お子さんが風邪を引いてしまって、ゼイゼイ、ヒューヒューというような呼吸をしているとき、もしかしたら喘息になってしまったのではないかと不安になる方もいると思います。
風邪から喘息にまで発展してしまうことがあるのか、治療で入院しなければいけないこともあるのかなど、詳しくご説明してまいりましょう。
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お子さんが風邪を患ったとき、重症化しないか、喘息にかかったりしないか等、心配事がたくさんありますよね。
その中でも、鼻風邪を引き起こすと言われているライノウイルス、インフルエンザウイルスは、比較的喘息を発症しやすいとされており、鼻風邪から喘息へと発展してしまうお子さんも少なからずいるそうです。
重症化しないためにも、たかが風邪だとしても医療機関に受診しに行くことをおすすめいたします。
喘息でなくても、吸引の薬を使うことで予防にもなりますよ。
また、鼻風邪に注意するだけでなく、風邪を引くごとに「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」などといった咳や呼吸をしている場合、気管支のトラブルが多く、だんだん状態が悪くなり、風邪も改善されず喘息に近い状態になりかねませんので、気をつけて観察しておく必要があるでしょう。
小児喘息を患ってしまうお子さんの多くは、風邪のような症状から始まり、喘息と診断されないお子さんも中にはいるそうです。
気付かないまま、突然の喘息発作で気付くというパターンもあると言われています。
風邪は風邪でも甘く見ずに重症化しないように見ておく必要があると言えますね。
小児喘息で入院するケースも考えられます。
パターンとしては2つあり、一つ目は、喘息発作はそこまで重くはないが、気管支炎、肺炎、脱水症を併発した場合、二つ目は、喘息発作がとても重く、呼吸困難の症状が出て通常の診察だけでは対応できない場合、入院治療へ進むとされています。
どちらかと言うと、前者のケースが多く、軽症の発作が長く続いていることが多く見られます。
これら以外にも、長期的な入院治療が必要とされるときもあります。
何度も救急で受診したり通常の診察ではあまり効果が見られないときや、重症な発作のために身体への負担が大きく、身体の成長に障害をきたすとき、学校への出席が困難なとき、喘息治療のため家族が疲労困憊しているときなど、これらが重なると長期的に入院して治療することも考えていかなければならないでしょう。
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では、喘息で入院した場合、どれだけの期間入院しなければならないのでしょうか。
基本的には4~5日間の入院期間だと思いますが、肺炎を起こしてしまったときは7~10日間の入院期間が必要となるでしょう。
入院の治療法としては、脱水症状を起こしていることも多いので、まずは点滴治療から始まります。
気管支炎や肺炎が見られるとき、発熱しているときは、抗生物質も服用することになるでしょう。
それでも症状が良くならないときは、ステロイド剤が投与されることもあります。
呼吸困難の症状がある場合は、酸素投与するかどうかを判断するために、体内の酸素濃度がどれだけあるかをまず検査し、吸入、点滴へと進みます。
長期の入院が必要な場合は、基本的には8ヶ月~1年もの間入院し治療をすることになります。
吸入や点滴の治療の他に、運動療法、呼吸機能訓練などのリハビリも行いながら、治療を進めていきます。
しかしながら、それだけ長い間の入院となると、精神的にもダメージがあるお子さん、ご家族さんもいると思います。
そういったときは、心理的ケアも行われるので、少しでも気になることがあったら病院で相談してみてくださいね。
いかがでしたか?
喘息で入院となると不安もたくさんあると思います。
風邪から喘息へ発展しないよう、たかが風邪と思わずにしっかりと看病してあげてくださいね。
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