ご家庭でお子さんがヘルパンギーナにかかってしまったとき、よく困難になるのが食事。
ヘルパンギーナは夏に流行する病気で、6歳以下のお子さんがよく疾患する病気ですが、高熱のあとに口内に水泡が出るのが特徴です。
この口内の水泡が痛みを伴うため、ご飯が食べれないことがよくあります。
舌にも水泡ができてしまうお子さんもいるようです。
このとき、食事が摂れなくて大変だと感じる親御さんも多いと思います。
そこで今回はヘルパンギーナにかかったときの食事についてお話しましょう。
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ヘルパンギーナの原因ウイルスは、エンテロウイルス族のコクサッキーA型であり、これに感染すると、何も症状が現れない潜伏期間が2~4日を経て、突然高熱を出します。
そのあと、口内、特にのどの周りに水泡性の湿疹が数個から多いお子さんで数十個出現します。
この水泡が破れてしまって、口内や舌などに口内炎ができてしまうことが多く、のどや口内に痛みを伴うため、ご飯も食べづらい状況になってしまうのですね。
唾でさえも飲み込むのが嫌だと訴えるお子さんもいるほどです。
個人差はありますが、
と言われています。
しかしこの間、辛い症状に耐えるのはしんどいですよね。
一番辛いのはお子さんですが、食事も食べれない状態を見続ける親御さんもお辛いと思います。
この口内炎を緩和させる方法はないのでしょうか?
緩和方法としては、病院で処方される痛み止めを服用しましょう。
ヘルパンギーナに対して、これを飲めば治る!と言った薬は今のところありません。
残念ながら対症療法となるため、お子さんの自然治癒力を信じるしかありません。
したがって、辛い高熱や口内炎の症状を抑制させるための工夫が必要となります。。
口内炎はロキソニンなどの痛み止めで、高熱は解熱鎮痛剤などで対応して緩和させましょう。
また、ビタミンB2を積極的に摂ることもおすすめします。
ビタミンB2は、皮膚や粘膜の成長を促進してくれる働きがあるので、口内で炎症を起こしている粘膜を正常に戻す効果が期待されています。
食材としては、牛乳、うなぎ、さば、ししゃも、カレイ、たまご、牛・豚・鶏レバー、納豆、チーズなどがありますよ。
のどの痛みのため食べづらいかもしれませんが、食べれるよう細かくきざんだりとろみ食にしたり、工夫をしてあげてくださいね。
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口内炎のため、水分でさえも摂取できないお子さんもいます。
ヘルパンギーナが流行る時期は夏頃のため、すぐに脱水状態に陥ってしまう場合も。
何も飲めない、何も食べれない状態が続くのは危険ですよね。
このとき、のどの痛みがありますが、少しずつでも口にできるもの、飲みやすいもの、食べやすいものを与えてあげましょう。
主には、酸味の少ないもの、塩辛くないもの、熱くないものなど刺激物ではないものや、つるっとしたのどごしのいいものがおすすめですよ。
具体的には、ポカリやOS-1という清涼飲料水。
これらは清涼飲料水の中でも酸味が少ないので飲みやすいと思います。
また、麦茶や牛乳、冷静のポタージュ、豆腐、そうめん、プリン、柑橘系以外のゼリー、アイスクリームも食べやすいと思うので試してみてください。
そうめんつゆはかなり薄めてあげた方がいいでしょう。
今ご紹介した飲み物や食べ物はほんの一例です。
お子さんによって好き嫌いもありますし、食べやすさなども違ってくるので、お子さんに合う食べ物を見つけてあげてください。
もし、どうしても何も口に入れたくないというときは、病院で点滴を受けましょう。
いかがでしたか?
なるべく一度に多くの飲み物や食べ物を口に入れないようにしましょう。
嘔吐してしまう可能性があります。
時間はかかってもスプーン一杯ずつなど、少しずつ根気強く食事に付き合ってあげてくださいね。
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