ヘルパンギーナと溶連菌の見分け方は?どこがポイントなの?

目安時間:約 4分

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皆さんは、ヘルパンギーナと溶連菌という病気をご存知でしょうか?

とても似た症状であるこれらの病気ですが、症状が似ているからと言って、対処法が同じであるということではありませんので、注意が必要です。

今回はヘルパンギーナと溶連菌の違いについてお話してまいりましょう。

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ヘルパンギーナと溶連菌の見分け方のポイントは?

まず、根本的に違う点として、ヘルパンギーナはウィルス性、溶連菌は感染症であるという点が違いますね。

両方ともに夏の時期お子さんの間で流行します。

ヘルパンギーナの症状は、主に発熱と喉の痛みです。

特徴的なのは、40度ほどの高熱が出ること、喉の奥や上あごに水泡発疹ができることです。

さらに、関節痛も伴うことが多く、喉の水泡発疹のせいで食事摂取も困難となり、脱水症状などにも警戒が必要となります。

溶連菌の症状も、ヘルパンギーナと同じく、主に発熱と喉の痛みです。

しかし、水泡性の発疹が出るヘルパンギーナとは違って、溶連菌では体や手足、舌に赤い発疹が現れます。

また、発熱は38~39度とヘルパンギーナに比べれば低く、熱が治まったら舌が白くブツブツになり、いちご状の舌となることが特徴的です。

まれに嘔吐や中耳炎になるお子さんもいます。

治療方法としては、ヘルパンギーナはワクチンがないので、どうしても対症療法となり、自然治癒力に頼るしかないということになります。

それに反して溶連菌は抗生物質があり、薬を飲めば2、3日で熱も下がるでしょう。

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ただし、溶連菌は感染症です。

他人に移してしまう場合もあるので、たとえ症状が落ち着いたとしても、10日くらいは抗生物質を服用するようにしてください。

見分け方のポイントとしては、発疹のようすです。

ヘルパンギーナは喉の奥や上あごに水泡性の発疹が、溶連菌は体、手足、舌に赤い発疹ができるということ。

治療方法もまったく違いますので、注意して観察し、ヘルパンギーナか溶連菌かをきちんと見極めて、治療をしていきましょう。

そうとは言っても、見分けるのが難しいこともありますよね。

難しいとは雖も、きちんと病院へ行って医師の診察を受け判断してもらい、適切な治療を受けましょうね。


いかがでしたでしょうか?

予防としては、マスクの着用、手洗いうがいをきっちりと行うようにしてください。

また、お子さんの間で流行すると言いましたが、お子さんだけにかかる病気ではありません。

もちろん大人にも感染しますし、重篤な症状に陥りやすく治癒も遅いとも言われています。

お子さんだけでなく、お父さんお母さんも気をつけて予防し、かかってしまったときは医療機関を受診するようにしましょう。

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