rsウイルスの予防接種はいつから対象で金額はいくらぐらいかかる?

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RSウィルスはRespiratory Syncytial Virus の事で、2歳までの乳幼児のほぼ100%が感染すると言われています。

リスクが高いのは、6か月までの新生児で悪化すると入院や長期治療が必要になってきます。

今回は、このRSウィルスの予防接種について検証していきます。

対象者や料金、国または県の補助について知っておきましょう。

さっそく見ていきましょう。

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rsウイルスの予防接種はいつから?

RSウィルスの予防接種としては以下のようなものが開発中または使用されています。

■ピリジズマブ(シナジス)

予防接種ではないが、乳幼児のRSウィルスの重症化を防ぐ事が出来る事で注目されています。

厚生労働省に定められている以下の乳幼児の場合、自己負担なしで多くの場合接種が受けられます。(10月~4月ぐらい)

・28週以下の早産で、生後12か月以内の赤ちゃん

・29~35週以内の早産で、生後6か月以内の赤ちゃん

・気管支配異形成症の治療を受けた、生後24か月未満の赤ちゃん

・血行動態の異常から来る先天性心疾患を持つ、生後24か月未満の赤ちゃん

・免疫不全を持つ、生後24か月未満の赤ちゃん

・ダウン症候群を患う生後24か月未満の赤ちゃん

■弱毒生ワクチンやその他のワクチン

開発は進んでいるものの、いまだ臨床応用には至っていません。

RSウィルスの広がりが日本に限らず、世界中で見られる事からWHOでもワクチンの開発には力が入れられているようです。

一日も早い開発と実用が期待されています。

rsウイルスの予防接種の対象となるのは?

上記にもあげたように、ピリジズマブ(シナジス)の対象となるのは、肺や気管支の疾患を抱える赤ちゃんを中心に早産で生まれた赤ちゃんが、おもにその対象とされています。

ですから、その他の赤ちゃんではピリジズマブ(シナジス)の接種は受ける事はないようです。

しかしながら、毎年2万~3万人の赤ちゃんがRSウィルスで入院を強いられている事からも予防接種の必要は年々大きくなってきてます。

ここでは、ピリジズマブ(シナジス)の接種の過程を見ていきましょう。

①在胎35週間以下で、3月1日生まれの赤ちゃんの場合

RSウィルスが流行り始める9月に生後6ヶ月以下であるため、生後間もなくピリジズマブ(シナジス)の接種が数ヶ月その体重に合わせて行われます。

通常RSウィルスの時期には毎月(3~4月頃まで)継続的に接種されます。

②RSウィルスが流行り始める9~10月までに、気管支肺異形成症(BPD)の発症と治療をした生後24ヶ月の赤ちゃんはRSウィルスの重症化を防ぐためにピリジズマブ(シナジス)を受ける事が奨励されています。

以上は対象となるいくつかの例です。

担当の医師に相談してシナジスを受けるかどうかを決めましょう。

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rsウイルスの予防接種の金額は

シナジスの効果は1ヶ月であるとされています。

ですから、RSウィルスが流行しやすい10月~4月は毎月注射を受けなければならない事になります。

しかし、シナジスの代金はまだまだ高額です。

ここでは、金額の面から考えていきます。

■乳幼児医療費助成制度の金額に上限がない場合

シナジスは予防接種ではありません。

この制度で注射代が無料になるケースもあるようです。

ですから、自治体に相談してみて対象になるかどうかを聞いてみましょう。

■健康保険が使えるケース

2割負担になります。

しかし、シナジスの注射は少なくて4回多くて6回以上の接種となり、金額的には8万円~20万円(体重により適量が変わるため)ほども掛かってきます。

健康保険を使い、確定申告の際に高額医療を申請すると還付金を受け取れる場合もある事でしょう。

■具体的な金額

シナジスは50㎎単位で約8万円です。

赤ちゃんが3.3㎏を超えると100mg購入する必要がありますから、一回の注射に16万円かかるという簡単計算になります。


いかがでしたか?

多くの赤ちゃんがRSウィルスにかかってもシナジスで重症化しないケースがある事から、今後すべての赤ちゃんが対称になる事は大いに期待されている事であると言えます。

それまでは、症状を観察して長引く咳にはきちんと対応してあげて、RSウィルスに負けないように子供を守ってあげましょう。

また、RSウィルスが流行りやすい10月~4月には2歳未満の乳幼児・幼児は人ゴミを避けるなど、予防にも気を付けましょう。

お大事にしてくださいね。

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