水疱瘡　お風呂

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子供の多くが発症する水疱瘡。

水疱瘡になると、お風呂に入っても良いのでしょうか。

季節を問わず子供は、力いっぱい遊ぶので汗をかきます。

なるべくお風呂には入れてあげたいですよね。

また、お風呂で他の家族にうつることはあるのでしょうか。

入浴のたびにいちいちお湯を入れ替えるのは大変だと思います。

看病する保護者のみなさんに感染するのかも気になりますよね。

水疱瘡とお風呂について簡単にまとめてみました。

水疱瘡の人がお風呂に入ってもいいの？

水疱瘡は1歳から10歳くらいの子供に多くみられる、水痘・帯状疱疹ウィルスによる感染症です。

初めは倦怠感、微熱、頭痛などがあらわれ、赤い発疹が出現します。

発疹は全身に広がり、強い痒みを伴う水疱となります。

水疱瘡では、熱がある間は湯船もシャワーも避けた方が良いと言われています。

体が温まると痒みが強く現れやすくなりますので、熱が下がっても、シャワーだけで済ませた方がよいでしょう。

シャワーを浴びるときは、水疱をつぶしてしまわないよう、なるべくシャワーの水圧を弱めに抑えることをお勧めします。

また、患部を清潔に保つことは水疱瘡を治療する上で大切なことです。

シャワーを浴びることができないお子さんでは、絞ったタオルなどで優しく体を拭いてあげましょう。

水疱瘡でお風呂に入るとほかの人は感染するの？

水痘・帯状疱疹ウィルスは飛沫感染や接触感染、空気感染により他者への感染を起こします。

水疱瘡の水疱が潰れると「滲出液」が出ますが、この液体にもウィルスが含まれています。

体の表面に潰れてジュクジュクしている水疱がある場合、湯船に滲出液が流れ出てしまいます。

よって、お風呂で他の人に感染する可能性はあります。

特に、水疱瘡を発症したことがなく、予防接種を受けていないのであれば、感染し重症化する可能性が高くなります。

水疱が現れている間は、ウィルスが感染力を失っていないと言われていますので、一緒に入浴したり、水疱瘡のお子さんが入った後に入浴することは避けましょう。

また、潰れた水疱があるときはシャワーで済ませた場合でも、浴室にウィルスが残っていることがあります。

家庭内で入浴する順番をよく考えましょう。

水疱瘡は大人にもうつるの？

子供がかかるイメージの強い水疱瘡ですが、大人でもかかってしまうことがあります。

多くの人は子供の頃に感染して、抗体を持っていますが、水疱瘡に罹ってしまうことがあり、重症化する危険性も大いにあります。

大人の水疱瘡は脳炎や肝炎などにつながるおそれがありますので、違和感があれば早めに病院を受診するようにしましょう。

また、子供の頃に感染し水疱瘡を発症した経験があっても、このときに獲得した免疫は徐々に弱まっていることがあります。

水痘・帯状疱疹ウィルスに対する免疫は10～20年程度で失われると言われています。

水疱瘡を経験していても油断はできません。

特に、妊娠中の方が感染すると、胎児に影響が及んでしまうことがあるため注意してください。

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水疱瘡になった場合、熱が出ている間はお風呂は控えましょう。

シャワーを浴びるときは、水疱が潰れないよう気を付けることで、滲出液による二次感染の予防につながります。

また、大人も感染し発症する恐れがあるので、入浴を含め、感染予防に配慮した生活を心掛けましょう。