子供が中耳炎の時にプールに入っても大丈夫?切開した後や治りかけの時は?

目安時間:約 5分

赤ちゃんから2歳児までのほとんどは一度はかかると言われる中耳炎。

10才くらいまでは風邪をひくと度々併発してしまう症状です。

子供にとって耳が痛く機嫌が悪くなる事が多い耳の病気です。

では、この中耳炎にかかった時スイミングに行く事は大丈夫なのでしょうか?

今回は、子供が中耳炎になった時のスイミングに行く判断で大切な点を考えていきます。

ぜひ参考にしてください。

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子供が中耳炎の時はプールに入っても大丈夫?

先ずは中耳炎の仕組みから見ていきます。

子供はウィルスを鼻やのどから吸い込み、風邪をひく事が多くあります。

この病原菌が耳管という管を通って耳の奥に運ばれ、そこで炎症を起こして腫れたり、膿を持ったりする症状が中耳炎です。

大人は、この耳管が細く傾斜があるため中耳炎になり難いのですが、子供は大人に比べて、耳管が太く、傾斜がなだらかであるため炎症を起こしやすいと言われています。

では、中耳炎の時にはプールに入らない方が良いのでしょうか?

症状の進み具合や治療の経過で判断されますが、以下のような事はありません。

・耳に水が入って中耳炎になる

・中耳炎は1度なるとクセになる

これらは誤解であると言われています。

一般的には短時間で、水遊びくらいの程度であれば、心配なくプールに入れるようです。

ただ、中耳炎である事を伝えて出来れば耳栓や耳まで覆えるスイミングキャップを用意しておく事が出来るでしょう。

そして完全に治るまで、根気良くに耳鼻に通いましょう。

中耳炎で切開したらプールはどうしたらいい?

では、次に中耳炎の治療に注目しましょう。

中耳炎は鼓膜の炎症が4段階に分かれており、専門医によっては通常、炎症の1度では薬で、2度以降では切開手術がすすめられます。

手術と言っても局部麻酔をして数㎜の傷を入れてチューブを差し込み、膿を吸い取るだけの手術で比較的簡単です。

また、耳鼻科によっては手術をさせない場合もあります。

子供のうちは、手術より抗生物質を使った長期的な治療を好む親御さんも多い事でしょう。

それぞれのケースと医師の方針によって、治療の方法が変わってくる事が現実のようです。

では、鼓膜の切開手術をした後では、プールはどのようにすれば良いのでしょうか?

①手術においては通常の生活に支障はなく、プールは耳栓とスイミングキャップ使用で可能であるという所もあるようです。

②局所麻酔は直ぐに覚めていきますが、痛みや違和感がある場合にはスイミングは控えた方が良いかもしれません。

③いずれにしても、医師の診断に寄ってスイミングが再開出来る事を覚えておきましょう。

また、「滲出性耳鼻炎」では、耳の中から滲出液がしばらく出る事があります。

この場合も、医師に相談してスイミングを再開しましょう。

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中耳炎の治りかけの時にプールに入れる?

中耳炎の治療を始めて完治するには、数週間~数か月かかる事もあります。

その治療を怠ると、中耳炎にかかりやすくなる事から、治療には根気良く続けることが何よりも必要でしょう。

では、中耳炎の治療とスイミングの再開までの注意点をあげておきましょう。

■耳栓の使用

治療が進んでくると面倒になってくるかもしれませんが、耳の中を保護する耳栓を忘れないようにします。

医師の指示で使用しなくても大丈夫である事を確認してから使用を終えます。

■耳に水が入った場合

耳に水が入ったままだと中耳炎にはならないものの、聞こえが悪くなったり場合によっては痛みの原因になる場合があります。

必ず、水を取り除いて乾いた状態を保つようにしましょう。

■鼻水

鼻水がたまらないように気を付けます。

鼻が詰まると、鼻水が再度耳管に流れやすくなってしまうため、中耳炎が再発する危険があります。

小まめに鼻をかむか、吸引してあげましょう。

■薬

治りかけても、完治するまで服薬や通院を止めないようにしましょう。


スイミングにおける中耳炎治療について見ていきましたが、いかがでしたか?

子供の間にはよくかかる耳のトラブル。

子供が耳の痛みを訴えたら、先ずは、発熱など風邪の症状を注意してあげましょう。

それでも耳が痛い場合、早めに耳鼻科に連れて行ってあげましょう。

お大事にしてくださいね。

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