熱中症。
実は私はこの言葉に少し違和感を覚えておりました。
なぜなら、以前は日射病・熱射病と呼ばれていましたが、最近ではあまり使われなくなり、熱中症となっているからです。
そこで調べてみると、熱中症とははただひとつの症状ではなく、
「熱疲労・熱痙攣・熱失神・熱射病(日射病)」の四症状を総称して熱中症
と呼んでいるそうです。
少し懐かしいですが「へぇっ~」のボタンを押したくなりました。
日射病や熱射病の事だけでなく、その幅広い症状を総称「熱中症」として呼ぶのですね。
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では、熱中症になるとどのような症状になるというと、以下の症状です。
●めまい・顔のほてり
●筋肉痛や筋肉のけいれん
●体のだるさや吐き気
●大量の汗
●頭痛
●寒気
暑い日差しの中にいると「めまい」や「顔のほてり」、「体がだるい」などは経験があると思うのですが、筋肉痛や筋肉の痙攣も入るとは驚きでした。
あの痛い痛い「こむら返り」も熱中症から来ていたのかもしれませんね。
あと、頭痛は「自律神経が乱れている、コントロール出来なくなっているよ」という熱中症のサインです。
その中で、一番に危険なのが「寒気」です。
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熱中症は、体温がどんどん上がっていく病気なのに、なぜ「寒気」があるの?と思いますよね。
実は、寒気がある場合は、脳に何らかの障害が発生していることが考えられます。
暑いと感じなければならないのに、脳に何等かの障害が原因で寒いと感じてしまう状態です。
ですから、熱中症なのに寒気を感じる場合は非常に危険な状態なのです。
また、嘔吐はなぜ起こるかというと、体は熱を放出しようとし、皮膚の血管を広げ、血流を良くしますが、その一方で消火器系の血流が少なくなるので嘔吐という現象がおきてしまうのです。
よって、内臓・消化器系にダメージが出てしまっているということです。
上記の「寒気」と「嘔吐」は脳や消火器に影響があるので非常に気を付けなければならい症状なのです。
熱中症の症状と思われる寒気を感じた場合の一番の対策は、何はともあれ病院に行きましょう。
最悪、脳出血や意識障害の可能性もあるので、医師に診察してもらう事が一番です。
とはいえ、すぐに行けない場合には下記の応急処置が有効です。
① 涼しい場所で安静にする。
体を冷やすために、冷房の効いた場所で横になり、ボタンを外し、熱を放出します。
また、足を高くして脳に血流が循環するように楽な姿勢をとる事が大切です。
② 水分補給をする。
当然、体温が高いため、水分を補給します。
その際には電解質を含むスポーツドリンク(ポカリスウェットやOS1)などを摂取しましょう。
一度に大量に飲むと嘔吐の可能性があるので、ゆっくりと少しずつ摂取する事が大事です。
③ 塩飴をなめる。
折角に摂取した水分も塩分濃度が低くなると尿として排泄されてしまうので、水分を有効にするにも摂取してください。
日常的にありふれた熱中症(私は未だに日射病)ですが、幅が広くとても危険な要素を含んでいます。
特に老人やお子様は注意が必要で、暑いシーズンになったら状態把握と水分摂取を促すようにしましょう。
特に7月から9月が要注意です。
外出する時は飲み物と日陰の場所を押さえておく事が大事ですね。
熱中症を予防して、最高の夏を楽しみましょう。
あと、日焼けクリームも忘れずに。
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