ロタウィルスの感染経路で赤ちゃんの場合は唾液からなの?

目安時間:約 6分

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ロタウィルスに感染すると様々な症状が現れ、酷い脱水症状を起こします。

特に、1~4月の寒い時期に猛威をふるう事から、冬季下痢症と呼ばれる事があります。

5歳までにほとんどの子供が感染すると言われるほど、一般的な病気ですが予防接種は個人の判断に任されています。

しかし、予防接種が出来ないほどの赤ちゃんにはどのような対応が必要なのでしょうか?

ここでは、赤ちゃんのロタウィルス感染に注目して検証していきます。

看病の際に役立ててくださいね。

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ロタウィルスの感染経路で赤ちゃんの場合

ロタウィルスに掛かりやすいのは生後4か月から2歳頃と言われていますが、2~3か月の乳児でも掛かるというケースがあるようです。

感染経路としては、経口感染が多く、ロタウィルスに感染した人がドアノブやおもちゃ、タオルを使って他の人にうつす二次感染を起こすケースが多いと言われています。

ロタウィルスは1~3日間体内に潜伏して激しい嘔吐や下痢などの症状を起こすため、感染した場合は注意が必要です。

特に、大人と異なって80%が水分である小さな赤ちゃんの体は、脱水症状になると命の危険にもつながるため、

予防接種の出来ないこの時期にロタウィルスに掛からないように、親御さんには十分な配慮が必要であると言えます。

以下は、ロタウィルスの初期症状と赤ちゃんの脱水症状について説明しています。

■発熱

感染してすぐに微熱程度の発熱がみられます。

人との交流を避けて、大人しく休養させましょう。

■嘔吐

無理に食べさせなくても大丈夫です。

水分補給に重点を置いて、飲めるものを少しずつ与えましょう。

■下痢

水のような白い便が数日から10日ほど続きます。

下痢をする事で、おしりかぶれが酷くなる場合があります。

柔らかいウェットワイプを使うか、おしりをぬるま湯で優しく洗って清潔を保ちましょう。

また、処理後のおむつはビニール袋に入れて捨て、タオルは他と分けて洗濯しましょう。

■赤ちゃんが脱水症状なった場合

・発熱時に汗をあまりかかない

・機嫌が悪い

・泣き声が弱弱しい

・おしっこの量が少ない、色が濃い

・皮膚が乾燥している(特に口の回りが乾燥している)

・涙目になっている

・ボーっとしている(呼んでも応えない)

などの症状が幾つか現れます。

心配がある場合は、迷わず医師や地元の相談窓口に相談しましょう。

ロタウィルスの感染経路は唾液

ロタウィルスに感染すると1週間以上嘔吐物や汚物の中にウィルスが排出され、空気や唾液を介して他の人に二次感染をもたらすと言われています。

そのため、以下のような点に注意しましょう。

・おむつを替える時は出来るだけ使い捨て手袋、マスクをします。

・汚物はビニール袋に入れて入れ口をシッカリと閉じます。

・吐しゃ物が付いたタオル、服などは他のものと別にして熱湯か(次亜塩素酸ナトリウム)漂白剤に浸けてから洗濯します。

・吐しゃ物がカーペットに付いた場合も、次亜塩素酸ナトリウムを使って拭きます。

・おもちゃなどをこまめに熱湯で消毒します。

・ベッドなど大きなものの殺菌には、スチームアイロンをかけるか、天日干しなどが有効です。

・家の中を歩き回らない,連れ回らないように1つの部屋に隔離します。

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次亜塩素酸ナトリウムには、ロタウィルス・ノロウィルスなどのアルコール消毒が効かないウィルスの死滅に活躍します。

購入しても良いですし、漂白剤に次亜塩素酸ナトリウムの表示があるので、それを0.02%~0.1%の濃度になるよう水に希釈して使います。

看病と二次感染撲滅のためにヘトヘトになるかもしれませんから、子供の感染の期間は全く手抜き家事で良いですよ。

また、唾液で感染するという事は、咳やくしゃみ、鼻水にもウィルスが含まれていると言えます。

平熱に戻り、下痢や嘔吐が治まってから、外出を考えるようにしましょう。

特に、保育園やプールなど多くの幼児が集まる場所に行くのは完治するまで避けましょう。


ロタウィルスは急性胃腸炎とも呼ばれ、胃腸の働きが弱くなるので、大人も十分気を付けて、消化の良いものをよく噛んで食べるようにしましょう。

赤ちゃんに脱水症状が見られたり、排せつ物に異常が見られた時には脱水症状に気を付けて様子を見、異変にすぐ対応出来るように備えましょう。

最後に、胃腸と常に関わりが深くその働きを妨げる元が ”ストレス” です。

ストレスを溜めない工夫が、最も効果的な予防と言えるのかもしれません。

お大事にしてください。

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