水疱瘡になったら学校は何日休む?兄弟は登校や外出はどこまでOKなの?

目安時間:約 6分

とても感染力の強い水疱瘡。

予防接種により大幅に防ぐことのできる病気ですので、感染しないためにもワクチン接種を行いましょう。

しかしワクチン接種をしていてもかかることはあります。

水疱瘡になってしまった場合、学校に通っている子供たちはどのような対処をしたらよいのでしょうか。

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水疱瘡になったら学校は何日休む?

水疱瘡に感染してしまった場合は他の生徒や学校全体に感染を広げないためにも、すぐに出席停止処置をとる必要があります。

学校感染症にかかり、病院を受診した際に医師がその必要があると診断した場合、出席停止措置が取られます。

水疱瘡は高熱から始まり全身に発疹が広がります。

水ぶくれになり、その後水ぶくれがかさぶたになります。

全ての水ぶくれがかさぶたになり医師の登校許可が出れば登校できます。

その期間は、個人差もありますが大体10日前後と考えてよいでしょう。

10日前後学校を長期にわたって休むことになりますが、通常の欠席とは区別されます。

出席停止の手続きとしては、医師の診察を受けて出席停止の診断・指示を受けたら、すぐに学校へ欠席の連絡をしてください。

その際に、診断を受けた病名と出席停止の指示を受けたことを学校側に伝えてください。

そうすると、学校から所定の「傷病証明書」用紙が届きます。

医師宛の「傷病証明依頼書」とセットになっているので、そのまま病院に提出して医師に記入してもらい、学校に提出するようにしましょう。

水疱瘡に兄弟がなったら登校してもいいの?

水疱瘡は潜伏期間が14日~16日程度あります。

万が一、同居している兄弟が水疱瘡にかかってしまった場合、他の家族は登校してもよいのでしょうか?

これは学校側によっても判断が異なりますので、一度学校側に問い合わせてみるとよいでしょう。

他の家族がまだ水疱瘡の症状が出ていない場合は、通常通り通わせてもよいという学校もあれば、潜伏期間もあるためしばらくお休みさせる学校や親の判断で登校しないケースもあります。

学校保健安全法施行規則19条4号によると、

家族の出席停止については「第一種若しくは第二種の感染症患者のある家に居住する者又はこれらの感染症にかかつている疑いがある者については、予防処置の施行の状況その他の事情により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで。」(水疱瘡は第二種の感染症になります)

と記されています。

しかし実際の所は、医師は発症していない以上は潜伏期間だとしても今の所感染のおそれはないと判断するしかないです。

発症していない時点で同居する兄弟にまで休みなさいと言う医師はいないでしょう。

医師の判断で登校禁止の場合は欠席扱いにはなりませんが、医師の診断以外での理由でお休みの場合は欠席扱いとなりますので注意しましょう。

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水疱瘡の兄弟がいたら外出はどこまでOKなの?

それでは、同居している兄弟が水疱瘡にかかってしまっている場合、他の家族はどこまでの外出が許されるのでしょうか?

家族が水疱瘡にかかってしまっているので、他の家族も感染被害を広げないためにも全員家に引きこもらなければならないという規則はありません。

しかし水疱瘡のように感染被害の強い病気に関しては、感染を広げないためにも周囲に対しての配慮が必要です。

子どもがまだ小さい場合は、習い事や友達の家に遊びに行ったりする機会も多いです。

インフルエンザの場合、その家の兄弟は練習に来ないでくださいと言われるケースもあるでしょう。

しかし水疱瘡やおたふくかぜなどでは、習い事をお休みさせることはまずないでしょう。

基本的には、本人に水疱瘡の症状がない限りは、学校や習い事を休ませたりはしなくてもよいでしょう。

潜伏期間中なので休みなさいというならば、一人発症したら全員が外出禁止となってしまいます。

ただやはり同居の家族だと感染する可能性は高いので、むやみやたらに外出させるのは控えましょう。

週に1回程度の習い事ならば、1回分くらいはお休みして様子をみてもよいでしょう。

お友達のおうちに遊びに行く場合も、同じ家の兄弟が水疱瘡にかかっていると聞くと周囲は不安になります。

「万が一潜伏期間中で、うちの子にうつったらどうしよう」などと不安に思うお母さんも多いと思うので、絶対に行かなければいけないような用事以外は少し控えるとよいかもしれません。

◆病気にまつわる登校・登園関係の関連記事はこちら


同じ家で生活している兄弟が水疱瘡になってしまうと、他の家族にも感染してしまうのではないかと不安になると思います。

飛沫感染や空気感染もある病気なので一緒に生活をしていると限界はありますが、なるべく部屋を隔離したり他の兄弟と接触させないようにしたりするなど家族感染を予防しましょう。

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