夏に流行する夏風邪で代表的なヘルパンギーナ。
高熱を発したあと口内に水泡性の発疹ができるのが特徴的な感染症ですが、この口内の発疹によって、食事や水分補給もままならないことが多いようで、薬も飲んでくれないとお悩みの親御さんも多いことだと存じます。
そこで今回は、ヘルパンギーナの薬を飲むことができないときについて、詳しくお話してまいりましょう。
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ヘルパンギーナの症状の特徴として、38度を超える高熱が出たあとに口内、特にのどの周りに水泡性の発疹ができるということが挙げられますが、この水泡性の発疹が破れることによって痛みが走り、食事が摂りづらくなったり水分でさえも飲めなくなったりすることがあるのですね。
6歳以下のお子さんがよく感染する病気なので、まだ母乳やミルクを飲んでいる乳幼児であれば、それすら飲んでくれなくて困るお母さんもいらっしゃるかと思います。
唾を飲み込むだけでも痛がるので、不機嫌なお子さんが多いのも事実です。
ヘルパンギーナに対して「これで完治する!」といった薬は、実はありません。
自然治癒するまで我慢したり解熱剤や痛み止めなどで対処するほかありません。
しかしながら、薬を服用しようとしても、のどの痛みのため水分を摂るのを嫌がり、薬も飲めないというお子さんもいると思います。
さて、こんなときはどのように対処すればいいのでしょうか。
まず、のどに刺激を与える酸味のあるもの、塩辛いもの、熱いものは避けましょう。
次に、のどごしが良く飲みやすいもので薬を服用させましょう。
例えば、酸味の少なめなポカリやOS-1、麦茶、牛乳、冷静ポタージュと一緒に服用させてみてください。
お子さんそれぞれ飲みやすいものが違うと思うので、好きなものも考えて色々試してみてください。
アイスクリームもヘルパンギーナの際は食べやすいと思うので、薬と一緒に食べてみるのもいいかもしれませんね。
また、のどごしのいいゼリータイプの経口補水液もあります。
これを使って服用するのもいいかもしれませんので、是非お試しください。
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ヘルパンギーナに対して、特効薬や予防接種はないのが現状です。
ここで言う薬とは、高熱に対する解熱鎮痛剤や口内炎の疼痛に対する痛み止めのこととなります。
まずは突発的な高熱に対して解熱剤が処方されます。
そして、のどの発疹や口内炎、咽頭炎に対しては、のどの炎症を緩和させるための薬が処方されます。
のどの炎症のせいで栄養補給がままならない場合は、点滴加療を行うことがあります。
ヘルパンギーナ発症中は、高熱に加えて何も食べられなくなるほどのどの周りに水泡ができるので、お子さんはとても苦しい状態になります。
特効薬がないからといって、病院にも行かず我慢させて自然治癒を待つだけでは、さらに重篤な症状を引き起こしかねません。
できるだけ早く回復するためにも、病院へ行き、適切な薬を処方してもらって症状緩和に努めることを優先させましょう。
お話を進めてわかったように、ヘルパンギーナには特効薬がありません。
併せて、ワクチンもないのが現状なので、心配される親御さんは多くいらっしゃるでしょう。
感染しないためにも予防をしっかりして、万が一かかった際には病院を受診しましょう。
のどを痛がって水も食べ物も摂取しないときは、なるべくのどへの負担のないものを摂取させ、エネルギーを蓄えて、できるだけ早く治るようにサポートしてあげてくださいね。
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