帯状疱疹入院するときはどんな時?期間や費用は?生命保険は使えるの?

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帯状疱疹とは、幼少期に水疱瘡になった方ならだれでもかかりうる病気で、そのときの原因ウィルスが神経節に隠れていて、疲れやストレスから免疫力の低下を招き、帯状疱疹へと至るものです。

症状としては、身体の半身を中心に水泡性の発疹ができ、強い痛みやかゆみに襲われ、発熱を伴うこともあります。

こんな帯状疱疹ですが、治療をするにあたって、入院が必要となるケースがあります。

今回は、帯状疱疹の入院について、期間や費用を中心にお話を進めてまいりたいと思います。

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帯状疱疹入院するときはどんなとき?

帯状疱疹の治療は、主に投薬と生活習慣の見直しとなります。

投薬の内容については、抗ウィルス薬、痛み止め、かゆみ止めが中心となります。

生活習慣の見直しとは、免疫力を高めるために、食生活の改善や睡眠時間を十分に確保すること、そして休息をたっぷりとることが求められています。

ただ、顔や耳など、首から上の部位に帯状疱疹が発症した場合は入院となるケースが多いようです。

なぜならば、顔面神経麻痺や聴覚異常、最悪の場合失明する可能性も考えられており、重症化しやすい傾向にあるため、入院して点滴などの治療を行うことが勧められているようです。

また、倦怠感が強く全身状態が悪い場合、例えば衰弱や脱水がある場合や、免疫力が非常に弱っていて、広い範囲に発疹が出現している場合にも、入院治療が適応されることがあります。

高齢者の方が帯状疱疹になると、衰弱が進んだり免疫力の低下が著しかったりすることが多いので、大事を取って入院になることが多いと言われています。

帯状疱疹入院の期間は?

帯状疱疹で入院すると、軽症の方なら7~10日間、重症の方で3週間~1ヶ月もの間の期間が必要となります。

このように、症状によって入院期間が異なります。

甘く見てはいけないのは、帯状疱疹からさまざまな合併症を起こす恐れがあるということ。

帯状疱疹は免疫力の低下が引き金となって発症します。

免疫力が低下しているときは、帯状疱疹だけでなく、他の病気にもかかりやすい状態で、免疫不全に近い状態であると言われています。

したがって、症状が進み、合併症を起こす恐れのある方は、全身管理が必要となるため、3週間~1ヶ月という長い期間を要する入院となるのですね。

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帯状疱疹入院の費用は?生命保険は使える?

帯状疱疹の入院期間がわかったところで、気になるのは入院費用ですよね。

帯状疱疹は、他の方に感染する可能性は低いとされていますが、感染症であることには変わりないので、個室で入院するケースが多いと言われています。

個室を使用するとなると、治療費は保険適用があっても、入院する部屋の個室代は適用外となります。

軽症の方で1週間入院するとなると、個室の条件で、約10万円はかかるでしょう。

症状が重篤で全身管理が必要な場合、入院期間も伸びることとなり、それに比例して費用も高くなります。

ここで救世主となるのは、生命保険だと思います。

加入していれば、入院費用がいくらか戻ってくるケースもあるかもしれません。

保険会社に問合せが必要となりますので、是非確認をとってみてくださいね。

ただ、帯状疱疹に1度でもかかったことがある人は、新しく生命保険に入れないこともあるようです。

それは、帯状疱疹は誰でも起こりうる可能性が高いからです。

帯状疱疹にかかる前に入っていた生命保険であれば、入院費が出るところもありますが
それぞれの保険会社の約款に基づいて支払われるので、もしかしたら出ないこともあるかもしれません。

もし、帯状疱疹で入院した場合は、まずは生命保険に確認を取ることが一番です。

生命保険がおりなかった場合は、高額医療費の請求を会社なら会社の健保組合に、国民保険であれば役所にする、
一定額よりも高額になった場合は支払いが免除されることもあります。

帯状疱疹で入院するようなことがあったら、今後の生活のためにも医療費の額や払い方など最初に確認するといいでしょう。


帯状疱疹の入院についてご説明してまいりました。

入院期間や費用などについて理解していただけたかと思います。

帯状疱疹は、発症しているときに大変つらい症状に見舞われるだけでなく、帯状疱疹後神経痛といった後遺症が残る可能性もある病気です。

後遺症が残らないためにもしっかり治療していきたいところですね。

軽症・重症に関わらず、帯状疱疹かもしれないと異変を感じたら、なるべく早く医療機関へ行くようにしてくださいね。

必要があれば入院の手続きをして、適切な治療を受けましょう。

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