膀胱炎に効く食べ物でトマトや納豆は実際どうなの?なんの成分がいいの?

目安時間:約 5分

膀胱炎は、女性の2人に1人は一生に一度以上かかると言われている程に、女性にとっては身近な病気です。

かかった事の無い方も、もうかかりたくない方も、食事療法の知識を身に付けておいて損はないです。

どんな食材のどんな成分が膀胱炎に効果があるのかをまとめました。

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膀胱炎に効果のある食べ物の成分は?

膀胱炎は、膀胱(排泄する前の尿を溜めておく袋状の内臓器官)の粘膜が細菌によって炎症を起こす病気で、頻尿・残尿感・血尿など、様々な症状が出ます。

予防や治癒の為には、細菌の過剰な増殖と炎症を抑える必要があります。

それに効果的な成分を、おすすめ食材と一緒にご紹介します。

●アントシアニン ●キナ酸

アントシアニンはポリフェノールの1種で、抗酸化作用が強いので細菌の増殖を抑える効果があります。

キナ酸には尿を酸性に保つ※作用がありますし、強い殺菌作用もあります。

※尿はアルカリ性に傾いた時に細菌が増えやすいと言われています。

<おすすめ食材:クランベリー・ブルーベリー>

●プロメライン

強い抗酸化作用と抗炎症作用があります。

<おすすめ食材:パイナップル>

●ビタミンA

粘膜を強化する働きがあります。

<おすすめ食材:海藻類>

●ビタミンC

強い殺菌作用と抗酸化作用があります。

<おすすめ食材:ピーマン>

これらの成分を積極的に摂取する様にしましょう。

ただし含有量が多いからといって、刺激の強い物やカフェインが多く含まれた物は避けましょう。

膀胱炎の時にトマトを食べるとどうなる?

美容の為にトマトを意識的に食べているという女性は多いと思います。

トマトに含まれるリコピンという成分は、強い抗酸化力を持つので老化の原因となる活性酸素を除去してくれます。

その結果として肌の真皮層を傷付ける紫外線から肌が守られ、肌の保水機能が高まります。

また、悪玉コレステロールの酸化防止効果もあるのでダイエットにも効果的と言われています。

女性にとって嬉しい効果が満載のトマトですが、残念ながら膀胱炎の時は避けるべき食材の1つなのです。

トマトの強い酸味は刺激になるので、膀胱炎で膀胱粘膜が弱っている時に食べると悪化させてしまう可能性があります。

また、トマトは生の状態で食する事が多いので、体を冷やし免疫力の低下に繋がってしまいます。

トマトの他にも、避けるべき食材は沢山あります。

♦レモン・オレンジ・酢・サワークリームなどの酸味の強い物

♦からし・わさび・とうがらし・マスタード・キムチなどの刺激物

♦ソーセージ・ハムなど加工食品

加工の際に使われる薬物が、膀胱粘膜を刺激する場合があります。

大好物だという方も、膀胱炎が完治するまではストレスにならない程度で我慢する事をおすすめします。

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膀胱炎に納豆はどうなの?

納豆は発酵食品で、チラミンという成分が多く含まれています。

そのチラミンには交感神経を刺激する作用があり、そうなると体の仕組みでおしっこが出にくくなってしまい細菌を体外に出す事が出来なくなってしまいます。

なので、納豆以外の発酵食品(チーズやみりんなど)も全て避ける方が無難です。

「納豆が駄目なら、発酵させていない豆なら大丈夫!」と思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。

豆類や大豆加工食品には、フェニルアラニンというアミノ酸が含まれています。

それには神経伝達物質を体内に作って神経を高ぶらせる作用があるので、膀胱粘膜を敏感にしてしまいます。

ただでさえ炎症を起こして敏感になっている粘膜を更に敏感にしてしまっては、治る物も治らなくなってしまいかねません。

<主な大豆加工食品>

味噌・醤油・枝豆・もやし・きな粉・豆乳・ゆば・おから・豆腐・油揚げ・厚揚げ

これらの食材も、膀胱炎が完治するまではストレスにならない程度で我慢する事をおすすめします。


膀胱炎に悩まされずに済む様に、症状が出てからではなく普段から食生活を少し意識してみてくださいね。

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