水疱瘡になったら保育園は何日休む?登園できるようになるにはかさぶたになってから?

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学校、保育園、保育所などに通うお子さんをお持ちの親御さんは、子供が病気をした時に学校を休ませるかどうかの判断を強いられることが多いでしょう。

特に水疱瘡などの感染のおそれのある病気に罹ってしまった場合はなおさらです。

小さい子どもが罹りやすい水疱瘡になってしまった場合、登園はどうしたらよいか慎重に判断するようにしましょう。

今回は、登園するときのタイミングなどをまとめました。

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水疱瘡になったら保育園は何日休む?

実は国の基準で定められた規則があるのをご存じですか?

学校保健安全法第19条で、

「校長は感染症にかかっており、かかっている疑いがあり又はかかるおそれのある児童生徒等があるときは、政令で定めるところにより、出席を停止させることができる」と定めています。

子どもが集団生活を送る学校や幼稚園などでは、病気に対しての感染対策が強く望まれています。

校長は・・・と定められているように各学校の校長先生によって出席停止になるかどうかが変わってきます。

保育園で言うと園長先生ですね。

水疱瘡は唾液の接触による「飛沫感染」、肌の接触による「接触感染」、空気中に浮遊するウイルスを吸い込むだけで感染してしまう「空気感染」の全てを持っています。

園内で一人でも感染者が出ると、他の園児たちを含む園全体に一気に感染が広がってしまいます。

そのため、水疱瘡は「学校保健安全法施行規則」の中で「第二種の感染症」として規定されており、出席停止期間の基準が決められています

登校の目安は「すべての発疹がかさぶたになるまで」とされているので、個人差はありますが園をお休みしなければいけない期間は5~10日程度です。

その際は水疱瘡が完全にかさぶたになり、医師から登園許可が出てから登園するようにしてください。

水疱瘡になったら保育園に登園できるようになるのはいつ?

水疱瘡においては、感染力がとても強く潜伏期間が14日~16日あります。

主な感染経路は空気感染や接触感染、飛沫感染です。

登園の基準は「すべての発疹が痂皮化(かさぶたになる)した後」が目安とされています。

個人差がありますが、水疱瘡はすべての発疹がかさぶたになるまでに1週間~10日程かかります。

その間は登校(園)できないということになります。

それから3週間程経つと全てのかさぶたが剥がれ落ちて元の状態に戻るでしょう。

長期にわたり登園できないことを心配される親御さんもみえますが、学校保健安全法施行規則で出席停止と定められている場合、通常の欠席にはなりませんので安心してください。

欠席における届出方法については、各園に確認しましょう。

両親ともに仕事をしている家庭は長期にわたり登園禁止となると、会社にも迷惑がかかってしまう可能性があります。

登園禁止期間中は、夫婦で休みを取り合ったり、身内に協力してもらったりして乗り切ってください。

病児保育や、ベビーシッターなどにも相談してみるとよいかもしれません。

しかし子どもが病気の時は心細い気持ちでいっぱいなので、なるべく両親が交代でそばにいてあげられるとよいかもしれませんね。

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水疱なってかさぶたになったら登園してもいいの?

水疱瘡は高熱が出てから、発疹、水膨れ、かさぶた、かさぶたが剥がれ落ちるといったように、元の状態に戻るまでにかなりの日数を要する病気です。

今は水疱瘡の予防接種が幼児期に無料で受けられるようになり、発症数は大幅に減っています。

感染力が強い病気なので、万が一かかってしまった場合は周りにうつさないように細心の注意が必要です。

水疱瘡は全ての発疹がかさぶたになれば登園許可がでます。

その際は必ず医師の診察を受け、登園許可が出てからにしてください。

自己判断で登園してしまうと、見落としていた部分の発疹によって周囲に感染してしまう恐れがあります。

かさぶたになったら他の園児たちに感染することはないので登園はできますが、注意しなければいけない点があります。

登園後のプールなどでは、全てがかさぶたになっていれば他の子どもたちにうつることはありません。

しかし全身にできているかさぶたを見ると、やはりまだうつってしまうのではないかと周りが不安に感じることもあるため、全てのかさぶたが剥がれ落ちるまではプールは控えた方が無難です。

心無いことばに園児自身が傷ついてしまう場合もありますので、病気にかかる前の状態に戻るまでは、焦らず少しずつ参加するようにしましょう。


水疱瘡は、1歳~1歳半の間に基本的に無料で2回ワクチン接種ができます。

予防接種で防ぐことが大切で、万が一かかっても重症化しにくいので必ず打つようにしましょう。

一度かかると長期にわたって登園禁止になってしまいますし、高熱や全身発疹など、子供にとっては負担の大きい病気なので、菌を貰わない、うつさないことを心がけましょう。

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