水いぼの芯のピンセットでの取り方と取った後はどうすればいい?

目安時間:約 6分

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手足口病と並んで、子供がかかりやすいと言われている「水いぼ」。

自然に治るとは言われていますが、出来るだけ早く治したいものですね。

水いぼの対処法として一番多くの人が実践していると言われているピンセットでの除去の方法を中心に、治療法などをご紹介します。

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水いぼとは

水いぼは感染性のウイルス性の病気です。

1~3ミリ程の白い液体を含んだ発疹が、体全体に点々と出てくるか、一部分に密集して出てきます。

表面はツルツルとしていて、ぷっくり膨れた部分の白い液体の芯の部分にウイルスを含んでいます。

ほとんどが痛みやかゆみを伴わないのですが、患部が気になって掻き毟ったりすると周りが赤くなって「とびひ」のようになってしまうので、

特に小さい子供は掻かないように注意しなければなりません。

3~15歳の子供に多く、患者の80%以上が10歳未満と言われています。

子供の場合はプールや遊びの中で直接肌を触れ合うなど接触感染しますが、感染力は弱いと言われています。

プールで感染といっても、水の中で感染するというわけではなく、あくまで肌を密着させると感染の可能性があるということなので、お風呂などは同じお湯に浸かっても大丈夫です。

患者の大半が子供なのですが、大人であってもアトピー性皮膚炎などによって皮膚が乾燥していたり、皮膚が持つ免疫力が弱っていると、かかることもあるそうです。

大人が感染してしまう原因として考えられるのは、感染している人とタオルを共用したり、肌が触れ合うことなどが挙げられます。

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水いぼのピンセットでの取り方

自宅で出来る水いぼの対策として、一番オーソドックスなのは水いぼの芯をピンセットで一つ一つ取り除くという方法です。

数が多いや場合や芯が小さくてつかみにくい場合だと、途方もない作業になってしまうので、少ない箇所に水いぼが出来た場合におすすめの方法です。

ピンセットというといろいろな種類のものがありますが、医療現場や赤ちゃんの耳や鼻のお手入れにも使われる先端に丸くなっているものだと、

芯がつまみやすく、ケガの心配を軽減できます。

芯にウイルスを含んでいるので、作業はビニール手袋などをはめて行います。

ピンセットと患部を消毒液で消毒し、白い液体の入った芯の中心をつまんで軽く引っ張り上げます。

それ以外の部分をつぶしてしまうと、ウイルスが他の皮膚の部分に移っていってしまうので手早く慎重に除去しましょう。

芯が取れたら消毒液で除去した後を再び消毒し、絆創膏を貼って終了です。

除去した後の芯は脱脂綿などにくるんで、他の人の手に触れないように処分しましょう。

大人でも芯を取り除くは結構痛いですし、結構な確率で血が出ます。

こんな理由から小さい子供にこの方法を行う場合は出来るだけ手早く行う必要があります。

あまりに嫌がる場合には他の治療法もありますので、お医者さんに相談してみましょう。

水いぼは何もしなくても半年から3年程で自然と治ります。

実際に病院によって診療方針は異なっていて、自然と治るものなので、あえて特別な治療をしないというところと、

治るのに時間を要するので積極的に治療するというところと、いろいろです。

積極的に治療を試みる病院ではこんな治療をしてくれます。

・ヨクイニンという漢方薬を処方して服用する

・患部に硝酸銀を塗って水いぼが取れるのを待つ

・液化窒素で皮膚に低温やけどのような状態を作って水いぼが取れるのを待つ

・塗り薬を処方する

お医者さんとよく相談して、治療の方法を選択したいですね。

水いぼの芯を取った後は?

芯を除去してしばらくはバイキンが入らないように消毒をつづけましょう。

跡が残ることもあれば、スッキリきれいに消えることもあり、個人差があるようです。

出来るだけ跡が残らないようにケアするのなら、傷が回復してきたころにしっかりと馬油やワセリンなどを塗ってしっかりと保湿してあげると、皮膚の再生を助けてくれるそうです。


出来るだけ慎重に手早く、引っ張り上げるように芯を取り除く。

これが水いぼの芯をピンセットで取り除くコツだということが分かりました。

自分に合った治療の方法が見つかったら、周りの人に配慮してタオルの共用を控えたり、密着した接触は控えるようにして、感染を防ぐように努めていきたいですね。

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