内科とは風邪の時にしか診てもらえない?検査や薬はどんなものがあるの?

目安時間:約 6分

咳が長く続いたり、アレルギー症状のようなくしゃみや咳が出る時に何かを受診すれば良いのか迷う事があるかもしれません。

一般に風邪と言っても、風邪の種類は2百種類以上もあると言われています。

その風邪ウィルスが咳やくしゃみを長引かせている場合もあれば、アレルギーなど他の病気が原因で症状が表れている場合もあります。

今回は、内科の受診が適している様々なケースに注目して検証していきます。

症状に応じて、ぜひ参考にしてください。

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内科とは風邪の時にしか診てもらえないの?

内科は風邪症状以外でも診察してくれます。

例えば、風邪で咳をこじらせて腰痛や肺痛を経験している場合など専門医は咳の原因や痛みの治療をしてくれます。

また、花粉症などアレルギーでも診察や処方をしてくれます。

内科の種類にはいろいろなものがあります。

■循環器内科

心臓や血管を主に診てくれる科ですが、風邪などの症状も一般的に治療してくれます。

■心療内科

ストレスや心因性な重圧で自律神経や睡眠に障害が生じる場合など医師に相談出来ます。

■消化器科

胃腸、肝臓、すい臓、大腸といった消化器系の問題を専門的に診てくれます。

■呼吸器内科

気管支や肺など呼吸器系の症状を専門的に診てくれます。

長く続く咳では、この科が最適と言えるかもしれません。

■一般内科

内科を総合的に含めて診てくれる科です。

特に専門的な診察を求めず、幅広い検査や治療を望む場合には適しているかもしれません。

■心臓内科

心臓や血管全般を診てくれる病棟です。

■神経内科

体の神経の一部が圧迫されたり、傷付く事が原因で失語・めまい・歩行困難・意識障害などの症状が出る場合に受診出来ます。

■腎臓内科

糖尿病などの生活習慣病が原因で慢性腎不全など症状が進み、人工透析などの治療を行う腎臓専門の科です。

内科に風邪でかかったときの検査はどんなことをするの?

では、一般的に内科を受診した時にどのような検査をするのかを見ていきましょう。

もちろん、医師によりますがこちらが少し知っていると医師から詳しい説明が聞ける場合も多々あります。

①問診

発熱や風邪症状を詳しく記入していくだけではなく、家族の中で病気を患っている人がいるか・アレルギーはあるか・入院の有無・外国に最近行ったか、などあらゆる角度から風邪の症状を分析していきます。

ここで、詳しく書けるかどうかが病気の早期発見に大きく関わります。

②触診

血圧や脈拍など体のバイタルサインをチェックして不調を見極めていきます。

お腹の痛みや喉の腫れなど具体的に伝える事で医師は細菌やウィルスがどこに侵入しているのかを知る事が出来ます。

③採血・検尿

血液中の成分の増減で何らかの大きな病気が背後に隠れていないかどうかを見極めます。

多くの場合は検査を希望するかどうかを確認されますので、検査結果はしっかりと聞いておきましょう。

出来れば、印刷してもらい定期的に検査結果を比較する事も出来ます。

④レントゲン

咳が続く場合に心配なのが、肺炎や結核などの大きな病気です。

必要が確認出来れば抗生物質などの点滴静注をすすめてくれます。

⑤その他

特に、鼻や咳がひどい場合には粘膜を綿棒などで採取して検査をする場合もあります。

喉の奥い炎症が見られる場合には、直接薬を鼻や耳の奥に塗布する場合もあり、これにはやや痛みや違和感が伴います。

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内科で風邪をひいたときにもらえる薬はどんな種類のもの?

■熱(ロキソニン・ボルタレン・ポンタール・ブルフェンなど)

風邪の発熱はウィルスを殺そうと体が熱を上げている攻撃態勢を取っている場合が多く、解熱するタイミングは最低限にする事が望ましいと言われています。

■咳(咳止め薬)メジコン・フスコデ、(気管支拡張剤)テオドール、(痰)ムコダイン

咳は止めた方が良い場合と、咳をして異物を出した方が良い場合があります。

■鼻水・くしゃみ

抗ヒスタミン薬(ポララミン・タジベールなど)

くしゃみは風邪で出る場合とアレルギーで出る場合があるため、同じ症状でも適した薬を使う必要が出てきます。

■喉の痛み

トローチやうがい薬など

■下痢やお腹の不調

胃腸の状態を良くする胃薬や整腸剤が一般的です。

また、下痢が続く場合は点滴をして水分補給をする場合もあります。

ここで挙げたのは一般的な薬の種類で、症状や患者さんの年齢によって種類や用量などが異なってきます。

また、多くの場合眠たくなるなどの副作用が出るため、飲むタイミングを見極めなければなりません。


風邪の症状や薬の種類が多い事から、時間がなくても受診をした方が良いと言える理由はよく分かりますね。

症状に合わせて適した薬をもらうようにしましょう。

処方されたものが違う名前である場合も大いにありますから、医師に相談して副作用なども聞いておきたいものですね。

薬は多くの場合症状を緩和するだけで、完治するためのものではありません。

風邪をひいたら出来るだけ体を休めて早く良くなりましょう。

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