ノロウイルスの症状で子供の便の色や嘔吐したときの対処法は?

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激しい下痢と嘔吐に襲われるため、冬になるとニュースで取り上げられる程の猛威を振るうノロウイルス。

大人である私たちはまだ体力もあるため、軽い症状で済む場合もありますが、お子さんが感染してしまったら重症化しないか、心配ですよね。

そこで、今回はお子さんがノロウイルスにかかったときの症状や対処法についてご説明していきましょう!

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ノロウイルスの症状の子供の場合

ノロウイルスの症状としては、主に下痢、嘔吐、腹痛がよく言われています。

発熱はそれほど高熱にはなりません。

37~38℃くらいが多く報告されています。

大人の場合は、下痢が酷くなりやすいですが、子供の場合は、下痢や腹痛などの消化器症状のみ、または下痢は軽症だが嘔吐が多くなるといった、どれか一つの症状に偏る傾向があります。

特に注意が必要なのは、下痢もしくは嘔吐が続いたときに、脱水症状に陥ってしまうということです。

そうして脱水症状が進むと、意識障害や最悪の場合は死に至るというとても恐ろしいことが起きてしまいます。

こまめに水分補給を行うよう心掛けてください。

口から飲むことができない場合は、病院で点滴を打つなど対処してください。

また、乳幼児は嘔吐物を喉に詰まらせ呼吸困難に陥ってしまうこともあります。

大人が注意深く観察するようにしましょう。

ノロウイルスの症状で子供 の便の色

便の特徴としては、色は黄色っぽい色で、水様性のものが排出されます。

白い便が出るときもありますが、こちらはロタウイルスが疑われます。

まれに白い色のときもありますが、主には黄色っぽい色の便となっています。

症状は2~3日で治まることが多いと言われていますが、1週間~1ヶ月もの間、ウイルスの混ざった便が排出されます。

オムツなどの処理には十分気をつけて行ってください。

また、トイレで排便を終えてドアノブや便器から感染をする場合もありますので、手洗いをしっかりする、便器を消毒するなどの対策が必要です。

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ノロウイルスで子供が嘔吐したときの対処法

気をつけていても、ノロウイルスに感染してしまい、子供が嘔吐したときは、適切な処理をするようにしましょう。

子供の唾液や嘔吐物から感染する可能性は大いにありますので、飛び散りや飛沫に十分気をつけて処理をしましょう。

嘔吐物の処理には、次亜塩素酸ナトリウムが有効です。

塩素系漂白剤などを薄めて簡単に作れますが、使用上の注意と換気に注意して使用してください。

その他にはゴーグル、マスク、ゴム手袋、エプロン、ビニール袋とペーパータオル大量は必ずご用意ください。

エプロンやゴム手袋などは、使い捨てが望ましいでしょう。

まずは、ウイルスが室内に充満しないよう、また、塩素系の薬剤を使うので、しっかり換気を行ってください。

手袋を装着し、0.1%の次亜塩素酸ナトリウム液を作ります。

こちらは目安としては、2Lのペットボトルに水を半分くらい入れ、50mlの塩素系漂白剤などを入れて作ることができますよ。

それから嘔吐物を処理していきます。

嘔吐物をペーパータオルで広めに覆い、次亜塩素酸ナトリウム液を注ぎます

そして嘔吐物を外から集めてビニール袋へ入れてください。

さらに、次亜塩素酸ナトリウム液を染み込ませたペーパータオルで嘔吐物が付いたところを拭いていきます。

これを何度も繰り返します。

それを終えたら、嘔吐物の処理は終了です。

あとは、使用したゴム手袋などを捨てる作業ですが、そのまま捨ててしまうと他の方にうつしてしまう可能性があるので、

残った次亜塩素酸ナトリウム液で浸してから、ごみ袋を二重にして捨てるようにしましょう。

最後の最後に、手はしっかり洗ってください。

2回洗っておくと良いでしょう。


お家の中でどれだけ予防をしていても、保育園などでたくさんのお友達と触れ合い、いろんな遊具を触るので、お子さんが感染する確率は高いと言えます。

少しでもおかしいと思ったら、病院を受診するようにしましょう。

もし感染してしまったら、そこから家族内に広まらないよう、便の処理や消毒等、気をつけるようにしてくださいね。

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