皆さんは、日本脳炎について知っていますか?
「名前だけは知っている。」「何も知らない。」という人は、是非この記事で勉強をしてください。
子供の頃にもしかしたら予防接種を受けてるかもしれないし、受けていないかもしれません。
日本脳炎の原因・症状・予防接種についてスポットを当てていきます。
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先ずは、日本脳炎について説明します。
日本脳炎とは、原因である日本脳炎ウイルスをもった蚊に刺される事で感染する感染症です。
日本脳炎ウイルスは主に豚の体内で大量に増えていて、その豚の血を吸った蚊が感染源になります。
そして体内で増えたウイルスが、脳や脊髄に入って様々な症状を引き起こすのです。
倦怠感・頭痛・吐き気などが、ウイルスに感染してから6~16日くらいで現れてきます。
その後、発熱や意識障害が現れたり、手足が震えたり動かなくなったり勝手に動いたりなどの麻痺症状が現れます。
脳炎が進行すると、痙攣を起こしたり呼吸困難に陥ったりする可能性があります。
発病するのは、ウイルスをもった蚊に刺された人の300人に1人程度の割合です。
予防するには、小児期の定期接種が推奨されています。
ですが、成人してから予防接種をする場合もあります。
次から詳しく説明していきます。
日本脳炎の予防接種の標準的な接種スケジュールは、以下の通りです。
●1期接種(計3回)
先ずは3歳の時に、6~28日の間隔を空けて2回します。
その後、1年程度の間隔を空けて1回します。
●2期接種(1回)
9歳の時に、1回します。
費用は自治体によって違うので、確認しておきましょう。
日本脳炎の予防接種は、接種後に重篤な病気になった事例があった事をきっかけに、平成17年度から平成21年度まで、積極的勧奨の差し控えが行われていました。
その後に新たなワクチンが開発されたので、現在は接種を通常通り受けられる様になっていますが、平成7~18年度に生まれた方は接種を受ける機会を逃している事があります。
その場合、市町村からの案内に沿って一般予防接種を受ける事になります。
この場合も費用は自治体によって違いますが、7000円程度である事が多いです。
それなりの出費ですが、予防接種で罹患リスクを75~95%減らす事が出来ると報告されているので、躊躇せず支払いたいですね。
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予防接種に使用する薬液(=ワクチン)は、大きく分けて生ワクチンと不活化ワクチンの2つがあります。
生ワクチンは、弱毒化されている生きたウイルスや細菌などが含まれているので、予防接種後に対象の病気と同程度の症状が出ずに免疫だけを獲得出来る事がよくあります。
しかし、接種したワクチンに含まれるウイルスや細菌などは体の中で増え続けるので、軽度の症状が現れる事があります。
なので、一般的に1回の予防接種で長く持続する免疫が出来ると言われています。
不活化ワクチンは、生きたウイルスや細菌などは含まれていないので、予防接種後に体の中でウイルスや細菌などが増える事はありません。
なので、1回の予防接種では十分な免疫が出来ず、十分な免疫が出来るまで何度も接種を受ける必要があります。
免疫が持続する期間は、生ワクチンと比べると短いです。
日本脳炎の予防接種で使われているワクチンは、不活化ワクチンです。
免疫が持続する期間は人によって異なるので、接種の回数は一概には言えません。
自治体や医師と相談しましょう。
また、日本脳炎は東アジアや東南アジアでも流行しているので、これらの国で感染する場合もあるので注意しましょう。
如何でしたか?
知識があれば病気を避けられる事があるので、頭の片隅に置いておいてくださいね。
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