乳がんステージ2の生存率や再発の可能性はどれぐらいなの?

目安時間:約 5分

女性の罹患率が高い乳がん。

知り合いや親族が乳がんになったと聞くと心配ですよね。

がんにはステージがあり、それぞれどんな症状が出るのか知らない方も多く、乳がんでの症状や生存率、再発の有無も気になるところ。

今回は、特に乳がんのステージ2についてお話を進めます。

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乳がんステージ2の生存率はどれぐらいなの?

乳がんのステージは、8つに分けられていて、数字の小さい方が初期、大きくなるにつれて末期へとなっています。

主に腫瘍の大きさと転移の有無を基準として各ステージに振り分けられます。

ステージ2は大きく2つに分けられ、腫瘍の大きさが2センチより小さいがリンパ節への転移が認められる場合、もしくは、腫瘍の大きさが2.1センチ~5センチでリンパ節への転移が認められない場合はステージ2A、腫瘍の大きさが2.1センチ~5センチでリンパ節への転移が認められる場合、もしくは、腫瘍の大きさが5センチよりも大きいがリンパ節への転移が認められない場合はステージ2Bと定められています。

リンパ節への転移と聞くと、「身体のどこかに転移していないか」など心配な点が増えると思いますが、乳がんのステージ2が見つかったといっても、末期や全身への転移などですぐに死に至るというようなことはありません。

実はこのステージ2での癌の発見は、どちらかと言うと早期発見であり、手術や化学療法など適切な治療によって社会復帰もできる状態なんです。

あまり気負いしすぎず、治療を進めましょう。

そして、他に気になることと言えば、生存率ですよね。

この乳がんのステージ2の段階では、生存率は8~9割と高い水準を保っています。

ただ、この生存率はステージ2のもので、高い生存率になるには早くがんを発見できるかどうかにかかっています。

早く発見できれば治療の幅も広いので、それだけ治療ができるということにもなります。

早期発見のためにも、乳がんセルフチェックや乳がん検診などを定期的に行うことをおすすめいたします★

乳がんステージ2は再発する可能性はある?

生存率の他に気になる点として、再発するかどうかということが気がかりだと思います。

乳がんのステージ2の状態では、再発する可能性はあるのでしょうか。

再発のお話をする前に、少し治療法についてご説明いたします。

乳がんが見つかった際、腫瘍を取り除くことを第一に考えます。

乳房の部分切除、または乳房切除を行うことになります。

このあと、術後放射線治療を施行し、治療は続くのですが、腫瘍の大きさによっては、化学療法を行い小さな腫瘍にしてから、切除をするパターンもあります。

リンパ節への転移が確認できる場合には、リンパ節切除も同時に行うこともあります。

術後、切除した部位の組織を病理診断し、がんの形態や性質、原発なのか、どのように広がっているのか、再発の危険性を調査します。

この結果を持って、放射線治療の内容やホルモン療法、化学療法、分子標的治療などの選択を行っていくこととなるでしょう。

さて、再発とは、あまりいい意味でなく、治療してがんがなくなったあとに再び出現し、乳がんを発症することを指します。

乳がんは、治療してから3年の間に再発することが多いと言われいますが、個人差があり、5年後、10年後に再発したという方もいらっしゃいます。

ステージ2の場合、適切な治療を行いがんの治療を継続して行っていると、再発率は13%と比較的低い数字であると報告されています。

先述しましたが、乳がんステージ2は早期発見なんです。

したがって、早期発見からしっかり治療し、手術、放射線治療などを乗り越え克服することで、以前と同じ生活もできますし社会復帰もできます。

その上、再発率も10%台と低めです。

乳がんが発覚したとはいえ、あまり不安に思いすぎず、前向きに治療を進めていってくださいね!

不安なことは溜め込まず、、医師や看護師、家族などとゆっくりお話くださいね。

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いかがでしたでしょうか。

乳がんになってしまった・・・確かにショックは大きいと思います。

しかし、生存率も高く、再発の可能性も比較的低いです。

落ち込みすぎず、これから先もしっかり元気に過ごせるよう、治療していきましょう!

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