帯状疱疹の後遺症の中でも痛みが続く場合の治療はどうしたらいい?

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帯状疱疹を発症したあと、心配なのは後遺症が残るのかどうか。

あの辛かった痛みがこれからもずっと残るのは嫌ですよね。

そこで今回は、帯状疱疹後の後遺症について、どんな症状があるのか、また、後遺症の治療法なども併せて、詳しくお話してまいりましょう。

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帯状疱疹の後遺症はどんなものがある?

帯状疱疹とは、水疱瘡にかかったことがある方で、その原因ウイルスが体内に残り、疲労や免疫力の低下が引き金となって発症する病気です。

症状が出ているときも痛みやかゆみに襲われ、毎日つらいと思いますが、治ったとしても後遺症が残る場合があり、またつらい日々が続くことになります。

身体に痛みが残る帯状疱疹後神経痛だけでなく、顔に帯状疱疹が出たあとは顔面神経麻痺の症状が後遺症となって残る場合があります

目の周りに出たあとは特にリスクが高いと言われており、眼瞼炎、角膜炎、結膜炎、ぶどう膜炎、緑内障等の症状が出るおそれがあります

顔には三叉神経という知覚神経があり、目の神経にもつながっているので、こういった後遺症が出ることがあるのですね。

また、耳に帯状疱疹が出たときは、ラムゼー・ハント症候群といって、難聴の症状が出ることもあります

帯状疱疹後にこういった後遺症が残ってしまうと、日常生活に支障が出てしまい大変ですよね。

それを防ぐためにも、帯状疱疹にかかってしまったときは、できるだけすぐに医療機関へ行き、後遺症が残らないよう帯状疱疹を早めに治す努力をしましょう。

帯状疱疹の後遺症で痛みが続く場合は他の病気なの?

帯状疱疹の後遺症で痛みが続くとき、これは帯状疱疹後神経痛と言われており、帯状疱疹の後遺症として最も多く報告されています。

日常的に焼けるような痛みやふとしたときに感じる刺すような痛み、触れるだけで感じる痛みなど、痛みの種類はさまざまですが、帯状疱疹の発疹が消えて治っても痛みが継続することを言います。

後遺症の原因としては、帯状疱疹にかかったときにはまともに働いていた神経線維が、帯状疱疹の原因ウイルスによって傷つけられ炎症を起こし、神経線維の過剰な興奮や痛みを抑える神経経路への障害が起こることで発症すると言われています。

60歳以上の高齢者、帯状疱疹の初期段階で重い症状が出ていた方、免疫力が低下している方は後遺症が残りやすいと言われていますので、注意が必要です。

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帯状疱疹の後遺症の治療はどうすればいい?

帯状疱疹の後遺症についても治療を進めていくことになりますが、すべての人に当てはまるこれと言った治療法があるわけではありません。

その人個人の後遺症の症状が違うことや、体質、生活習慣、帯状疱疹の症状などが違いますので、患者さんに合った治療法になっていきます。

基本的には薬物療法を中心とし、神経ブロック療法やリハビリなどの理学療法を組み合わせて治療をしていきます。

薬物療法では、神経障害性疼痛治療薬、ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液を使いますが、保険適応外の三環系抗うつ薬、抗てんかん薬を使って痛みを抑えることもあるそうです。

神経ブロック療法では、整形外科や麻酔科、ペインクリニックで受けることができ、局所麻酔薬やステロイド薬を注射し、痛みが身体に伝わるのをブロックする治療法となっています。

リハビリなどの理学療法では、適度な運動やマッサージをすることで、身体の代謝機能を高めて痛みを取り除いていく治療法で、後遺症で麻痺が出ている方にはそれを緩和する効果も期待されています。

帯状疱疹後神経痛の痛みを完全になくすことは困難で、長期的な治療となると言われています。

痛みを完全に取り除く、後遺症を完治させる、というよりは、痛みをコントロールして後遺症とこれからもうまく付き合っていくための治療となります。

後遺症とうまく付き合っていくためには、これらの治療と合わせて、生活習慣を見直し、食


帯状疱疹にかかったあと、後遺症が残ってしまうことがわかりました。

そしてその後遺症と長く付き合っていかなければいけないので、少しでも過ごしやすい工夫が必要となりますね。

好きなことに熱中したり外出したりして痛み以外のことに注意を向けてみること、身体を冷やさないようにすること、疲労やストレスを溜めず栄養・睡眠を十分にとること、痛い箇所を刺激しないこと、日常生活でさまざまな工夫をして、後遺症に負けずに毎日過ごしていってくださいね!

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