出席停止の高校の基準は?インフルエンザや感染性胃腸炎はどうなるの?

目安時間:約 6分

高校になっても感染する確率が高い病気の場合には出停をしなければならない場合があります。

特に、インフルエンザや溶連菌などの有名なものはもちろん、胃腸炎でも場合によっては休まなければならない場合があります。

今回は、高校生の出停にあたる病気と、復帰の目安を検証していきます。

頑張る高校生に役立てば嬉しく思います。

では、さっそく見ていきましょう。

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出席停止の高校の基準は中学までと一緒?

出停の場合は、欠席と同じ扱いになるため学校によって特例がなければ、単位やテストを受けられない可能性があります。

出来るだけ早めに治して学校に復帰出来るようにしましょう。

出席停止になる感染力の強い病気について見ていきましょう。

■インフルエンザ

風邪と違って、高熱が3日以上続く場合ではインフルエンザを疑いましょう。

次の項でも扱いますが、インフルエンザは感染力が非常に高いため、完全に治るまでは家で療養しなければなりません。

■百日咳や気管支炎

肺炎に繋がりかねない咳の病気は、用心する必要があります。

医師に相談して、完全に良くなるまでは学校を休む事をおすすめします。

■麻疹(はしか)

発熱を伴い、全身に湿疹が出る麻疹は感染力が高く、大人になってからでは重症化する恐れがあるため、出停をしなければなりません。

■おたふく風邪

耳下腺炎や中耳炎などの耳やリンパ腺が腫れる感染力の強い病気は治癒するまでは出停を強いられます。

■水疱瘡

感染力が強く、大人になってからでは症状が重症化するため自宅療養が必要です。

■その他

その他にも、ノロウィルスやロタウィルスなどのお腹のウィルスが原因で起こった病気も感染しやすく、自宅療養が必要です。

インフルエンザの出席停止は高校でもある?

インフルエンザは症状が重く、最も2次感染を起こしやすいウィルスの一つです。

学校だけではなく、会社でも通常出停を言い渡されます。

それは、学校が閉鎖してしまわないように必要な手段です。

では、高校生の場合、特にどのような点に気を付けて自宅療養出来るのかを見ていきましょう。

①学校に再校出来るのは発症してから5日以降なおかつ解熱後2日以降

文部科学省の最近の改定で、インフルエンザの場合は「解熱後2日以降経ったら学校に戻れる」という規定から、「発症してから5日経ち、なおかつ解熱してから2日後」となっています。

週末を挟まない限りは1週間学校に行けない事になります。

②医師に相談する

症状はもちろん、薬の事や通院の事など気になる点は医師の相談しましょう。

③学校に報告する

インフルエンザの診断書で単位やテストの受け直しなど特例があれば、ぜひ相談しておきましょう。

④必要に応じて予防接種を受けておく

テスト前やインフルエンザが広がりやすい季節の前には、予防接種を受けておく方法があります。

予防接種には賛否両論がありますが、共通して言える事は万が一インフルエンザになっても症状が軽くて済む場合が多いという事でしょう。

ただし、予防接種には副作用があるため注射を受ける時期や、体調には十分に気を付けなければなりません。

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出席停止に高校でも感染性胃腸炎はなるの?

感染性胃腸炎というとどんな病気を含むのでしょうか?

以下はその例です。

■ノロウィルス

非常に強力なウィルスで、手洗いやアルコール消毒で殺菌出来ないと言われています。

このウィルスに感染すると、一度治っても免疫力の低下と共に再発する事もあります。

ですから、正しい診察を受けて、必要な治療をする事が必要でしょう。

学校によっては解熱すれば学校に来れると言われる場合もありますが、その本人の体調に合わせて完治するまでは出来るだけ自宅療養しましょう。

水分補給を欠かさないように気を付けましょう。

■ロタウィルス

他の胃腸炎に比べて、下痢や嘔吐の症状が激しく39℃以上の高熱が出る事が特徴的です。

ロタウィルスに感染した場合は、学校に限らず、他の家族との接触も最低限にして数日~1週間様子を見ましょう。

特に高齢者や子供では、重症化しやすいため十分に注意が必要です。

■その他の胃腸炎

その他にもさまざまな原因から胃腸炎を起こす可能性があります。

海外旅行の後・生肉を食べた後などいつもと違う生活パターンの後に胃腸が悪くなるケースは、何か原因があるため検便をしてもらう必要があります。

また、医師の診察を受けずに抗生物質を飲む事には危険が伴うため、必ず診察を受けてから必要な服薬を行うように心掛けましょう。


いかがでしたか?

勉強は確かに大切ですが、それ以上にあなたの体が大事です。

出来るだけ体を休ませて、完治を目指しましょう。

また、看護する親御さんも感染しないように気を付けましょう。

お大事にしてくださいね。

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