肺炎が人にうつるって本当?マスクをしたら効果はある?予防方法は?

目安時間:約 6分

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意外にも日本人の死因の第三位にもランクインしている肺炎。

死亡する95%が65歳以上の高齢者と言われていますが、場合によっては死に至ることもあると考えると軽く見る事はできませんね。

若くしてかかったとしても、重症度によっては入院ということもあり得る肺炎。

主な症状や人にうつるのかどうか、予防法などを調べました。

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肺炎は人にうつるの?

肺炎というのは、細菌が侵入してしまって炎症を起こしている状態のことをいいます。

主な症状は咳、胸の違和感、呼吸が苦しい、脈が速い、発熱、倦怠感、食欲不振などがあります。

よく「風邪をこじらせて肺炎になった」という話を耳にしますね。

風邪は上気道(鼻やのど)が炎症をおこして、それによって咳や鼻水などの風邪の諸症状を引き起こしている状態です。

喫煙や大気汚染やガスなどの刺激物を吸い込んだ場合や、アレルギーによって肺炎が引き起こされることもあります。

風邪による炎症が気管支に広がれば気管支炎、更に肺にまで広がって肺炎にというのが、風邪からの肺炎にかかってしまう多くのパターンです。

高齢者が特にかかりやすいと言われている肺炎ですが、年齢が上がるほど咳や発熱といった分かりやすい症状が現れずに、

倦怠感や食欲不振だけがある場合もあって、発見が遅れることがあるという厄介な病気でもあります。

気になるのは人にうつることはあるのかどうかですね。

上で挙げたような肺炎に関しては、肺炎としてうつることはほとんどありません。

というのも、風邪はウイルスが上気道に取り付いて炎症を起こしている状態です。

肺炎の場合はそのウイルスが肺に取り付いている状態なので、人にうつるとしても必ず肺にうつるというわけではないのです。

しかし、肺炎も種類によってはそうではないものがあります。

うつる可能性が高い肺炎には、マイコプラズマ肺炎やインフルエンザ肺炎、肺炎球菌などがあります。

それらのウイルスは咳などによって空気中に飛び、それを人が吸い込むことによって感染することがあります。

肺炎球菌の場合は、常にウイルスが体の中にあるのですが、加齢による体力の低下や、風邪を引いたとき、持病が悪化したときなどの、免疫力が極端に低下したとき

ウイルスが活性化してしまい発症すると言われています。

肺炎になったらマスクすれば大丈夫?

インフルエンザや花粉の季節になるとドラッグストアでいろいろなマスクが売っているのを見かけますね。

これは肺炎に限らずあらゆる病気に言えることかもしれませんが、マスクで100%予防するのは難しいようです。

もちろん、近くにうつる種類の肺炎の人がいたらマスクを付けた方がよいでしょう。

逆に自分がうつる肺炎にかかったときに、周囲に感染者を増やさないためにも、エチケットとして付けるのもすごく大切なことです。

予防のための心掛けはかかった人も、身の周りにいる人も大切なのは重々分かっていますが、マスク以外にはどんな予防が有効なのでしょうか。

次で見ていきましょう。

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肺炎の予防方法はどんなことをすればいい?

肺炎の予防は風邪の予防と似ています。

具体的にはどんなことかというとマスクをする、うがい手洗いをする、規則正しい生活をする、軽い運動を心掛けるなどがあります。

肺炎は65歳以上の高齢者がかかりやすいと言われますが、誤嚥(食べ物やツバが気管に入ること)によって、

口の中の菌が肺に運ばれてしまうことも肺炎の原因になりうるとも言われています。

ですから、誤嚥してしまったときのために歯磨きをこまめにするなどして、口の中をきれいにしておくのも予防になります。

忙しい毎日を送っていると食生活に気を配るのが難しくなりますが、免疫力を高めるように食事にも気を配りたいものです。

また、肺炎球菌ワクチンを接種するというのも予防法の一つです。

ワクチンによって8割ほど肺炎を予防できるほか、とくに心配な高齢者の場合でも1度接種すれば5年ほど肺炎を防ぐことができるといわれています。


私の祖父は私が中学生のときに持病が悪化して肺炎にかかり、病院での処置が遅れてしまったとで74歳で他界してしまいました。

かかりつけの小さな病院で病気を発見できず数日経って容体が悪化し、世間体を気にして救急車を使わずに民間の寝台車を使って大きな病院に行ったため、

救急外来で受け付けられず寒い病院で長時間待たされて、そのうちに症状が悪化して死に至ってしまったのです。

親族は医療機関の対応について悪態をついていましたが、私はきちんと救急車を呼んで救急外来で処置を受けていればこうはならなかったのではないかと思っています。

これは肺炎にかかって最悪の事態に陥った話なので真に受けなくてもいいのですが、何事も体の不具合を軽くみると良いことはありません。

おかしいなと思ったら大きな病院へ、急を要するならば救急車を呼ぶことが大切です。

予防を心掛けて、肺炎を防ぎましょう!

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