溶連菌になった時の休みは何日?熱も出ないし元気でも外出はダメなの?

目安時間:約 5分

溶連菌とは、子どもが罹りやすい感染症です。

聞き覚えのない方も多いかもしれませんが、知らなかったでは済ませられない事態が起こる可能性もある病気です。

いざという時に備えて、しっかり勉強していきましょう。

今回は溶連菌にかかっても元気な子についてどうすればいいかをまとめました。

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溶連菌で休みを取る期間は何日?

溶連菌は病名の様に扱われる事も多いですが、正式には溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌の事です。

(病名の場合は、溶連菌感染症と言います。)

その細菌には、α溶血とβ溶血の2種類が存在します。

溶連菌感染症の90%は、A群β溶血性連鎖球菌と呼ばれるβ溶血の中のA群の細菌が原因で起こります。

喉の痛みが主な症状で、舌がイチゴの様にブツブツになるイチゴ舌や発疹などの症状も現れます。

頭痛や吐き気を伴うケースも報告されています。

最初に書いた様に溶連菌は感染症なので、発病すると学校や幼稚園を休まないといけなくなる可能性があります。

学校保健安全法では【その他の感染症】※に分類されています。

(※出席停止が義務付けられている訳ではなく、必要に応じて出席停止を求められる感染症の事。)

文科省では【適切な抗菌薬療法開始後24時間以内に感染力は失せるため、それ以降、登校(園)は可能である】、厚労省では【抗菌薬内服後24~48時間経過していること。ただし、治療の継続は必要】と定められています。

なので、感染した子供を出席停止にするかどうか何日休ませるかなどの判断は、医師によって異なります。

2~5日が目安と言われていますが、鵜呑みにせず医師の指示に従いましょう。

溶連菌でも熱が出ないときでも休まないとダメ?

溶連菌に罹ると、38度以上の高熱が出る場合もあります。

そうなると、学校や幼稚園は当然休ませると思います。

ですが、微熱や軽い喉の痛み程度の症状しか現れていなくても溶連菌に罹っている事はあります。

その場合でも、学校や幼稚園は休ませましょう。

溶連菌は感染力が高いので、感染力が低下するまで※安静にしておきましょう。

※溶連菌の治療薬である抗生物質の服用から24時間が目安とされています。

その後は、医師の指示に従いつつ、お子さんの様子を見て決めてあげてください。

元気そうに見えても意外と体力を消耗している場合があるので、無理はさせない様にしてください。

また、治った様に見えても抗生物質の服用を途中で止めないでください。

再発や合併症(糸急性腎炎やリウマチ熱など)が引き起こされたりする可能性があります。

抗生物質はきちんと飲み切りましょう。

しかし、暫く飲んでも症状が改善されない・飲み始めて直ぐに発疹が出てきたなどの場合は、服用を中止して医師の判断を仰ぎましょう。

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溶連菌なのに元気だけど外出してもいい?

溶連菌は、軽度だと何の問題もなく自然治癒すると言われています。

なので、溶連菌と診断されても医師によっては抗生物質を服用させない場合があります。

その様な場合は溶連菌に罹っていても元気な場合がありますが、感染力が落ちている訳ではありません。

医師に外出を許可されるまで、または症状が治まるまで、家で大人しくさせていましょう。

それでも、母親・父親・兄弟・姉妹などに感染の可能性が残ります。

(溶連菌は大人も感染する場合があり、そうなると重病化しやすいと言われています。)

溶連菌の感染経路は、飛沫感染と接触感染です。

主に以下の事に気を付けて、感染を防ぎましょう。

●うがいと手洗いをする

●マスクを着用する

●食べ残しや飲み残しを口にしない

●食器やストローは同じものを使わない

●同じ食器の料理を食べない

また、発疹が出ていて薬を塗ってあげる場合は、ゴム手袋やビニール袋を使用して患者の皮膚に直接触れない様に注意してください。


如何でしたか?

お子さんのいる方は、特に知っておくべき内容だったかと思います。

いざという時に、この記事が少しでも役立てば幸いです。

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