ヘルパンギーナの感染の原因は手足口病と同じウィルスなの?

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ヘルパンギーナ・・・?

少し聞きなれない病名です。

実はこの病気は、小さい子供が発症するケースが多くて、「手足口病」という病気と同じウイルスから感染する病気です。

このヘルパンギーナと手足口病は、症状の違いを見極めるのが難しいと言われています。

今回は、そのヘルパンギーナに感染する原因ヘルパンギーナの症状の1つである、口内炎が出た場合の対策法、

似ていると言われている手足口病の症状の違いの3つに分けてご説明したいと思います。

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ヘルパンギーナに感染する原因

ヘルパンギーナの感染する原因は、手足口病と同じで

「飛沫感染」「接触感染」「糞口感染」

の3つがあります。

では、具体的に各感染の詳細をご説明します。

「飛沫感染」

 くしゃみや咳をすることにより、ウイルスが飛散して、飛散したものが他の人の粘膜に付着することにより、感染します。

 この感染経路は、風邪やインフルエンザと同じなので、予防策として、マスクの装着をするようにします。

「接触感染」

 その名の通り、皮膚や粘膜などの物理的な接触によって感染します。

 ただ、感染した人に触れないことは勿論ですが、感染者が触れたものに触れて自分の皮膚や粘膜に触れてしまえば、

 それも感染原因になってしまうので、防ぎきることはなかなか難しいかもしれません。

「糞口感染」

 感染者の排泄物に含まれているウイルスが、他の人の口に入ることで感染します。

 感染予防として、トイレ後の、十分な手洗いとオムツ替え後の手洗いを徹底してください。

ヘルパンギーナには、ワクチンや特効薬は現在、取り扱いがないので出来る限りの予防を徹底してください。

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口内炎の原因はヘルパンギーナのウィルスが関係している

●ヘルパンギーナと口内炎の関係性

ヘルパンギーナは38℃から40℃前後の高熱症状の他に喉ちんこに小さな水ぶくれが出来ることがあります。

この水ぶくれが破れることにより、口内炎が出来るという場合が多く多数出来ると、激しい喉の痛みが起き、唾を飲み込むことでさえ、辛くなります。

●口内炎が出来た場合の緩和方法

口内炎の緩和の仕方をいくつかご紹介します。

・1日8時間睡眠を3日間

 口内炎が出やすくなる原因は、体の抵抗力が低下した時です。

 つまり、睡眠不足や疲労といったことが原因の場合が多いので、多く睡眠を取ることで抵抗力の回復をします。

・1日4回、口内炎の薬をつける

 薬局など、市販薬で口内炎の薬は多く販売されています。(ケナログなど)

 これを、朝・昼・晩の食事の後と寝る前で1日4回、歯茎に塗ってください。

 これだけでもかなり痛みは緩和されます。

・1日3回、食後のビタミンB2の補給

 口内炎はビタミンB2やビタミンCの不足により起こりやすくなります。

 ビタミンB2は魚などに多く含まれていますが、口内炎によって、食事が思うように喉を通らないという場合には、

 ビタミンB2やビタミンCが含まれたサプリメントを飲むのも1つですね。

・1日3回、丁寧な歯磨きをする

 口内には多くの細菌が存在しており、特に歯茎に出来た傷にこの細菌が付着・感染 することによって、口内炎が発症します。

 しっかりと毎日歯磨きを心がけることによって、歯茎の口内炎は治すことが出来ます。

・食事の際、刺激物は避ける

 口内炎の痛みを減らすには、辛いもののような刺激が強い食べ物を避けることが重要です。

 1日3回のバランスの取れた食事を心がけ もし、痛みで食事を摂ることが難しい場合は 健康食品用のゼリー(高カロリー)を摂るようにして下さい。

ヘルパンギーナと手足口病は同じ原因ウイルス?

ヘルパンギーナと手足口病の感染原因とされるウイルスは同じで発熱や口内に出来る水疱といった、発症した際に出る症状も似ていることがある為、

どちらの病気なのかわからない場合がありますが発症した際に現れる症状に大きな違いもあります。

●発熱

 ・手足口病→37℃~38℃で発熱しない場合もある

 ・ヘルパンギーナ→39℃~40℃の高熱となる

●発疹

 ・手足口病→口内に水疱が出来る
       手、足、また全身に広がる

 ・ヘルパンギーナ→口の中に水疱が出来る

●潜伏期間

 ・手足口病→5日~7日
 ・ヘルパンギーナ→2日~4日

見た目は、手足口病の方が派手で、潜伏期間も長いですが39℃~40℃という高熱が出るヘルパンギーナの方が辛いとされています。

また、手足口病も口内に水疱は出来ますが、軽度です。

ヘルパンギーナは口内から喉の奥にかけて痛みを伴う水疱や腫瘍が生じ稀に髄膜炎や心筋炎を起こすケースもあります。


いかがでしたでしょうか。
これから来る夏に多く発症すると言われているヘルパンギーナ。

多くは、小児に感染すると言われており、発症した場合は、発症した本人であるお子さん、そのお母さんも完治するまでは大変だと思います。

このご説明をお読みいただき、予防と、感染・発症した際に少しでもご参考頂けると幸いです。

この記事も合わせて読みたい

ヘルパンギーナは大人にも移る?症状によっては仕事に行ける?

ヘルパンギーナの症状で風邪や溶連菌との見分け方は?

上記の記事はヘルパンギーナの症状・仕事には行けるのか・他の病気との違いについて
をまとめたものになります。参考になると思いますのでこの記事と一緒に読んでみて下さい。

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