水虫は市販薬で悪化することも!病院で検査をする前に使うのは危険!

目安時間:約 5分

水虫の症状があなたの悩みですか?

皮膚科に行くには勇気も時間もないと言われるかもしれません。

市販の薬を使って治しているかもしれませんが、大抵の場合、痒みが治まる意外治る気配がないという声もよく聞かれます。

今回は、自己診断で水虫かもと思っている時に出来る対処方法を検証していきます。

市販薬を使う方法や病院に行くタイミングも載せています。

参考にしてください。

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水虫の市販薬で悪化することもあるの?

水虫の市販薬には以下のような薬が使われています。

・抗真菌剤(水虫の菌ー白癬菌を殺菌する)

・かゆみ止め

・抗炎症成分(炎症や赤みを抑える)

・抗ヒスタミン剤(痒みやムズムズ感を抑える)

・局所麻酔剤(痒みを抑える)

・殺菌、消毒剤

・角質軟化成分(尿素など)

・保護成分(皮膚を保護するのを助ける)

・メントール成分

このうち全てまたは、幾つかが包含されています。

市販薬によっては抗真菌作用(菌を殺菌する働き)の代わりに、静真菌作用(菌の増殖を防ぐ)成分が含まれている場合もあります。

これは殺菌しないので、症状を緩和する事は出来ますが、完治するまで時間が掛かるかもしれません。

また、自己診断で水虫だと判断しても実は白癬菌以外の菌(カンジダ菌など)が原因で皮膚炎を起こしている場合は薬の効果は期待出来ません。

場合によっては症状を悪化してしまう事も考えられます。

早めに、皮膚科に行って菌の特定のための検査をしてもらう事をお勧めします。

その後は正しい治療が出来ます。

水虫は病院に行くべき?

上記にも挙げた通り、市販の水虫薬を使ってもなかなかよくならない場合があります。

自己診断するよりも病院に行った方が早く治る場合があります。

以下の点を考慮して、皮膚科の診断を仰ぐ方が良いかもしれません。

■1ヶ月使い続けたけど、悪化しているように思う場合

市販の薬は効能が遅い場合が多く、数ヶ月の継続が求められます。

しかし、症状が改善するどころか、悪化しているように思われるなら水虫ではないかも。

■爪に異変が見られる

白癬菌は爪の中にも浸透する厄介なカビ菌です。

痒みを伴わない場合が多く、皮膚科の診察が必要です。

■足の皮がボロボロ剥けている

痒みや水虫の症状はあまり見られないけれど、足の裏の皮が剥けている場合は、水虫なのかどうか判断が難しい場合があります。

■かかとがカサカサしていて、保湿剤を塗っても効かない場合

水虫が原因でカサカサしている場合が考えられます。

■足以外にも(手・股・髪の地肌など)白癬菌が潜む場合があります。

体の各所に痒み・脱毛などの異変が見られる場合には、皮膚科での正しい診断と処置が必要です。

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水虫の市販薬を使う前には検査が必須!

市販薬と皮膚科の薬の効能はかなり大きな違いがあると言われています。

それでも、皮膚科に行くのは気が引けますよね。

では、実際どんな診察がなされるのでしょうか?

皮膚科に行くと大抵次のような診察が施されます。

①問診(症状や期間、持病など細かな点が聞かれます)

②顕微鏡検査による診断

皮膚の一部や爪を少し切り取って顕微鏡で確認します。

痛みはほとんどなく、5分も待っていれば直ぐに明らかになります。

③症状が重症な場合は、培養検査や血液検査も行われることがまれにあります。

④症状に合わせた薬が処方されます。

市販の薬に比べると病院の薬は効果が期待出来ます。

それほど酷くない段階では、大抵は数ヶ月で完治出来ると言われています。

それでも皮膚科への通院には最短でも3ヶ月は完治までに必要であると言われています。

また、処方薬は高額の場合が多く、完治までの入手にはかなりのお金も掛かってきます。

最初の段階だけ皮膚科に行き、特定してもらって市販の薬で治すという手もあります。


水虫かな?!と思った時は、先ず足をきれいに石鹸で洗って2次感染を防ぐために、靴やスリッパを自分用にしましょう。

(実は、石鹸を使ってすぐ菌を殺菌するケースが多いのです!)

それでも症状が良くならない場合は、皮膚科に行くか市販の薬を試してみます。

1ヶ月経って、改善どころか悪化しているなら迷わずに皮膚科に受診しましょう。

正しい処方で一日でも早い完治を目指しましょうね。

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