風邪で喉痛いときは内科?耳鼻科?鼻水や耳が痛いときはどうすればいい?

目安時間:約 6分

kaze2

寒い時期に体調を崩して喉が痛くなったり、鼻が詰まったりする事があります。

家で休養する・ドリンク剤で乗り切る・病院に行って注射をうってもらうなど、人それぞれに対処法がありますが、症状が気になった時に病院で何科を受診すれば良いのか迷いますね。

受診出来るのは内科や耳鼻・耳鼻咽喉科といくつかの種類がありますが、症状によって分けているという人も多いようです。

今回は、症状に合わせてどの科を受診出来るのかを検証していきます。

症状を少しでも早く緩和出来るように、病院の科による違いと共通点を抑えておきましょう。

スポンサーリンク

風邪で喉痛いときは内科?耳鼻科?

■喉の痛み

風邪などのウィルスが口や鼻から咽頭内に侵入してきた時に、それを防ごうとする喉の働きが痛みや腫れとなって現れます。

内科と耳鼻科ではどのような診察が施されるのでしょうか?

①内科

総合的な風邪症状を診てくれるので、喉の痛み以外にも頭痛・発熱・吐き気・食欲不振・関節痛といった体全体の不調を診察してくれます。

内科に行けば、注射や点滴など症状を緩和する近道と言える処置をしてくれますし、抗生物質や胃薬など総合的に治療していく風邪薬を処方してくれます。

ただ、喉の炎症がひどく、中耳炎など耳の鼓膜に問題が生じている場合は、耳鼻科に行かなければ改善しません。

処方された薬が効かない時は医師に相談して耳鼻科に行く事が出来ます。

②耳鼻科・耳鼻咽喉科

喉の痛み・炎症はもちろん扁桃腺や耳に現れた症状を診てくれます。

物が喉を通らないほど腫れていたり、耳の下が腫れていて痛みを伴う場合などは耳鼻・耳鼻咽頭科を受診する事が出来るでしょう。

風邪症状として胸のつらさよりも喉や耳の痛みが際立っている場合は、最初から耳鼻咽頭科に行く事も出来るでしょう。

風邪で喉痛くて鼻水が出るときは?

■喉の痛みと鼻水

喉の痛みと同時に、鼻水も風邪の代表的な症状の一つです。

鼻の喉や口の延長線ですからウィルスによって炎症を起こしやすくなり、くしゃみや鼻詰まりといった症状を出します。

喉の痛みと共に40℃くらいの発熱・全身の倦怠感などが生じたら、インフルエンザにかかっている事も考えられます。

熱も数日でおさまり、鼻水が風邪の引き始めから出ている場合は、季節性の風邪かもしれません。

インフルエンザ症状の場合、特に小さいお子様は中耳炎など合併症を起こしやすく、早期治療が肝心になりますので耳鼻・耳鼻咽頭科で診てもらう事をお勧めします。

その場合は、必ずマスクを着用して受付でインフルエンザにかかっている又はかかっている可能性がある事を告げましょう。

鼻詰まりが改善すると呼吸が楽になり、喉の痛みが緩和されたり、夜眠りやすくなって体を休める事が出来ます。

耳鼻咽頭科に行くなら、鼻水を吸引してくれたり、鼻の奥まで診てくれるので症状を緩和する事が出来ると言えます。

どちらの科でも治療はしてくれますが、小さいお子さんの場合は耳鼻科を受診しましょう。

スポンサーリンク

風邪で喉痛くて耳痛い時は?

■喉と耳の痛み

風邪症状が悪化して、喉が痛い時に同時に出やすい症状が耳の痛みです。

その場合は最初から耳鼻科で治療してもらうのが最善です。

耳が痛い場合に考えられる合併症には、以下のようなものがあります。

①中耳炎

鼓膜の奥に細菌が侵入する事で、炎症や痛みを生じさせる病気です。

小さいお子さんには比較的起こりやすいので、耳鼻科を受診して早期治療をします。

②扁桃腺炎(へんとうせん炎)

喉の奥にある扁桃腺が腫れて、物を飲み込んだり、水分を取る時に神経を刺激するため痛みが生じます。

白くなって膿が出来たり、慢性化すると手術が必要になってしまう恐い病気なので、早期発見と治療が重要ポイントです。

③耳管狭窄症(じかんきょうさく症)

風邪による炎症で耳管が上手く調節されず、耳の痛みを起こす事があります。

耳が詰まったような気がする・自分の声がこもった様に大きく聞こえるなどの自覚症状が現れます。

④急性耳下腺炎

おたふく風邪と言われる耳の下に腫れや痛みが出る症状です。

小さいお子様の場合は、特に正しい処方と治療が求められますので、耳鼻科を受診しましょう。


一般的には首より上が風邪の主症状なら耳鼻科、逆に首から下が主症状なら内科を受診するとざっくり分ける事が出来るようです。

では、喉はどちらに属するか?と迷う時には、以上のような合併症も考慮して判断しましょう。

基本的に喉の痛みならどちらでも診てもらえます。

ただ、上記で挙げたように、個人の症状に違いがありますので、風邪をひくといつも鼻や耳に不調が出るので耳鼻科を受診するといった判断で様子を見てみてください。

お大事にしてくださいね。

スポンサーリンク


コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

CAPTCHA


トラックバックURL: 
当サイト人気記事
季節の病気
科別
症状別
アーカイブ
最近の投稿