RSウイルスとは、呼吸器系疾患であり、冬から春にかけて流行しやすいと言われています。
乳幼児気道感染症と言うように、乳幼児、特に2歳までに100パーセントといっていいほどかかる病気です。
感染力の高いこの病気ですが、自分のお子さんがかかってしまったら・・・と考えると、すごく心配になりますよね。
今回は、RSウイルスの症状や治療方法について、お話してまいります。
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rsウイルスに感染してしまったとき、乳児の主な症状としては、鼻水、発熱、喉痛や腫れ、咳といった風邪の症状に似ています。
特に、生後半年以内で初めてかかる乳児については重症化しやすいので注意が必要だと言われています。
重症化してしまうと、気管支炎や肺炎、さらには急性細気管支炎や無呼吸発作によって呼吸困難に陥るなど、生命の危険にもさらされてしまう場合もありますので、細心の注意が必要です。
しかし、風邪の症状と似ているためにどう対処していいかわからないままに重症化してしまったら、大変ですよね。
そこで、rsウイルス感染症と風邪の違いを説明しましょう。
見分ける方法としては、症状の経過をよく観察しておくこと。
rsウイルスの症状の経過として、はじめに鼻水が出始め、次に高熱、最後に咳が出るという順序であることが多く報告されています。
この順番を目安にしてください。
また、普通の風邪は初期症状で高熱が出て徐々に下がっていくことが多いですが、rsウイルスに関して言うと、潜伏期間が7日ほどあるので、ゆっくりと高熱が出ます。
高熱が出ると検査をしてくれる病院も多いので、高熱が出た時点ですぐに病院へ行くのもいいかもしれませんね。
しかしながら、rsウイルスに対する治療薬はありませんので、対症療法をしているということが現状としてあります。
場合によっては、薬を服用するだけでなく、注射を打って治療する場合もあります。
自宅で療養するときは、医師の指示に従って薬をきちんと服用すること、水分補給と栄養のある食事をすることが大切です。
また、症状が重く、脱水も伴うようであれば、入院治療をすることもあります。
特に、生まれて1~2ヶ月の赤ちゃんとなると、入院した上で感染しているかどうかの検査やその結果によって対症療法を行うなどの治療が必要となってきます。
小さな赤ちゃんが入院するとなると、ものすごく不安で仕方ないとは思いますが、無呼吸発作などの重い症状にもすぐに対応できる環境なので、あまり思いつめないようにしてくださいね。
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rsウイルスに感染中も心配ですが、治療後も不安なことがありますよね。
それは、後遺症が出ないかということ。
感染した年齢が低ければ低いほど症状は重くなりやすく、なおかつ後遺症も残ってしまう可能性があると言われています。
後遺症としては、咳の症状が多く報告されており、少しの風邪でも咳き込んだり、風邪を引いてなくても咳いてしまったりすると言われています。
これらの症状は、rsウイルス感染症が治ってから数年は続く場合がありますが、必要であれば病院を受診してください。
また、rsウイルスにかかってしまったことによって、喘息にもかかりやすくなるという報告もあがっています。
小学校に入学して突然喘息を発症する場合もあると言われているので、十分注意が必要ですね。
対策としては、手洗い・うがいを徹底して行うこと。
少しの風邪も引かないようにしたいですよね。
それにあわせて、規則正しい生活と十分な栄養のある食事をとるようにしてあげてくださいね。
rsウイルスは、インフルエンザよりも死亡率が高いと言われている怖い病気ではありますが、決して治らない病気ではありません。
赤ちゃんの異変に気付いてあげること、予防してあげること、かかってしまったら注意深く看病してあげることがとても大事です。
rsウイルスからお子さんをしっかり守ってあげてくださいね。
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