帯状疱疹かもしれない時に受診のタイミングと何科に行けばいいか?ペインクリニックはどうなの?

目安時間:約 7分

水疱瘡の既往歴がある方なら発症する可能性のある帯状疱疹。

帯状疱疹を発症すれば、必ず医療機関での治療が必要となりますが、どのタイミングで病院へ行けばいいかわからない方も多いのではないでしょうか。

今回は帯状疱疹を発症した際の医療機関への受診のタイミングや診療科の案内についてお話したいと思います。

皆さんのお役に立ちますように・・・早速ご説明してまいります!

スポンサーリンク

帯状疱疹の受診のタイミングは?

まずは帯状疱疹の初期症状についてご紹介します。

初期症状といっても個人差もあり、さまざまな症状があります。

中でも多いのは、皮膚にヒリヒリ・チクチクするような痛みやかゆみ、違和感がある症状ですね。

他には、頭が痛くボーっとしていたり発疹や赤みが出現したりすることも。

この初期の段階だけでは、一般的には帯状疱疹と考えるよりも、虫刺されや何らかによってかぶれているのでは・・・と考える方が多いかもしれませんね。

ただ、帯状疱疹であれば、治療は早ければ早いほど早く治ると言われているので、受診のタイミングとしましては、なるべく早い段階で医療機関へ行く方が良いということが言えるでしょう。

痛みやかゆみの特徴としては、身体全身ではなく、左右どちらか半身に出ることです。

したがって、これらのような初期症状に気付いたら、早めに病院を受診しましょう。

帯状疱疹の受診は何科がいいの?

なるべく早期の段階で医療機関へ行くことがわかりました。

しかし、どの診療科を受診すれば適切な治療を受けることができるのでしょうか。

まず皆さんが一番に思いつくのは、皮膚科ではないでしょうか。

皮膚の痛みやかゆみ、症状が進めば水泡もできてくるので、皮膚科で対応可能であろうと考えますよね。

その通り、皮膚科も選択肢のひとつです。

また、帯状疱疹の症状が見られる部位によっては、例えば顔面に出た場合、眼科や耳鼻咽喉科への紹介もあり得ます。

まずは皮膚科を受診して、その後眼科や耳鼻咽喉科にて対応してもらうという方針もありだと思いますよ。

他には、内科でも対応可能です。

皮膚科となると、どうしても診療時間が限られていたりタイミングが合わなかったりといったことが多いようで、なかなか受診できないこともあるでしょう。

その際は、かかりつけの内科を受診すれば、適切な服薬等の治療方針を打ち出してくれるでしょう。

加えて、症状によっては点滴や塗布薬の処方、入院の可否も診てもらえるので、皮膚科でも内科でもどちらにせよ帯状疱疹の対応は可能ですね。

受診の際には、過去に水疱瘡を患ったことがあるか、出現した水泡に痛み・かゆみも伴っているかという点を伝えておくと、診断もスムーズですよ。

しかし・・・痛みがひどく動きにくいなどといった症状がある際、内科も皮膚科も対応はできますが、痛みを和らげるのが一番だと思う方もいるでしょう。

そんなときは、ペインクリニックを受診すると良いでしょう。

このことについては、次項で詳しく見てまいりましょう!

スポンサーリンク

帯状疱疹でペインクリニックに行くのはどのタイミング?

皆さん聞きなれないかもしれませんが、診療科の中にはペインクリニックという分類があります。

ひとりひとりの痛みの症状に対して、その人に合った痛みを和らげる治療を行っている診療科で、帯状疱疹の痛みにも対応してくれます。

先程、なるべく早く皮膚科や内科を受診すべきであるとご説明しましたが、ペインクリニックへの受診は、痛みが強く耐えられない場合に受診しましょう。

帯状疱疹には、帯状疱疹後神経痛といった後遺症も現れることがあります。

この痛みにも対応できるのがペインクリニックです。

今後後遺症が出ることのないよう、皮膚科とペインクリニックの両科の受診を勧めてくれるお医者さんもいますよ。

帯状疱疹を患っている間だけでなく、帯状疱疹の治療後の痛みにも対応してくれるので、長期的に見て受診しておくといいかもしれませんね。

ペインクリニックでの治療法では、主に神経ブロック、経皮的脊髄電気刺激療法、薬物療法などがあります。

①神経ブロック

交感神経によって私たちは痛みを感じているのですが、この交感神経を注射によってブロックし、痛みを抑制して神経の回復を試みる方法です。

②経皮的脊髄電気刺激療法

脊髄電気刺激装置を埋め込み、刺激を与えて痛みを無くす方法です。

電気刺激の装置を埋め込むなんて怖い!と思いますが、強い痛みを感じる方には有効だと言われており、ペインクリニックではよく用いられている方法です。

きちんと試験刺激も行った上で治療にあたりますので、心配いりませんよ。

③薬物療法

帯状疱疹中や後遺症での痛みを抑制するために、漢方や抗うつ剤、抗けいれん剤、抗不整脈剤、消炎鎮痛剤などを処方されます。

ご自身に合うお薬を処方してもらいましょう。

痛みと上手く付き合っていくためにも、長期的な治療にはなるかもしれませんが、きちんと治療を継続していきましょう。


いかがでしたでしょうか。

帯状疱疹を発症したときは、皮膚科や内科を受診すること、症状によっては眼科や耳鼻咽喉科への受診も必要となること、痛みによってはペインクリニックの受診も並行して行うことがわかりました。

つらい帯状疱疹を早く治すためにも、後遺症などに悩まされないためにも、なるべく早い段階で医療機関を受診してくださいね。

スポンサーリンク


コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

CAPTCHA


トラックバックURL: 
当サイト人気記事
季節の病気
科別
症状別
アーカイブ
最近の投稿