麻疹の猛威はここ数年でさらに高まってきました。
一回かかった人では、抗体があるから大丈夫と言ってはいられないほどその感染力は強く症状は重くなっているようです。
今回は、麻疹の予防に伴って必要な抗体検査に焦点を合わせて考えていきましょう。
どこで検査が出来るのか、費用はどのくらい掛かるのかまとめています。
ぜひ参考にしてください。
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麻疹に一度かかったら抗体が体に出来ると言われています。
ワクチンの接種では、麻疹の生ワクチンを弱くしたものを元に抗体を体の中に作って感染しないように、または症状を軽くする事を目的としています。
この予防接種は子供では1歳の時に最初の予防接種をします。
最近では、予防接種が義務化されて子供では2回予防接種をするようにすすめられています。
大人では、任意で2回目をする事が多かったため、抗体を持っているかどうか確かめなければなりません。
・抗体検査
・親に尋ねる
・記憶をたどる
以上の点が手掛かりとなりますが、やはり記憶は定かではない事が多く抗体検査をして必要であれば、予防接種を受ける事が最も確かな方法であると言えるようです。
また、一度かかった場合でも麻疹の抗体は30年ほどで切れてしまう事もあるようです。
そうなれば、一度かかったからと言って安心してはいられない事になりますね。
では、実際に抗体検査について次の項から見ていきましょう。
麻疹の抗体検査は、通常以下のような場所で受ける事が出来ます。
①医療機関
内科や小児科はもちろんですが、血液検査を扱っている医療機関であれば、基本的にどこでも検査をする事が出来ます。
申し込みをする際に「麻疹の抗体検査」をしたい事を伝えて指示を聞きましょう。
②クリニック
麻疹に限らず、予防接種を扱っているクリニックでは抗体検査をお願いする事が出来ます。
検査の結果を聞いて、予防接種を順次お願い出来るので便利と言えるかもしれません。
③保健所
お住いの自治体が予防接種や抗体検査に力を入れている場合では、もしかすると無料で抗体検査を受けられるかもしれません。
一度自治体や市役所に問い合わせるか、サイトを調べてみる事も出来ますね。
通常は、抗体検査は申し込みをして、採血をした後結果を1~2週間待つ必要があります。
特に、込み合う時期(4月から夏にかけて)は結果を得られるまでに、さらに数週間かかる事も考えておかなければなりません。
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では、最後に検査の料金を見ていきましょう。
麻疹の検査は通常IgG-EIA法という検査が行われます。
行き先の機関によって料金は差があるようですが、平均的には2000円~4000円とされています。
検査の結果、抗体がないと判明したら予防接種をする必要が出てきます。
通常、検査の結果は1週間以上掛かるとされていますから、旅行や出張を一週間後に控えているという場合では、検査よりも予防接種の注射を依頼する方が確かであると言えるかもしれません。
次のような目安があります。
■昭和37年以前生まれ
予防接種をしていないため、麻疹にかかって抗体を持っているか、1度もかかっていない場合があります。
■昭和37年~54年生まれ
予防接種1回が義務でした。1度かかっていても、免疫が切れている場合もあります。
■昭和54年~62年生まれ
ワクチンの副作用が恐れられて、避けていた人も多いようです。
ワクチン接種の記録を確認するか、抗体検査が必要かもしれません。
■ 昭和62年以降生まれ
予防接種の義務化が1回から2回に変更してきた時期です。
1度だけでは足らないため、抗体検査が必要な世代かもしれません。
いかがでしたか?
特に、最後の項であげたように、どの世代でも抗体検査や2度目の予防接種が必要である事は明らかですね。
麻疹を完全に防ぐためには抗体があるかどうか、一人一人の確認がどうしても必要です。
大きな感染を広げないためにも、この機会にぜひ抗体検査をしておきましょう。
お大事にしてください。
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