ノロウイルス ロタウイルス 違い

冬に大流行するノロウイルスとロタウィルスの違いはなんでしょうか。

どちらも急性胃腸炎だろうと言われればおしまいですが、症状や潜伏期間などの違いを知っておけば対処もできますので、知っておきたいところですね。

そこで、今回はノロウイルスとロタウィルスの違いをご説明してまいりましょう。

ノロウイルスとロタウィルスの違い

まず、感染する人が違います。

ノロウイルスは子供、大人、老人、すべての方が感染します。

対してロタウィルスは、乳幼児を中心に感染します。

大人もかかってしまう可能性はありますが、乳幼児に比べて症状は軽く、ロタウィルスに対する抗体もあるため、比較的すぐ治ると言われています。

両ウイルスの症状に対するつらさは、どちらの方がつらいとは言えませんね。

やはり下痢や嘔吐となると、両方つらいものはつらいです。

ただ、甲乙つけるなら、乳幼児が多くかかり、症状が長く出て重症化しやすい傾向にあるロタウィルスの方が、症状が重いと感じてしまうかもしれませんね。

ノロウイルスとロタウィルスの症状

続いて、症状の違いについてご説明していきます。

両方ともに言える症状は、主には、下痢、嘔吐、発熱、腹痛です。

ノロウイルスに関しては、下痢よりも嘔吐がメインとなり、しかも強烈な嘔吐に襲われます。

ですが、これは人によって違いますが、半日ほどで嘔吐が治まり、午前中から突然ゲーゲー吐いていたとしても、夕方くらいに復活してごはんも少し食べることができる、という方もいるそうです。

ロタウィルスに関しては、嘔吐や下痢が数日続き、特に下痢については、白っぽい色の水様便が出るという特徴があります。

これに加えて熱もよく出るとよく言われています。

見分けるポイントとしては、便の色。

ロタウィルスは白っぽい便が出るので、一目見てわかりますね。

なお、乳幼児のオムツを交換する際は気をつけてください。

オムツの処理から感染する可能性が高いので、ゴム手袋をつけるなどして二次感染を防ぎましょう。

ノロウイルスとロタウィルスの潜伏期間は？

実は、潜伏期間にも違いがあります。

ノロウイルスは1～2日、ロタウィルスは2～4日の潜伏期間があると言われています。

特にノロウイルスは、例え菌の量が少量だとしても、すごい速さで体内にて増殖します。

なので、ノロウイルスはさっきまで元気だったのに、突然吐き気に襲われトイレにこもるという場合もあるのです。

また、潜伏期間でも感染する可能性があるとの報告もあがっていますので、まだ症状が出てないからと言って油断して手洗いなどを怠ったりしないようにしてくださいね。

---

いかがでしたか？

どちらも下痢や嘔吐に苦しめられますね。

日頃から手洗いをしっかりするなど予防を心がけましょう。

また、感染してしまったときには、下痢と嘔吐で身体は脱水症状に陥りやすくなっていますので、しっかり水分補給をするようにしましょう。