皆さんは、ヘルパンギーナと溶連菌という病気をご存知でしょうか?
とても似た症状であるこれらの病気ですが、症状が似ているからと言って、対処法が同じであるということではありませんので、注意が必要です。
今回はヘルパンギーナと溶連菌の違いについてお話してまいりましょう。
スポンサーリンク
まず、根本的に違う点として、ヘルパンギーナはウィルス性、溶連菌は感染症であるという点が違いますね。
両方ともに夏の時期お子さんの間で流行します。
ヘルパンギーナの症状は、主に発熱と喉の痛みです。
特徴的なのは、40度ほどの高熱が出ること、喉の奥や上あごに水泡発疹ができることです。
さらに、関節痛も伴うことが多く、喉の水泡発疹のせいで食事摂取も困難となり、脱水症状などにも警戒が必要となります。
溶連菌の症状も、ヘルパンギーナと同じく、主に発熱と喉の痛みです。
しかし、水泡性の発疹が出るヘルパンギーナとは違って、溶連菌では体や手足、舌に赤い発疹が現れます。
また、発熱は38~39度とヘルパンギーナに比べれば低く、熱が治まったら舌が白くブツブツになり、いちご状の舌となることが特徴的です。
まれに嘔吐や中耳炎になるお子さんもいます。
治療方法としては、ヘルパンギーナはワクチンがないので、どうしても対症療法となり、自然治癒力に頼るしかないということになります。
それに反して溶連菌は抗生物質があり、薬を飲めば2、3日で熱も下がるでしょう。
スポンサーリンク
ただし、溶連菌は感染症です。
他人に移してしまう場合もあるので、たとえ症状が落ち着いたとしても、10日くらいは抗生物質を服用するようにしてください。
見分け方のポイントとしては、発疹のようすです。
ヘルパンギーナは喉の奥や上あごに水泡性の発疹が、溶連菌は体、手足、舌に赤い発疹ができるということ。
治療方法もまったく違いますので、注意して観察し、ヘルパンギーナか溶連菌かをきちんと見極めて、治療をしていきましょう。
そうとは言っても、見分けるのが難しいこともありますよね。
難しいとは雖も、きちんと病院へ行って医師の診察を受け判断してもらい、適切な治療を受けましょうね。
いかがでしたでしょうか?
予防としては、マスクの着用、手洗いうがいをきっちりと行うようにしてください。
また、お子さんの間で流行すると言いましたが、お子さんだけにかかる病気ではありません。
もちろん大人にも感染しますし、重篤な症状に陥りやすく治癒も遅いとも言われています。
お子さんだけでなく、お父さんお母さんも気をつけて予防し、かかってしまったときは医療機関を受診するようにしましょう。
スポンサーリンク
インフルエンザでふくらはぎが痛かったり筋肉痛みたいになることもあるの?だるくなるのはどうして?
インフルで学級閉鎖になったら習い事は行ってもいいの?兄弟がなった場合は?
インフルになった時の保育園の送り迎えや兄弟はどうしたらいい?母親がなったらどうするの?
インフルになったらふろはいつから入れる?シャワーだけの方がいいの?悪化することもある?
インフルになったら運動はいつからできるの?治りかけならやってもいいの?
コメントフォーム