風邪を引いたら内科と耳鼻科のどちらにいけばいい?処置や診察は違うの?

目安時間:約 6分

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空気が乾燥しやすいこの時期には、出来るだけ用心していても体調を崩して病院に通院する事を避けられない時があるかもしれません。

ところで、風邪をひいた時に向かうべきなのは内科?それとも耳鼻科?と悩む事はありませんか?

いつも咳が出る、または鼻や耳が詰まるなど比較的でやすい症状が決まっている場合には、決まった科に通院する方が良いのでしょうか?

今回は、風邪の時に何科に行くべきかに焦点を絞って検証していきます。

あなたや、お子様の症状と比較しながら選ぶ際の参考にしてください。

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風邪をひいたら内科?耳鼻科?

これは、人によって異なってくると言えます。

内科派の方の中には、掛かりつけの内科のお医者さんがいる場合、あなたのまたは、お子さんの事をカルテなどからよく知られているため安心して通院する事が出来るという人もいます。

また、内科の方が総合的な風邪症状を診てくれるので良いという意見もあります。

反対に、症状(耳・鼻・喉が主)に寄っては、最初から耳鼻科に行く方が回復が早いという例もあります。

特にお子さんが小さい場合など、小児科で受診するより回復が早いという意見があります。

最も、内科と耳鼻科に両方行って、薬が重ならない様に提示するという納得の案もあります。

しかしながら、この場合は時間や料金がかさむ事は避けられません。

風邪をひくといつも咳が出て喉が痛くなったり、鼻が詰まって口呼吸をするのを改善したいという場合、耳鼻・耳鼻咽喉科で処置してもらった方が最適かもしれません。

また、風邪をひくといつも胃腸の調子が悪くなるなど内科的な症状が出る場合には内科が最適かもしれません。

ただ、風邪はいろいろな症状が重なるのが普通ですから、どちらの科が適しているかは残念ながら、その人の相性に寄ると言うしかありません。

風邪の時の耳鼻科の処置の仕方

では、実際に耳鼻科ではどのような処置がされるのでしょうか?

以下は代表的な違いをあげています。

耳鼻科は耳・鼻・喉のスペシャリストである事を思いに留めておくならば、風邪症状の他に治療したい分野を見極める事が出来ますね。

・喉頭ファイバーを使って、鼻から喉の奥のところまで診察してくれる

喉の痛みが強い場合など、扁桃腺に炎症が及んでしまっている場合があります。

その場合、化膿を止めるまたは取り除く処置が必要になってきます。

内科では口を開けての診察しかされないため、酷い喉の痛みなら迷わずに耳鼻科の診察をお勧めします。

・吸引器で鼻詰まりなどを緩和する

花粉症の方はよく使っていると思いますが、吸引器を使って一時的にでも鼻詰まりを改善する事で、喉への負担を和らげる事が出来ます。

・耳の奥を調べてくれる

小さいお子さんは特に、風邪から中耳炎になるケースがあります。

耳を痛がっていたり、難聴など気になる傾向が見られたら耳鼻科でシッカリ耳の奥を診てもらう事が出来るでしょう。

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風邪で内科で診察したときと耳鼻科との違い

次に内科の処置を見ていきましょう。

・内科的な治療(胃腸・肺・関節など)が必要である時に適切な処置や処方箋を出してくれる

例えば、お腹が痛いといった症状で耳鼻科に行っても来る場所を間違っていると言われてしまいます。

また咳が酷く肺炎などが心配である時は、内科で触診・レントゲン撮影をしてもらう必要があります。

・聴診器を使って体の不調を探してくれる

多くの耳鼻科では先ず聴診器を使っての聴診はしてくれません。

聴診器のスゴイところは、心音はもちろん、肺や胃腸の不調も聞き分けてしまえる所です。

また、内科医は触診して痛みや異変など体の不調を診てくれます。

・必要であれば連携を取って総合的に治療してくれる

内科に行って医師が専門的な治療が必要であると診断した場合、耳鼻科への紹介状を書いてもらい双方で総合的に治療していく事が出来ます。

特に、処方薬など同じまたは似たような薬が使われる場合は、調整して処方してくれるので、重なる事がなく安心して服用する事が出来ます。


上記の点を考慮してみて、あなたのまたはお子さんの風邪の症状が耳鼻科よりなのか、内科よりなのか判断する助けになったでしょうか?

基本的に、どちらの科でも風邪の診察をしてくれます。

ただ、あちこち回るより前に自己判断をある程度して適切な科へ赴く事が出来るという事を分かっていただければ嬉しく思います。

風邪の際には少しでも病院に行く回数を避けて、早期治療を目指したいと思われる事でしょう。

是非お大事になさってくださいね。

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