気管支喘息の治療に運動すると運動誘発性喘息になることもある?

目安時間:約 5分

zen1

気管支喘息の予防として、運動が良いとか、特に水泳が良いとか聞きます。

筆者も小児喘息だったので、水泳をやっていました。

いとこも喘息持ちで、やはり水泳をやっていました。

水泳はどうしていいのでしょうか?

他の運動で、喘息でも予防に良いモノはどんなものがあるのでしょうか?

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気管支喘息の治療に運動は効果があるの?

気管支喘息の治療の一環として、呼吸器の機能を上げたり、体力を付けたり、免疫力を上げたりすると言う意味で運動を取り入れる事があります。

運動をすれば必ず喘息が治る、と言う物ではありません。

全身の機能を上げて、喘息に負けないような体を作るのが目的だと言えるでしょう。

体を鍛えて、少し動いたくらいで息が上がらないような体になれば、風邪も引きにくくなります。

そういう意味で、運動をすることは良いでしょう。

もう1つ、喘息は心の病気とも言われています。

運動をすることで、ストレス発散したり、運動が出来ない事へのコンプレックスを克服して、自信を持つことも出来ます。

運動誘発性喘息で気管支喘息が悪化することもある

激しい運動をした時に、喘息発作が起こる「運動誘発喘息」と言うのがあります。

元々気管支喘息の方にしか起こりません。

喘息の発作がある時に激しい運動をすれば、更に悪化させることもあるでしょう。

運動をするとなぜ喘息が出てしまうかと言うと、色々な原因があります。

運動をして少し経つと、気管支の収縮が起きます。

これが運動後30分で元に戻るのですが、この収縮が戻らずにいることが原因になることもあります。

環境によっては、喘息の出やすい環境で運動しなくてはいけないこともあります。

チームで行う運動で、自分で時間など調整が出来ないものは向いていないと思います。

また、空気が冷たすぎる環境も喘息には辛いです。

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気管支喘息に水泳がいい理由は?

私もいとこも、小児喘息でしたので水泳をしていました。

それが何故なのか、子供の時には分かりませんでした。

喘息の人は、運動すると息が吸えないので苦しくなってしまいます。

筆者もずっと運動オンチで、いつも他の子供とは違う印をつけてマラソンなどに参加していました。

水泳は全身運動です。

塩素などが咳を誘発する場合があるので、体質によっては出来ないという事もあるようですが、私は大丈夫でした。

天候に関係なく、いつも大体同じ環境で体を鍛えることが出来るので体力を付ける事が出来ます。

また、腹式呼吸は喘息発作の時は楽な呼吸法です。

小さい時はみんな腹式呼吸ですが、大きくなってくると胸式呼吸になり、発作の時は息が出来ません。

なので、呼吸法を身につける上でも水泳は良いと言えるでしょう。

もう1つ個人的な意見なのですが、水がある場所なので、湿度があります。

乾燥も咳を誘発するので、湿った場所での運動が良いのではないかと思います。

喘息は心の病気も関係している、と書きましたが、水泳だけは体育の中でも出来たので、確かに自信につながりました。

いとこも水泳部に入るほどになりました。

水泳選手も、もとは喘息の克服のために始めたという方も多いと聞きます。


喘息のため小さい時から体力を付けられず、自力で回復することが出来ないのが喘息の辛さです。

自分の身体を鍛えることはとても大切です。

その方法として、水泳は昔から良いと言われてきました。

アレルギー性の喘息の方で、塩素に反応してしまう方でなければ、水泳は良いでしょう。

自分の体質に合わせた運動方法を見つけて、無理なく体を作っていきましょう。

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