乳癌のステージ4の生存率はどれぐらい?症状と治療の方法は?

目安時間:約 5分

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もし家族が乳癌になったら。
それもステージ4だったら。

あとどれぐらい生きられるのだろうか。
どんな症状が出て治療はどうすればいいのだろうか。

不安がいっぱいです。

乳癌のステージ4についてどれぐらいの生存率で症状と治療はどうなるのかをまとめました。

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乳癌のステージ4の生存率

乳癌のステージ4は末期がんといわれていて肺や骨、肝臓などへの転移が多く広がっている状態でもとの乳癌以外のところから離れたところに転移している「遠隔転移」がみられます。

血液にがん細胞がのって体のあらゆる機関に到達して増殖してしまうのです。

そのためがん細胞を完全に取り除くことは難しくなってきます。

乳癌はゆっくりと進行していく癌なので早く見つかればそれだけ生存率も高くなりますが、ステージ4では5年生存率は42%ぐらいといわれています。

ステージ3までに見つかり治療をすれば72%以上の生存率だということなのでやはりステージ4になると生存率は一気に下がってしまいます。
ですがこれはあくまでも統計なので個人で乳癌のステージ4でも状況は違ってきます。

実際に乳癌になりステージ4だったかたが元気に過ごされていることも多いです。

乳癌でステージ4と宣告されるのはつらいことかもしれないですが、それでも頑張って今の状況を乗り切っている人もたくさん見えます。

ステージ4だから生存率は42%しかないのではなく、42%もの人がステージ4の状態でも頑張っているんだととらえてほしいと思います。

乳癌のステージ4の症状

先ほどもお伝えした通り乳癌のステージ4は体のいろんなところに遠隔転移しているケースがとても多いです。

その転移先で痛みを感じることがあり、その痛みがだんだん強くなっていきます。

乳癌のステージ4は骨に転移することも多くその転移した付近の痛みとなります。
時には体を動かしただけでも強い痛みを伴うことがあります。

骨に転移すると骨の細胞を壊してしまうので骨自体が弱くもろくなってしまうので骨折しやすくなります。

特に転んだわけでもないのに歩くときに少し体重をかけただけでも骨折してしまうことがあります。

これを病的骨折といい、外部からの衝撃で骨折するのではなく癌という病気で体の中から骨折してしまうのです。

また骨が骨折することで脊髄に骨折した骨があたり圧迫してしまうこともあり手足の運動などの動きを脳から伝える中枢神経があるのでこの神経が圧迫され痺れなどが起こりやすくなります。

肺へ転移してしまうと咳や息苦しく感じることがあります。
咳がひどくなると骨に転移していた場合は咳の症状が骨にも負担をかけてしまうことがあります。

胸の痛みなどもあらわれたり、肺の裏側の背中が痛くなったりすることもあります。

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乳癌のステージ4の治療

のステージ4は体の各部に癌が転移しているため手術ができないケースが多いです。
そのためホルモン治療や抗がん剤などを使った治療になることが多いです。

ホルモン治療は乳癌が女性ホルモンに関係していることが分かっているので現在は有効な治療と言われています。
さらに副作用も少ないと言われています。

癌に侵されている箇所の局所治療で放射線治療をすることもありますし、いろんな治療を組み合わせて行うこともあります。

手術ができない状態であったものが抗がん剤などで癌が小さくなったら手術ができることもあったり今は医療が進歩していますので何年か前までは無理だったことが今では可能なこともたくさんあります。

ステージ4での治療は主に痛みの軽減や延命のために行われることが多く、完治を目的に治療することは少ないようです。

それでもその治療によって延命し余命より10年以上長く生き続けている人も多く見えます。

治療には副作用があったりととても大変だと思います。

お医者さんとよく話し合って最適な治療方法をみつけたらその治療で頑張ってほしいとおもいます。

そして本人も治療を頑張っているので家族の方も一緒になってできることをしてあげてほしいです。


乳癌のステージ4と言われたら、本人はもちろんご家族もつらいと思います。

本文中にも書きましたが今は医療が進歩しています。
希望を捨てないで治療に取り組みよくなられることをお祈り申し上げます。

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