食中毒の症状で発熱した場合は他の症状にも気を付けて!

目安時間:約 6分

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食中毒にかかった場合、吐き気や嘔吐といった症状が出るイメージがありますが、実はそれだけではないです。

重症化した場合、発熱やそれに伴う脱水症状、更に重症化すればショック状態となり

緊急性を要する危険な状態にもなるお恐ろしい病気です。

また、この症状は、細菌、ウイルス、化学物質によって異なります。

その為、この病気と感染したウイルスの特定は、原因だと思われる食品を食べてからどのくらい経ったのかと、

その時の症状で特定することが可能なので、しっかり知識を入れておけば、

実際に発症したとしても、冷静に対処出来るかと思います。

ですので、症状とそれら症状が出たときの対策方法をご紹介します。

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食中毒の症状で発熱と下痢がある場合

食中毒で発熱が出た場合、鶏卵や肉類に多く含まれる「サルモネラ菌」に感染し、

発症するケースが多く、発症ピークは7月~9月と言われています。

熱は38℃くらいまで上昇し、重症化すると40℃近くなることもあり、下痢も併発することもあります。

感染経路は鶏卵や肉類が多いが、人やペットの糞便の接触からの感染ケースもあります。

潜伏期間は5時間~72時間(平均12時間)、回復までには2,3日とされています。

対処方法は下痢を繰り返すことで体外にウイルスが排出され、症状が緩和されます。

つまり、苦しくても、和らげようと下痢止めなどを飲むと逆効果となり悪化する場合があります。

また、発熱、下痢の影響で体内の電解質が枯渇し、脱水を起こすことがあるので、

まめに電解質を補えるスポーツ飲料などで水分は取ることが大切です。

しっかり知識を頭に入れておけば、自己診断が出来、自宅療養も可能です。

以下の症状が出た場合は病院で受診をしましょう。

1、 1日に10回以上、嘔吐、下痢がある
2、 激しい下痢などの症状がある
3、 血便など血液が混ざる。
4、 呼吸が不安定、意識が朦朧としている

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食中毒の症状で発熱と腹痛の場合

食中毒で腹痛が出た場合、牛の糞便によって汚染された食肉や加工品、井戸水に多く含まれる「病原性大腸菌(О157)」

に感染し発症するケースが多いとされています。

潜伏期間は4日~14日、回復までには2,3日とされています。

腹痛が起きた場合、痛む部位はみぞおちと左下の下腹部です。

しかし、みぞおち周辺には胃や十二指腸など、痛みに敏感な臓器があります。

つまり、みぞおちの痛みは心筋梗塞、十二指腸腫瘍、胃がんの可能性もあるんです。

なので、腹痛だけで判断せず、他の症状や口にしたものなどを照らし合わせて判断します。

対処方法は、は同時に吐き気や下痢も引き起こすので、脱水症状にも気を付けましょう。

つまり、水分補給が大切となりますが、これらの症状の場合、困難な場合もありますので、氷のかけらや、少量の水、スープでも良いです。

ただし、炭酸飲料やカフェインは弱った腸に刺激になるので避けます。

また、食べ物は味が薄く、消化の良い食べ物を食べることを心がけます。

おかゆ、トースト、バナナを少量ずつ摂り、もしその後、再び症状が出たら時間を空けて、少しずつ摂ります。

味が濃いもの、辛い物、乳製品、砂糖が多く含まれているのは消化しづらいので控えます。

食中毒の症状で発熱と吐き気がある場合

食中毒で吐き気が出た場合は「ノロウイルス」に感染し発症するケースが多いとされています。

しかし、このウイルスは原因食品が判明していないものが多く、判明しているものの中で代表的な食品が貝類(二枚貝)です。

潜伏期間は24時間~48時間、回復までにも2,3日とされています。

発熱は軽度で37℃~38℃とされています。

対処方法は、他の食中毒ウイルスと同様、有効な薬やワクチンは開発されていない為、安静にし、

ウイルスの排出とともに症状が治まるのを待つしかないです。

しかし、ノロウイルスは特に吐き気やそれに伴う脱水症状が酷い為、自力で水分が摂れない場合は、

医療機関で点滴、吐き気を抑える薬、胃腸を整える薬を処方してもらうこともあります。

何故なら、ノロウイルスは脱水のリスクが高い為、脱水になった場合、それが悪化すると

目眩、頭痛、吐き気、意識障害など重篤な症状を引き起こすリスクがあるからです。

特に体力のない乳幼児や高齢者は注意が必要です。

もし、自力で水分が摂れるなら、市販されている経口補水液がお勧めです。

人肌程度に温めてから飲むことで胃への負担を抑えることが出来ます。

同じ飲み物でも、水やお茶は体液が薄まり

スポーツ飲料では多くの糖が含まれているため、大量に摂取をすることにより、

ペットボトル症候群(急性糖尿病)が発症することがあります。


いかがでしたでしょうか、どれも共通して当てはまることは、水分をとり、毒素を排出して安静にする。

ということでした。

脱水症状は本当に恐ろしいので、何らかの形で絶対、水分補給はするようにしましょうね。

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