水疱瘡になったらお風呂はいつからOK?シャワーだけの方がいいの?洗髪はしてもいいの?

目安時間:約 6分

大人が掛かる水疱瘡は重症化する場合があり、注意が必要です。

免疫力が低下している場合に感染して水ぶくれなど皮膚に疾患が出る場合が多く、治療には抗ウィルス剤や塗布薬が必要になります。

また、大人の水疱瘡では脱水症状や脳炎・肺炎など合併症が出る場合もあり、入院も強いられる場合があります。

そのような状態にならないためにも、早めに受診して少なくても1週間以上はゆっくりできる体制を整えましょう。

今回は、大人が水疱瘡になった時の自宅での過ごし方(特に入浴)を中心に検証していきます。

ぜひ参考にしてください。

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水疱瘡になったらお風呂はいつから入れる?

水疱瘡はウィルスに感染する事で発症します。

感染経路としては、飛沫・空気・接触などがあり、近くで子供が掛かった場合にはかなりの高い確率で周りにも感染が見られると言われています。

ただ、大人は子供の頃に掛かった経験があり、ウィルスに強い免疫を備えている場合が多くあります。

もし子供の頃掛かっていない場合、または、掛かっていても免疫力が下がっている場合などは何かのきっかけで水疱瘡が発症する事があります。

また、ひどい症状の場合には「帯状疱疹」「ヘルペス」といった痛みや後遺症を伴う病気に掛かってしまう事にも繋がりかねません。

ですから、子供の時にかかったかどうかはとても大事なポイントになってきます。

水疱瘡になるとかゆみが症状としてありますが、お風呂に入ることによって血行がよくなりかゆみが増すことがあります。

また、家族が水疱瘡に掛かった場合など、自分も掛からないように入浴やタオルなど別にして感染を出来るだけ控えるようにしなければなりません。

子供と一緒にお風呂に入れるのは、水ぶくれが消えて、カサブタが出来、症状が治まってからです。

発疹がかさぶたになっているなら大丈夫と思ってお風呂に入るときも注意が必要です。

かさぶたがふやけたり、体を洗う時にそのかさぶたがはがれてしまうこともありますので気を付けましょう。

水疱瘡の時はお風呂につかってもいいのか シャワーだけの方いいのか?

では、大人が水疱瘡に掛かってしまった場合に、入浴はどうすれば良いのでしょうか?

水ぶくれの経過と共に見ていきましょう。

①発熱・発疹

水疱瘡の初期段階です。

大人の場合には発熱も見られ、高熱から体力も奪われてしまいます。

また、お風呂で温まって発疹が痒みを増す事もあります。

入浴は控えて、着替えるだけにするかシャワーで済ませるようにしましょう。

②水ぶくれ・かゆみ

発疹が水ぶくれになって現れる段階です。

水疱が破れて湯船に入ると、後で入った人に感染してしまう可能性があります。

また、湯船につかる事で表皮がダメージを受けたり痒みが増してしまう事もあり、回復が遅れてしまうかもしれません。

つらいですが出来れば、シャワーで済ますか、もしくは最後の湯にサッとつかるようにしましょう。

③かさぶた

患部がカサブタになってきたら回復期ですが、表皮はまだまだダメージを受けやすくなっています。

シャワーでサッと汗を流して、タオルで擦らないように乾かしましょう。

また、タオルは共有しないように気を付けましょう。

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水疱瘡になったらお風呂で洗髪してもいいの?

では、洗髪はどうでしょうか?

やはり上記と同じくカサブタになるまでは洗髪を控えた方が良いでしょう。

また、シャンプーやトリートメントは表皮に負担を掛けて患部に余計なダメージを与えてしまう事にもなります。

出来れば、洗剤を使わず湯銭にするか、蒸しタオルで拭くだけにしておきましょう。

また、爪を立ててゴシゴシ洗うと患部にダメージを与えてしまうため、爪はキレイに切っておきましょう。

洗髪出来る程度に回復したら、シャンプを手のひらで泡立てて泡で包むように優しく洗う感覚で洗髪をしましょう。

もちろん湯銭でもたいていの汚れはキレイい落ちると言われています。

洗髪後はタオルドライでよく乾かしてからドライヤーなどを使って優しく完全に乾かします。

頭皮が弱っている時には、髪の毛がカサブタと一緒に抜ける事もあるようです。

少しびっくりするくらいの量が抜ける事もありますが、症状が治まって完治すれば、また生えてきますからあまり心配はしないでくださいね。


大人でも掛かる水疱瘡の際、家では出来るだけストレスフリーで過ごせるように工夫してくださいね。

お風呂に入れない数日~数週間ほどは、カサブタを待ってケアに力を入れて頑張りましょう。

カサブタの跡が残らないように、消毒・木酢・軟膏を使う事も出来ます。

その場合には、医師によく相談して正しく使用するようにしましょう。

一日も早い回復を願っています。

お大事にしてくださいね!

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