溶連菌の時の外出は熱ないときは学校や習い事に行ってもいいの?

目安時間:約 6分

溶連菌は正式名称を「溶血性連鎖状球菌」(ようけつせいれんさじょうきゅうきん)を短くした感染病です。

発熱や喉の痛みが主な症状で子供の何と6割以上が一度は掛かると言われている病気です。

多くの場合、発症に気が付かないまま外出する事も多く、感染しないためには予防や免疫力を高める事が最も有効です。

今回は、溶連菌が流行るこの時期に子供が学校や習い事で気を付けたいいくつかのポイントを見ていきます。

ぜひ参考にしてください。

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溶連菌の時に外出していいの?

溶連菌にかかった場合以下のような症状が出ます。

・38度以上の発熱

・喉の痛みや腫れ

・咳

・吐き気や嘔吐

・イチゴ舌(イチゴのようなブツブツした発疹が下の全面に出来る)

・体にかゆみを伴う発疹

このような症状が出ている場合には、外出は控えた方が良いでしょう。

病院に受診に行く場合には、マスクをして感染を広げないように気を付けます。

受付で隔離出来る場所があれば、そこで待たせてもらう事も望ましいかもしれません。

また、病院で他の病気に感染しないためにもマスク・手洗い・うがいは徹底しましょう!

熱が下がって、食欲が出始めたら外出は最低限度で可能でしょう。

学校には2日以上は休みを伝えておくと良いでしょう。

発熱が落ち着いてもその他の症状、特に喉の痛みは1週間はかかる事を覚えておきましょう。

乾燥や刺激のあるものは喉に悪いので気を付けなければなりません。

×避けたい食べ物

・刺激の強い香辛料や酸味のあるもの

・極度に熱いものや冷たいもの

・体を冷やすもの

・炭酸飲料

溶連菌で熱ないときは学校に行ってもいいの?

抗生物質を服用して1~2日経つと熱が下がってくると言われています。

では、学校に登校するタイミングはいつ頃が良いのでしょうか?

以下の様子を見て親御さんが判断してあげましょう。

■他の症状は落ち着いているか?!

熱以外にも、発疹や指先などの皮膚がめくれているといった「溶連菌」感染の症状が出ている場合には、まだ症状は落ち着いていないかもしれません。

喉の痛みは1週間以上はかかる事は仕方がありません。

吐き気や倦怠感など他の症状も総合的に診て判断してあげましょう。

■本人はどう言っているか?!

症状を説明出来る年齢であれば、本人に聞いてみる事が大切です。

頭痛や吐き気など勉強の妨げになる症状を抱えていないかどうかを確かめましょう。

■元気はあるか?!

フラフラして歩いていないか、疲れて座り込んでないかなど一日の様子を観察して元気度を確認しましょう。

風邪をひいても元気でいる子供は多くいます。

ただ、風邪をひいて怪我をしやすいなど親がハラハラする状態が見られる場合は、テレビを見せたり音楽で落ち着かせるなどして、上手に休養するようにもっていってあげたいですね。

■よく眠れているか?!

睡眠は子供の体力を回復するためにとても大切です。

睡眠不足だなと思ったら、学校には午前中のみ行かせます、など工夫が出来るかもしれません。

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溶連菌のときの習い事は?

では、習い事にはどうすれば良いのでしょうか?

■インドア(ピアノや公文など)

子供が集まるところへ行く場合には十分に気を付けなければなりません。

子供が完治していても、親が感染して他の子供に移してしまうかもしれません。

習い事に行く場合にはマスクをして、出来るだけ人との接触は避けるように心掛けましょう。

他の日に変更出来ないかどうかを相談してみても良いかもしれません。

■アウトドア(スポーツや趣味など)

外気に触れるには体力が十分に回復している事が最も大切です。

特に、スポーツは全身の筋肉を使いますから子供の体力に合わせて調整してあげなければなりません。

いつもより疲れやすいなと観察した時には、無理に連れて行かない方が良いかもしれません。

■友達の家に行く

お友達と遊びたいかもしれませんが、感染してその子も「溶連菌」にかかってしまったら可哀想ですね。

ですから、いずれの場合でも溶連菌は十分に治ってから開始する必要があります。


子供の病気は次々と起こると、とても心配になりますね。

子供が溶連菌にかかってしまったら、治るまでは看病も疲れる事でしょう。

でも、大人になるにつれて免疫力が高まれば、溶連菌に負けない体を作っていく事が出来ます。

看病している親御さんが疲れてしまわないように、十分に気を付けてくださいね。

お大事にしてください!

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