気管支炎と風邪の違いは?風邪薬が効かなくて悪化させたら肺炎になっちゃうかも!

目安時間:約 5分

風邪かなと思っていたら、なかなか咳だけが止まらないという事があるかもしれません。

実は、咳は風邪以外にもさまざまな病気のサインとなる場合があります。

今回は、咳の代表的なものである気管支炎と風邪の違いを中心に検証していきます。

ぜひ参考にして早めに治療して回復を目指していきましょう。

では、さっそく見ていきましょう!

スポンサーリンク

気管支炎と風邪の違いは?

気管支炎と風邪の特徴からその違いを見ていきましょう。

■気管支炎

長引く咳(2週間以上乾いた咳が続く、または痰が絡んだ咳が続く場合には気管支炎から来ている可能性があります)

・発熱(高熱が出る場合や、熱が下がっているのに咳が続く場合があります)

・くしゃみや鼻詰まり(症状が見られない場合もあります)

・咳のタイミング(体を動かした時や、たばこの煙を吸い込んだ時、ストレスを受けた時など発作的に咳が酷くなる場合が多くあります)

・アレルギーがある食べもの(卵や魚介類など)を食べて発作的に起きる。

■風邪

咳が出る期間は気管支炎に比べると比較的に短くだんだんと回復する。

・発熱は気管支炎の場合よりも安定しており、解熱剤が効く。

・くしゃみや鼻詰まりが見られる。

・咳のタイミングはその時によって異なる。

・食べ物に左右されず、咳が出る。

喉の粘膜が弱っているため、風邪を幾と症状が悪化して放置すると気管支炎が治り難くなるというケースもあるので、最初の段階で受診して治療を始める事は良いと言えます。

気管支炎には風邪薬は効かない?

風邪と気管支炎の違いを知る他の徹底的な見分け方として、薬が効くか効かないかがあります。

気管支炎を起こしている時に風邪薬を飲んでも咳は止まりません。

それは、咳の原因によります。

■風邪の咳

医師の指導の元、風邪薬・抗生物質・咳止めなどが使用されます。

気管支炎の場合にはこれらの薬を飲んでも効かない場合が多くあります。

また、咳が出るタイミングが決まっておらず発熱やくしゃみなど、他の症状と併せて咳が出る事がよくあります。

■気管支炎の咳

咳と呼吸困難が併発する場合が多く、息苦しさを感じます。

気温が変化する早朝や夕方・刺激の強い香辛料・アレルギーになる元・アルコールなど咳が出始める原因が多くの場合あるのが特徴的です。

また、咳が出始めるとなかなか止まらないというのも特徴です。

気管支炎の服薬や治療としては、気管支拡張薬・抗生物質や咳止めが使用されます。

しかし、同時に咳の原因を取り除く事や、免疫力を高める生活習慣の調整も治療に大きく関わってきます。

スポンサーリンク

気管支炎が悪化すると肺炎になることもあるの?

気管支炎は一般的には急性で起こる事が多く、ウィルスや細菌を正しい薬で呼吸器から除去する事で完治出来ます。

ところが、風邪だろうと思われる事が多く発見が遅れがちになる事もありがちです。では、気管支炎が悪化した場合に起こり得る病気と主な症状を挙げておきましょう。

入院が必要になる前に、ぜひ受診して自宅で治しましょう。

①肺炎

ウィルスや細菌が肺の内部にまで侵入して炎症を起こしている状態です。

症状としては咳が続く事以外に以下のような症状が見られます。

・呼吸困難

運動したわけでもないのに、息苦しい様子が見られる。

・顔や唇が変色(紫など)している。

②慢性気管支炎

咳が3ヶ月以上続いている場合には、気管支炎が慢性化している可能性があります。

1週間続いたら、先ずは受診・検査をおすすめします。

③咳喘息

ゼーゼー言う息苦しい症状や呼吸困難(呼吸が浅くて速いなど)の状態が見られます。

④肺がん

咳以外に以下のような症状が見られます。

・体重の減少
・血の混じった痰が出る
・胸の痛み


気管支と風邪の違いを見ていきましたがいかがだったでしょうか?

そのうちに治ると放置していたら大きな病気のサインを見過ごしている事もあるかもしれませんから、特に高齢者やもともと呼吸器系が弱い人は特に気を付けましょう。

また、免疫力を高めるように普段の生活を見直して、禁煙や野菜を中心とした献立、適当な運動など出来る事から少しづつ始めていきましょう。

また、睡眠時間は足りてるかどうか考えてみてくださいね。

お大事にしてください。

スポンサーリンク


コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

CAPTCHA


トラックバックURL: 
当サイト人気記事
季節の病気
科別
症状別
アーカイブ
最近の投稿