子供が発熱したときお風呂に入って髪を洗ってもいい?38度ぐらいの場合はどうなの?

目安時間:約 6分

子供の頃から、熱が出たらお風呂に入れないと言われてきたのは今では変わってきています。

実は、症状によってはお風呂に入った方が良い場合もある事が分かってきました。

今回は、子供が病気で発熱した時の入浴の良し悪しを考えていきます。

タイミングや正しい入浴の方法をあげていきますので、ぜひ参考にしてください。

さっそく見ていきましょう。

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子供が発熱したときにお風呂はどうしたらいい?

発熱の原因は、体が病気の原因となる菌と闘っている証拠です。

ですから、熱を下げようとする事はかえって回復には役立たない事があります。

赤ちゃんや小さい子供の場合、発熱しても直ぐに熱が下がたり、熱があっても元気にして走り回っていたりと、普段通りで基準が分からなくなる事があります。

そのような時には、気持ちよく休めるように工夫してあげる事が最も大切です。

では、子供の発熱や症状を観察して入浴出来るかどうかを決めていきましょう。

①37℃以下で元気がない。

熱はなくても元気ない場合には、熱が出る前なのかもしれませんから、

先ずは様子を見る事が出来ます。

入浴は症状に合わせて無理そうなら控えておきましょう。

②37℃台で、比較的、元気にしている。

高熱が出る前かもしれませんから様子を見て、入浴出来そうならサッと入りましょう。

入浴の後に十分に水分を補給してあげます。

③38℃台で、比較的元気。

熱が出ていても元気があればサッと入浴する事が出来るでしょう。

脱衣室を温めて、湯冷めしないようにしましょう。

入浴後はベッドで休んで、水分をシッカリと摂らせます。

④38.5℃以上

高熱の領域ですから、元気があっても入浴は控えた方が良いでしょう。

清拭や着替えだけでも気持ち良く過ごせる事でしょう。

⑤39℃以上

入浴は控えた方が良いでしょう。

子供が熱がある時に髪を洗ってもいい?

では、発熱している子供の洗髪から洗身など、入浴をする際に気を付けたい幾つかの点を考えていきましょう。

■髪を洗っても良いかどうか

洗髪は出来ますが、洗った髪を塗れたままにしないようにだけ気を付ける必要があります。

タオルを使いながら、ドライヤーでキレイに乾かしてあげましょう。

赤ちゃんであれば、蒸しタオルで拭いてあげるだけでも気持ち良く洗髪出来ます。

■お湯の温度は?

ぬるめの湯か、熱くても40℃以上を超えないようにしましょう。

特に発熱している時には、熱いお風呂で余分な体力を奪われてしまいますから気を付けましょう。

■入浴後の衣服は?

発熱している際には、子供では1枚薄めに着せた方が良い場合があります。

肌触りが良く、通気性の良い綿などの素材が良いでしょう。

■時間帯は?

季節に寄りますが、あまり寒い時間に入浴させると気温の変化に敏感に反応する事があるかもしれません。

お天気の良い日を選んであげます。

また、入浴は昼間か脱衣室を温めてからにしましょう。

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38度の熱があるとき風呂に入れるか入れないか子供の場合はどこで判断する?

最後に、38℃以上ある場合でも元気な子供の場合、発熱以外にも見てから入浴を判断しておきたい、いくつかの他の点をあげていきます。

■感染する疑いがある病気かどうか?

「水ぼうそう」や「とびひ」など皮膚疾患を伴う感染症にかかっている子供の場合では、入浴が他の家族への感染を広げる可能性があるかもしれません。

その場合では、最後のお風呂にするか、症状が落ち着くまではシャワー浴にしましょう。

■解熱剤を服薬して6時間以内かどうか?

解熱薬を使用した場合、6時間は入浴を控える方が良いと言われています。

熱が下がっても、それは解熱剤の効果が出ているからなので、無理に入浴させないように気を付けてあげましょう。

■下痢や嘔吐など他の症状があるか

下痢や嘔吐など発熱以外にひどい症状が出ていれば、入浴は控えた方が良いでしょう。

入浴は想像以上に子供の体力を奪います。出来るだけ短い時間で入浴を終えて、入浴後はユックリとさせてあげましょう。


発熱の時には、元気度と他の症状を観察して入浴させるかどうかを決めます。

髪を洗ってあげた後は、タオルとドライヤーでシッカリと乾かしてあげましょう。

3日以上発熱が治まらない場合や症状が重くなっている場合は、医師に相談しましょう。

子供の発熱は一時的な場合が多く見られますから、発熱時は出来るだけユックリと休ませて回復を目指しましょう。

お大事にしてくださいね。

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