プール熱の大人が症状は軽ければ出勤はいつからできる?

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これからやって来る夏場、プールに入ることにより感染するアデノウイルス、そして発症すると言われる「プール熱」。

この病気は免疫力がまだ弱い子供に多く見られ、大人の感染、発症はこの病気を発症する全体の10%くらいとされています。

しかし、自発的には発症しにくいものの、子供などから移されることにより感染する「二次感染」は油断できないものです。

けれど、大人と子供では、発症しても症状の重さや内容は違うのではないか?アデノウイルスに感染すると良く聞く症状の1つ、結膜炎は大人の場合どのような症状が出るのか?

感染、発症した場合、大人は仕事を休まなければならないのか、その3点に着目してご説明をしたいと思います。

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プール熱に大人がなると症状は軽い?

プール熱は、一般的に免疫力が弱い子供が重症化しやすいです。

大人は子供ほど高熱(39℃以上)は出にくいですが、喉が赤くなったり、腫れやすい、痛みが強く出やすいとされています。

(結膜炎など、子供が発症した際に出る症状が大人でも出るケースはあります)

水分を摂るのも嫌になるほどの痛みを伴うこともあるので、脱水症状を引き起こす可能性もあります。

熱が出て喉の痛みが出て、しかも頭痛や倦怠感も出ることがあるので、プール熱というよりは、夏風邪やインフルエンザと勘違いするかもしれません。

しかし、大人も感染する病気で、その感染ルートの多くは、子供とは違い、プールではなく、他者から移される「二次感染」です。

この他者と言うのは、主の感染源とされるプールに集団で入る機会の多い子供からがほとんどで、対象となる子供と同居している家族は感染する確率がかなり高いです。

(特に、大人の中でも免疫力が無い高齢者は注意が必要です)

プール熱の感染方法は

くしゃみや咳などから感染する「飛沫感染」

便やオムツの交換時に感染する「糞口感染」

皮膚などが接触した際に感染する「接触感染」

があります。

つまり、予防策として感染者とその家族のマスクの装着とメガネの装着と徹底した手洗いが大切となります。

それでも、子供が感染、発症し、自分にも思い当たる症状があるなら、まず、医療機関を受診してください。

自己判断が最も良くなく、完治までの時間を長引かせてしまいます。

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プール熱で大人も結膜炎になる?

大人でもなります。

それも、発熱後に起きることもあり、かなり辛いと言われています。

プール熱から発症される結膜炎は、咽頭結膜熱とはやり目(流行性角結膜炎)の2種類です。

咽頭結膜熱の症状は

・まぶたの粘膜(結膜)が充血します。(特に酷く症状が現れる場所は下瞼です)

・目やにが出る(少量)

はやり目(流行性結膜炎)の症状は

・目やにが出る(大量)

・黒目部分に点々とした混濁が出て痛みを伴う

咽頭結膜熱は子供に比べると大人の症状は比較的軽度ですが、はやり目は眼痛を伴い重症化する恐れもある病気です。

また、大人なら多くの人が使用するであろうコンタクトを結膜炎の時に使用していいのかという疑問についてですが、

コンタクトは目を傷つけ、炎症の治りを遅くしてしまう可能性があるので出来るだけつけず、完治するまではメガネの着用をお勧めします。

プール熱になったら大人はいつから出勤できる?

プール熱は子供のように、自発的な発症よりも大人は他者から移されて発症する【二次感染】がほとんどです。

その為、完治するまではなるべくなら仕事は休んだ方が望ましいです。

しかし、子供は感染が確定した時点で「第二種伝染病」という扱いになり、症状が治まって2日後以内は出席停止になるので、欠席とはなりませんが、

大人は感染が確定しても、そのような規定はないので、欠勤扱いになってしまいます。

(医師の診断書などがあれば欠勤とならず、お休みに出来る可能性もあります)

つまり、休むか、休まないか、は自分の判断になってしまいます。

また、仕事によっては休めない、という場合もあると思います。

そういう場合は、免疫力が弱くなり、体力も落ちていますので身体を酷使するような無理はなるべくせず

また、感染を拡大させないようにマスクやメガネの装着と、徹底した手洗いを心がけるようにして下さい。

会社の共有物の使用を避けるのなど、周りの配慮も忘れないようにすると、より感染の拡大を防げるかと思います。


いかがでしたでしょうか。

今回は子供に良く発症されるとされるプール熱が大人にも感染し、発症した場合どういう対応をしたらいいのか、というところに焦点をおきご説明させて頂きました。

この記事を参考に、もし、感染したかもという可能性が感じられたら早急に病院に行き、診察を受けてもらえたらな、と思います。

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