風邪からインフルエンザになる事はある?見分けられなかったら何科にいけばいい?

目安時間:約 6分

kaze9

この季節、体調面で一番心配なのは風邪とインフルエンザですね。

いざかかってみると普通の風邪なのかインフルエンザなのか区別がつかないものですね。

まずはお医者さんにかかるのが一番ですが、ざっくりとでも自分がどちらにかかっているのか知っておきたいという方も多いのではないでしょうか。

早く処置をすれば、楽になるのも早いです。

一般的な風邪とインフルエンザの違いについて調べました。

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風邪からインフルエンザになることはあるの?

風邪もインフルエンザもウイルスに感染することでかかりますが、風邪とインフルエンザの原因は全く別物です。

風邪はライノウイルス、アデノウイルス、コロナウイルスなどのウイルスがのどや鼻に取り付いて活動することで炎症してかかる上気道の感染症の一種です。

インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染している状態を言います。

しかし、身の周りで

「風邪を引いたらインフルエンザにもかかった」

という話を耳にした、もしくは自分がそうだなんてことはありませんか?

これにはこんな理由があります。

風邪を引く流れをざっくりいうと、免疫力が低下していて、かつ冬で空気が乾燥していることによって

のどや鼻の粘膜が荒れ、そこにウイルスが付着して炎症を起こして風邪を引いてしまいます。

もともと免疫力が低下しているところに、風邪で更に体が弱っている状態です。

そこにインフルエンザウイルスに接触してしまい、インフルエンザにかかってしまったというのが

風邪を引いた後にインフルエンザにかかってしまうというのが、風邪からのインフルエンザの正体のようです。

風邪とインフルエンザの違いは何?

「風邪」というのは正式な病名ではなく俗称で、先に挙げたような様々なウイルスを、上気道(のどや鼻)が取り込んで炎症を起こし、

それによって引き起こされる症状を総称してそう呼んでいます。

主に風邪と言われると冬を連想しますが、1年を通してかかることがありますね。

インフルエンザウイルスの場合は通年というわけではなく、毎年11月頃から流行し始め、

年があけて寒さがより厳しくなった2~3月ごろに流行のピークを迎えます。

風邪を引いても熱さえなければ学校や仕事を休むということはあまりありませんが、インフルエンザになると出席停止になることがありますね。

そこまでインフルエンザが警戒される理由は、強力な感染力にあります。

インフルエンザにかかった人に接触する、ウイルスが飛んでいる場所にいるなどして感染したあと、

1~3日間の潜伏期間を経て、38℃を越える高熱が出て急激に全身症状が現れてきます。

感染すると一つのウイルスから100万個まで体内で増殖するとも言われていて、これによって次々に身の周りの人に感染していってしまうのです。

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風邪とインフルエンザの症状は?

どちらも咳やのどの痛み、熱が出るなどの共通した症状はありますが、インフルエンザと風邪の決定的な症状の違いはどのようなものなのでしょうか。

まずは一般的な風邪の症状から見ていきましょう。

風邪の引きはじめと言えば、どこからともなくくしゃみが出るようになって、咳やのどの痛み、鼻水が出ますね。

まずは呼吸器系の症状から現れるのが風邪の特徴です。

ゴホゴホ、ズルズルしているうちに悪寒がしてきて、熱を測ってみたら微熱だったというのが風邪のパターンですね。

のど、鼻などの局所的な症状が中心なのも風邪の特徴です。

これまでの流れがインフルエンザに比べてゆっくりしていて、熱も38℃を越えることはあまりありません。

かわってインフルエンザのほうはどうでしょうか。

インフルエンザの場合は、38℃以上の高熱が一気に出ます。

普通の風邪ではそこまでの高熱が出ることはあまりありません。

関節痛や筋肉痛に似た痛み、頭痛や悪寒など全身に症状が出るのがインフルエンザの症状の特徴です。

他には倦怠感や食欲がないなどの症状も伴います。

これまでの流れが急速で一気に襲ってくるのもインフルエンザの特徴の一つです。

その後、咳やのどの痛み、鼻水などの呼吸器系の症状は発熱から2~3日後に遅れてやってきます。

風邪に比べてインフルエンザの呼吸器系の症状は強く、熱が下がってからも1週間程度続くことがあります。

風邪なのかインフルエンザか区別がつかないというときは、とりあえずは内科に行くことをおすすめします。

内科では、インフルエンザの検査をしてもらうことができます。

インフルエンザにかかると食欲不振など、胃腸系の症状が出ることもありますが、それに合わせた対処や薬を勧めてもらえる他、薬の飲み合わせが良いかなども考慮してもらえます。


熱が出たらまず内科へ。

病院に行かずに放って置くと、早く治るものも治りが遅くなったり、悪化してしまうこともあります。

毎年かかるものだからと軽く見ず、体からの休みなさいサインだと考えてゆっくり治していきたいものです。

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