手足口病 症状 子供

手足口病は小さい子供を中心にかかりやすい病気です。

かかってしまったときに、お母さんができることは

どんなことでしょうか。

手足口病の特徴や対処法をまとめました。

手足口病の症状で子供が軽い時はどんな感じ？

【手足口病とは】

手足口病の症状は名前の通り、

手のひら、足の裏や足の甲、

口の中などに2～3ミリの水疱性の発疹が出る病気です。

感染してから3～5日経つと症状が出てきます。

発熱は全体の3割くらいの人にみられます。

軽い場合は数日のうちに症状がおさまります。

子供に起こりやすい病気で、5歳以下の子供が

患者のほとんどを占めています。

夏に多くみられる病気でピークは7月中旬くらいです。

手足口病の症状があるときに子供に飲ませる薬は

【治療法について】

実は、手足口病に直接効く薬や、

予防するためのワクチンというのはありません。

ただ、発熱や喉の痛みを抑える薬はあるので

お医者さんに行くと、そういった薬を処方してくれます。

根本的治す薬がないということは、

経過観察をしていくことになります。

出来るだけ安静にして回復を待ちましょう。

【様子がおかしいと思ったら】

ほとんどが軽い症状のことが多いですが、

重症化すると喉にも発疹が出たり、痛みが出てきたリ、

まれに髄膜炎や脳炎などを引き起こすことがあります。

高熱が2日以上続く、嘔吐、頭痛、呼びかけに反応しない、

呼吸が苦しそう、おしっこが出ない、衰弱しているなどの

症状が見られた場合には、すぐにお医者さんに行きましょう。

【食事はどうしたらいいのか】

栄養バランスの整った食事を摂ることが

回復への第一歩なのですが、

なんせ食べ物が発疹に当たって痛いので、

小さい子供は「食べなきゃダメだよ」と言い聞かせても

なかなかご飯を食べてくれないかもしれません。

そんなときにはこんなものを試してみてはいかがでしょうか。

・豆腐、卵豆腐

・茶碗蒸し

・ゼリーや寒天（ウイダーインゼリー）

・お粥や雑炊、水で作ったお茶漬け

・そうめん

・冷製スープ

・くだものの缶詰

・バナナ

熱いものは痛いと感じるので冷たいもので、

咀嚼するのも一苦労なので、つるんと噛まずに

食べられるものが良いようです。

ご飯を食べてくれないというときでも

水やスポーツドリンクなどで水分補給は出来るだけ

するようにしましょう。

手足口病の症状がある子供を保育園に行かせてもいいか？

【感染経路を知ろう】

手足口病は接触感染、飛沫感染、糞口感染

（便によって排出されたウィルスが口に入って感染する）が

感染経路です。

他の園児と一緒に遊んだりして濃い接触が多く、

また衛生の感覚というのがしっかりと身についていないため

うっかりウィルスのついたものを口に入れてしまったりと

感染しやすい環境にさらされています。

また、手足口病にかかったことのない子供は

ウィルスに対して免疫が出来ていないため、

感染しやすくなっています。

【保育園に行かせるかどうか】

手足口病はインフルエンザなどとは違い、

学校保健法で予防すべき感染症に含まれていないため

病院側から出席停止を言い渡されることはありません。

かかっても軽い症状で済み、

症状が3～5日程度でおさまることが多く、

治っても便からウィルスが排出され続けることもあり、

完全にウィルスが排出されるまで長い時間を要するので

その期間ずっと登園しないというのが難しいというのが

理由として考えられます。

ですが、感染力が強いので保育園や幼稚園によっては

「手足口病にかかった場合には登園を控えてほしい」と

言われる場合もあります。

手足口病にかかっていると分かったら、

通っている幼稚園や保育園に報告をして指示を仰ぎましょう。

【感染を予防するためには】

・うがい手洗いをしっかりすること

・トイレをしたあとの後始末をきちんと指導すること

・他の子と、タオルやハンカチを共用しないこと

完全に防ぐ方法はないのですが、

これらをすすめていくことが予防に繋がります。

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発疹が出てかゆい、痛い、ご飯が思うように食べられない・・・

親として我が子が苦しんでいるのを見ているのは辛いものですが、

軽度であれば数日で回復に向かうので見守ってあげましょう。

「治ったら一緒にたくさん遊ぼうね！」という

お母さんからの励ましや優しいまなざしが

一番の薬になるかもしれませんね。