毎年冬の時期になれば乳幼児に流行するRSウイルス。
潜伏期間やそのときの症状を知っておくことで、重症化や感染拡大を防げるかもしれません。
今回はそちらをご紹介していきましょう。
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RSウイルスに感染すると、風邪に似た症状が出るとよく言われています。
一般的には4~6日程度で発症に至ります。
長く見ると、2~8日間の潜伏期間があると言えます。
この潜伏期間の間でもRSウイルスは体内を蝕んでいきます。
咳や鼻水が出るようになり、高熱まで出てしまうこともあります。
風邪と間違いやすいですが、RSウイルスは、風邪の引き始めに高熱が出るという症状と比べて、まず先に咳や鼻水が出てから高熱が出るという症状が特徴的なので、
お子さんが咳き始めたり鼻水が出始めたりしたら、RSウイルスかも?と疑っておくことが治療の第一歩かもしれませんね。
これらの症状は、数日経つと軽快していくと言われていますが、初めて感染した乳幼児や生後まもない赤ちゃんは重症化して、
喘鳴や呼吸困難、無呼吸発作などを引き起こしてしまう場合もありますので、注意が必要です。
結論から言うと、RSウイルスは潜伏期間であっても感染してしまいます。
発症後ももちろんですが、症状が消えて治癒したと思っても1~3週間に周囲に感染してしまうほど、RSウイルスは感染力と増殖力がかなり強いです。
咳やくしゃみ、会話中に唾が飛ぶなどの飛沫感染や、菌が付いた手でドアノブなどを触ってうつる間接的な感染、
感染者と触れ合う直接的な感染などが原因で、RSウイルスはどんどん繁殖していきます。
例えマスクをしていても、眼や鼻の粘膜から感染する場合もあるという、非常に感染力が強いため、感染した人を隔離するなどの対応が必要な場合もあります。
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RSウイルスに感染してしまったとき、保育園に行ってもいいものか迷いますよね。
これだけ感染力の高いRSウイルスですが、出席停止の定めは特にされてはいないのです。
ただ、症状の様子を見て、安定した状態で、尚且つ手洗いを入念に行えるのであれば、保育所に登園しても良いとの報告がなされています。
しかしながら、お父さん、お母さん、ご家族さんでの判断が難しいときもありますので、医療機関へ相談してみて判断することをおすすめします。
もちろん、お子さんが辛そうに咳をしている、高熱がまだ続いているなど、症状が顕著に出ているときは、休ませてあげてくださいね。
潜伏期間でも症状が治まってからでも、ウイルスは体外へ排出されているので、感染が広がらないよう、マスクをしたり手洗いをしっかりしたり、きちんと対処しておきましょうね。
いかがでしたでしょうか。
RSウイルスにかかってしまったら、お子さんの症状をよく見て重症化しないように努めることが一番ですが、感染力が強いので、周囲にこれ以上感染を広げないように努めることも大切です。
対策と予防をしっかりして過ごしていきましょうね。
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