瘡のときのウィルスが神経節に潜伏し続け、体調不良や免疫力低下、疲れやストレスなどが引き金となって発症します。

身体の左右どちらか半身に発疹が見られるのが特徴的ですが、治りかけなのにかゆみや痛みが伴うこともあるようです。

今回は、この帯状疱疹の治りかけの頃について、詳しくご説明してまいりたいと思います。

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帯状疱疹が治りかけなのにかゆみがひどい場合はどうすればいい?

帯状疱疹は身体の左右どちらか半身に発疹ができるのが特徴的ですが、痛みやかゆみを伴うことが多く、発症している最中はとてもお辛いものだと想像します。

しかし、やっと治りかけになってきて、落ち着いてきたにも関わらず、かゆみがひどいと感じる方も意外と多くいらっしゃるかと思います。

帯状疱疹の発症後、比較的すぐに医療機関で適切な治療を受けると、約7日ほどで治癒することが多いですが、治療が遅れたり薬を飲まなかったりして治すとなると、大体3週間~1ヶ月もかかると言われています。

発症してすぐはかゆみや痛みに襲われますが、治りかけになると痛みは治まってきます。

しかしこの治りかけのころにもう一度襲われるのがかゆみです。

半身にできていた発疹がかさぶたとなり、とても激しいかゆみに襲われるのですね。

このように、痛みがかゆみに変化してきたとなると、完治までもうすぐだという目安としてとらえてる方も多いようです。

が、しかし、治りかけの頃に襲われるかゆみが一概に「治りかけの証拠」というわけでもありません。

かゆみだけでは帯状疱疹の症状の重さや予後を判断することは難しいようで、そのかゆみが新たな帯状疱疹の初期症状である可能性もあるんです!

かゆみを緩和させるには、病院で処方された適切な薬を服用するか塗布するかをして対処しましょう。

それに合わせて、かゆみを感じるところをあたためるなどして、かゆみを軽減させましょう。

逆に冷やすと血管収縮を起こし、さらに悪化することが予想されます。

加えて、十分な休養をとってください。

帯状疱疹は疲れやストレスも引き金となって起こることが多いです。

身体をあたためながら、心の休養もとるようにしましょう。

帯状疱疹が治りかけにでてくる痛みは別のもの?

帯状疱疹も落ち着いてきてそろそろ治る・・・という頃にまた痛みが出てきたとき、それはもしかすると後遺症が出始めてきているのかもしれません。

帯状疱疹の後遺症として、帯状疱疹後神経痛という病気があります。

発疹が治まっても痛みが続くときはこれを疑いましょう。

この後遺症の治療は長期的なもので、数ヶ月の方もいれば、数年を要する方もいらっしゃるほど。

治療については、投薬、注射が中心となります。

投薬については、痛みを抑制する薬や抗うつ剤、漢方など、注射については、ブロック注射などを行うことで、痛みと上手く付き合っていく治療法となると言われいます。

治りかけなのに痛みが続く場合は、医療機関を受診してみましょう。

後遺症だとわかったら、今度は痛みの治療へと移行していきます。

主にペインクリニックで療養していくこととなり、ご自身に合った治療法を選択して痛みを和らげていくようになると思います。

投薬、注射の他にも、リハビリやマッサージなどを施行しているところもあるようですので、もし治りかけの痛みや後遺症にお悩みの方は、一度調べてみてくださいね。

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帯状疱疹の治りかけで再発することもあるの?

帯状疱疹が治りかけのところまで来た、あともうちょっと・・・。

なのに痛みやかゆみがまた襲ってきたとき、再発はあり得るのでしょうか。

痛みであれば後遺症の可能性が高いですが、かゆみであれば新たな帯状疱疹の初期症状なのか、今の帯状疱疹が終息まできているのかという判断が難しいところです。

少なからず再発である可能性も考えられ、再発するときは同じ部位に再度発症することが多いようですが、まれに違う部位に再発することも報告されています。

症状は同じく痛みやかゆみが伴う発疹です。

何故再発するのかというと、やはり根本にある「免疫力低下」の問題だと思います。

帯状疱疹を発症してしまったので生活習慣を改善し、徐々に症状も落ち着き治りかけまできたところで、何らかの負荷が身体にかかってしまった場合、帯状疱疹が再発することも考えられます。

疲れやストレスが溜まっていたり栄養・睡眠不足で体力低下していたり、風邪を引いていたり外傷を負っていたり、他の病気に対して免疫抑制剤やホルモン剤、抗がん剤などを用いていたりと要因はさまざまですが、いろんなことが重なって帯状疱疹の再発に至ることが多いようです。

要因が思い当たらなくても、身体には無意識に負荷がかかっていたのかもしれません。

少しでも異変を感じたら、医療機関を受診し、治療を進めていくことが望ましいでしょう。


帯状疱疹の治りかけの頃についてお話をしてまいりました。

帯状疱疹の発症について、キーになるのが「免疫力低下」です。

日頃から免疫力を高める生活を心がけていきましょう。

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