流行り目が完治するまでの潜伏期間や仕事や学校の出席停止は?

目安時間:約 6分

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今回は、流行り目の潜伏期間と発症した際の仕事や学校への出席、出勤はどのようにしたらいいのか?をメインにご説明をさせて頂きたいと思います。

流行り目とは、流行性角結膜炎とも言い、非常に感染力が強く一度、誰かが発症すれば流行りやすくなるとされることから、その名がついたとされます。

この病気はアデノウイルスという菌の感染により発症するもので

主にプールの中に多く含まれているので、夏場、消毒が不十分なプールにしかも集団で入ることにより、感染の確率が高くなります。

発症は1歳~5歳の小児がメインですが、小学生など、まだ免疫力の弱い子供、そして二次感染と言い、子供から感染して大人も感染するケースがある病気になります。

流行り目自体は、目やにや目痛など目の症状だけなのですが、合併して高熱や咽頭炎が起きることがある病気なので、感染者が出たら、予防を徹底するように心がけて下さい。

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流行り目の潜伏期間は?

流行り目は感染した場合、【8日~14日】が潜伏期間とされており、潜伏期間が過ぎると、まず、湿った目やにと酷い充血と目の傷みが症状に出始めます。

また、重度のはやり目の場合は、耳の下のリンパ節が腫れあがったりもすることもあります。

両目同時に発症するケースはほぼ無く、通常は片目から発症し、発症してから2日~3日すると、もう片方の目にも同じ症状が現れます。

完治するまでには【2週間~4週間】の間とされますが、角膜にまで炎症が及んだ場合は完治までに更に数か月かかることもあります。

もしも、感染した場合は、目を強くこすったりすると、更に悪化したり、その手で他人に感染してしまう恐れもある為

ティッシュペーパーや、タオルで中央から目頭に、中央から目じりに、と優しく丁寧に目やにを拭き取るようにして下さい。

使用したタオルも勿論、他人が使用したり、触れたりするだけでも、感染原因になってしまうので、殺菌作用の強い洗剤で、速やかに洗うようにして下さい。

また、このはやり目は、病名特定の為に、感染に気付いたら、速やかに医療機関に受診することをお勧めしますが処方箋でも現在、特効薬はありません。

治療は、病気の重症化や炎症を抑える抗菌作用のある点眼剤を定期的に使用し、安静に生活することで次第に治っていく病気になります。

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はやり目の時の仕事はどうすればいい?

保育園や、学校では、法律により完治するまでの出席停止は可能ですが、会社(職場)では、そのような法律がありません。

つまり、医師が出勤停止と判断したとしても、会社の方が出勤をするようにと決めた場合は、出勤しなければならないということなんですね。

しかし、「出勤許可」制度のある会社なら、医師に「診断書」を記入してもらい会社に提出すれば休める場合もあります。

これは、会社によってまちまちなのでここではこれ以上なんとも言えません。

症状が重く、辛い場合は、有給が取れるならそれを利用するのも一つの手です。

もし、出勤が余儀なくされた場合は、なるべく無理をせず、且つ、周りに感染することが無いように、点眼剤での治療は勿論、眼帯や専用メガネの着用をするよう心掛けて下さい。

完治するまでは約3週間程を見ておく必要があります。

流行性結膜炎の出席停止はどれぐらい?

前の見出しの最初に記載しましたが、保育園や学校に通っている子供が発症した場合は、

他の児童に感染させないという目的で定められた【学校保健安全法】という法律により、医師の【治療証明がない限り】は出席停止となります。

この法律はインフルエンザなども同様の法律で出席停止となります。

つまり、それだけ感染利欲が強く、感染、発症するとそれだけ厄介な病気ということです。

医療機関ではやり目と診断された場合は、以下の方法で出席停止の手続きをして下さい。

(保育園、幼稚園、学校個々に若干異なる可能性もありますので、あくまで参考程度にして下さい。)

○手続き方法○

1、はやり目と診断され、登校不可と医師からの指示があった場合、速やかに通っている幼稚園、保育園、学校等に連絡をします。

2、連絡する際は、必ず、病名と医師からの登校不可の指示があったことを伝えます。

3、幼稚園、保育園、学校等から【傷病証明書(傷病証明書)」を受け取り、担当した医師に記入してもらいます。

4、傷病証明書は、登校許可が出た初日に提出する、もしくは、それまでに提出する場合もある為、幼稚園、保育園、学校等の担任に必ず確認を取ります。


いかがでしたでしょうか。

今回は、これからの時期から流行されるとされる、はやり目(流行性結膜炎)の潜伏期間、症状の出方や治療法は勿論、

発症した際に、会社や学校に対し、どういう対応をすればいいかという所まで、掘り下げて詳しくご説明させて頂きました。

本当にこれからの時期は流行り、大人も発症した子供の看病で発症する可能性はかなり高い非常に感染力の強い病気です。

この記事を参考に、症状が出て、感染に気付いたら、速やかに医療機関を受診し、治療をして頂けたらと思います。

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