帯状疱疹 痒み

帯状疱疹の症状で代表的なのが痛みと痒み。

比較的初期の場合や、治りかけの頃につらいのが痒みの方かもしれません。

夜眠れないくらい痒い場合も少なくないようですが、市販薬ではどのような薬を使う事が出来るのでしょうか?

今回は痒みの原因や対処方法に注目して共に検証していきたいと思います。

さっそく見ていきましょう。

帯状疱疹の痒みで眠れないときはどうしたらいい？

帯状疱疹の症状は人それぞれ違いますが、主な症状に痒みがあります。

痒みがひどくて眠れない場合もあるかもしれませんが、無意識にでも掻いて患部に傷が出来てしまわないように気を付けなければなりません。

では、痒みを抑えて、睡眠を確保するために出来る事が何かあるのでしょうか?

■保温

患部を柔かい素材の布で覆って保温する事で痒みが緩和する場合があります。

患部を覆う事は睡眠中に無意識に掻いて水疱を潰してしまわないためにも大切な事であると言えます。

■清潔

患部はデリケートで感染しやすい皮膚の状態になっています。

お風呂に入る際には石鹸で擦らないように優しく洗うか、お湯につけないようにしましょう。

寝ている間に爪で引っ掻かないように、爪はキレイに切っておきましょう。

■マッサージ

血行を良くするマッサージはどんな病気にも効果的です。

寝る前に足の裏・足・背中・肩回り・首・頭など血行を良くするマッサージをしましょう。

それでも続く痒みのために睡眠不足になってしまうようであれば、昼寝や睡眠薬などの使用も考える事が出来ます。

帯状疱疹の痒みの対策は？

痒みが落ち着くまではつらいかもしれませんが、以下のような方法を試してみて効果が出るものを見付けてみてください。

①患部を冷やさないようにする

冷やして痒みが治まるのは一時的であると言われています。

痒みを緩和させるにはお風呂で良く温めて、血行を良くする事が必要です。

マッサージなども試して効果を見てみましょう。

②塗布薬

帯状疱疹の痒みを抑える薬を使ってみましょう。

かゆみ止めとして市販されている一般薬ではかえって症状が重くなる可能性があります。

必ず医師の診断を受けてかゆみ止めを処方してもらいましょう。

③カイロや湯たんぽで温める

患部に近い動脈を温めてみてください。患部が腰周りであれば背骨の辺り、患部が顔であれば肩や首辺りをマッサージするか温めてみましょう。

患部に直接カイロを当てて低温やけどをしないように気を付けましょう。

④患部に柔らかい素材の布を当てて、保温する

レッグウォーマーや腹巻などでも代用出来ます。

体を休めて痒みが落ち着くまで、意識的に仕事や家事は休むようにしましょう。

帯状疱疹の痒みに効果のある塗り薬は？

では、最後に市販薬で選ぶ痒み対策を紹介していきます。

■選ぶべきかゆみ止め

①アラセナA

佐藤製薬から出ている塗布薬

病院の処方薬にも同様な成分の塗布薬があります。

②アラセナS

口内炎ヘルペスの塗布薬として製造されていますが、成分はアラセナAと同様なので患部に使うと効果があります。

■選ぶべきではないかゆみ止め

①ムヒ
痒みにムヒが効くと一般的に言われていますが、皮膚疾患には種類があり、帯状疱疹の場合はムヒは効きません。

ステロイドが入っている痒み止めは使用しない方が良いようです。

②リンデロン軟膏

多くの皮膚疾患に使われますが、これもステロイドが使用されており帯状疱疹の痒みには向いていません。

また、これは予防の一つですが帯状疱疹を予防するためのワクチンが50歳以上を対象に推奨されています。

しかし、ワクチンは任意に任されており、費用は自費（おおよそ6000円～8000円）です。

帯状疱疹は発症してから3日以内に抗ウィルス薬を投与すると症状が軽くて済むと言われています。出

来るだけ早く受診しましょう。

---

いかがでしたか?

過労や睡眠不足は後に大きなリスクを伴うので、出来るだけ疲れをためないようにしましょう。

ステロイドや他の帯状疱疹薬の使用は副作用もあるため、医師や薬剤師との相談が欠かせません。

早めに治して神経痛など後遺症を残さないように気を付けてください。

お大事にしてくださいね！